用途にあわせて接続パーツを変えると鞄に付ける事も出来ますし、お部屋のオーナメントにしても可愛いです。
たんぽぽ三角ポーチの作り方
裁ち方図(型紙・囲み製図)
- 表布:縦12cm×横25cm
- 内布:縦12cm×横25cm
- 口布:縦7cm×横31cm
- 花びら用布:縦17cm×横67cm(リボンでも可)
- バネ口:12cm
- Dカン:1個(使いたいパーツに変更しても良い)
- Dカンを付けるリボン:4cm
- 型紙を作るときのコンパス
- バネ口のネジを差し込むためのペンチや金づち。今回は釣具のスプリットリングプライヤーを使用しました。
今回私が使用した工具系の道具を、裁ち方図の2枚目に載せてあります。無くても問題ありませんが、かんしやロータリーカッターがあると色々便利です。
花びらを布ではなくリボンにした場合は、次の材料を用意してください。
- リボン小:幅1.3cm×9cm 17本 合計153cm
- リボン大:幅2cm×14cm 13本 合計182cm
Step.1
パーツが多いので確認をします。
今回花びら大を9枚で製作しましたが11枚の方がキレイに仕上がるので、11枚裁断してください。
写真にはありませんがリボンで花びらを作る場合は、リボン小長さ9cmを17本、リボン大長さ14cmを13本裁断してください。
Step.2
口布2枚の裏に接着芯を貼ります。
接着芯を貼った裏面に端から2cmの所に4ヶ所線を引きます。
Step.3
表布に、図の様に半径4cmの線を引きます。
引いた後、2枚目の図の様に3ヶ所印を入れます。
Step.4
花びら17枚を作ります。
中表に縦に半分に折って、わとは逆の9mmのところで縫います。(布端から9mmのところ)
ガイド用に、ミシンの貼り方1cmの所にマスキングテープを貼っておき、そこから少し控えるように縫うと、縫いやすいです。
9mmで縫った縫いしろを割って、下から1cmの所を縫ってからひっくり返します。
Step.5
簡単なひっくり返し方を説明します。
9mmで縫った後、隙間にハサミを入れてパカッと開きます。
開いたら指で押さえて、端から1cmのところで縫います。
この時端を少し控えて真ん中だけ縫うと、ひっくり返した時に角がキレイに出しやすいです。
かんしを中に入れて摘まみ、ひっくり返すと早く表に返すことが出来ます。
表に返す前に、きちんと縫い代を真ん中で割ると、キレイな形になります。
Step.6
口布を作ります。
step2で書いた2cmの線に合わせて折り、さらに線で折って三つ折りにします。
三つ折りした所を、端から7mmでステッチをします。
ステッチした後、縦に2つ折りをして、開かないように端をステッチします。
Step.7
たんぽぽのがくを作ります。
中表に重ねて、カーブの部分を端から5mmで縫います。
裏返したときにキレイなシルエットが出るように、切り込みを沢山入れてひっくり返します。
ひっくり返したらアイロンをして形を整えます。
Step.8
本体に花びらを付けます。
先ほど作った花びらの布端が、Step.3で書いた線より内側に来るように花びらを並べながら縫い止めます。
今回はありませんが、写真2枚目のみどり色の位置に花びらがある方がバランスが良いと思いました。
Step.9
がくを本体に付けます。
がくの中心と本体の中心を重ねて、端ミシンをします。
半円の外回りをミシンの押さえ金の幅(5mm位)でステッチします。
Step.10
リボンのタイプの花びらの付け方も解説します。
2つ折りにした花びらを図の様に均等に縫い付けます。
こちらも線の内側に仮止めのステッチが入るようにしてください。
step9と同じようにがくを付けます。
Step.11
がくの中心の印から5㎜離れたところに、Dカンを通したリボンを挟みます。
がくの上に口布を付けます。
がくの中心の印が見える幅(1mm位)隙間を開けて、端から9mmで縫います。花びら縫わないように気を付けてください。
Step.12
内布を付けます。
先ほど縫い合わせた口布の上に、内布を中表にして重ね、端から1cmで縫います。
表側を上にして縫うと、Step.11でで縫った9mmのステッチがガイドになります。この時必ず、9mmのステッチより外側(花びら側)を縫います。
Step.13
縫ったら開いて、内布側を端ミシンで押さえます。
Step.14
本体を2つ折りにして、1cmで縫います。
表布と内布の繋ぎ目を揃えると仕上がりがキレイです。
縫ったら指で縫い代を割ります。
Step.15
表布の底を縫います。
花びらをステッチで踏まないように、指で中に押し込んでから1cmで縫います。
Step.16
内布の底を縫います。
端から端までは縫わずに、中心の縫い代までを縫います。(写真1枚目)
今縫ったところのラインで、生地をくるむようにひっくり返します。(写真2枚目)
Step.17
縫わなかった内布の底の空き口から、本体を表にひっくり返します。
花びらではなく、本体を摘まんでひっくり返します。
ひっくり返したら、内布の口をまつるか、ミシンで縫って閉じてください。
Step.18
バネ口を開いて、1本ずつ口布に差し込みます。
手で途中までネジを入れてから、工具を使ってしっかり固定をしてください。
Step.19
完成です。
2枚目の写真は花びらがない、シンプルな三角ポーチです。
金具はナスカンを使用した例です。
作り方のポイント
今回花びらを布で作るパターンと、簡単なリボンで作るパターンを紹介しました。どちらも薄く張りのある有る生地や素材を選んでください。
このアイテムを作ったきっかけ
のど飴を普段から持ち歩いているので、沢山入るポーチを作りました。リップやヘアピンやゴムなど、ひとまとめにしたい小物を入れてみてください。
この作品で使用した布
ラッピングペーパーみたいなシンプルな斜線。 ガーランドを作ったり、プレゼントのアクセントしたり、紙のようにいろいろ遊んで…