くじらの花瓶カバー②の作り方
裁ち方図(型紙・囲み製図)
- 瓶:高さ約12cm、瓶の1番大きい所の直径が約5.5cm ※型紙で微調節出来ます
- 表布:縦15cm×横52cm
- 裏布:縦15cm×横52cm
- ハードフェルトか3mmのフェルト:縦10cm×横15cm
- バイアステープ:ふちどりタイプ幅8mmを25cm
- ボールビーズ:6mmを2個(お好みのボタンでも)
Step.1
写真は【くじらの花瓶カバー1】のものですが、まず用意した瓶が型紙に合っているか確認をします。
紙で縫い代無しの型紙を作り、両端をセロテープで貼り、サイズやシルエットを確認します。
カバーに入ったまま瓶を出し入れ出来るのが理想の大きさなので、出しにくさがあれば少し大きめに開けます。
瓶がすっぽり入ってしまう時は少し下の長さを短くします。逆に瓶がはみ出すぎてしまう時は、長くします。
Step.2
裁断をします。
バイアステープは裁断しないまま使います。
生地の張りが足りない時は、接着芯を貼って下さい。
Step.3
ひれの位置を決めます。
脇の縫い代は5mmなので、その分をイメージして位置を決めます。小さく印を付けても良いですし、まち針で止めても良いです。反対側はひれの向きが逆になるので注意してください。
ひれの付け根を端ステッチします。
Step.4
表布と表布、内布と内布、各々中表にして両脇を5mmで縫います。
このときガイド用として、針から5mmの所にマスキングテープを縦に貼っておきます。押さえ金から手前1cm位の所のガイドと生地の境目を見ながら縫うと、キレイに重ねて縫えます。
中表にした時に、ひれの位置が揃っているかも確認してください。揃っていると仕上がりがキレイです。
Step.5
表布も内布も縫った所を割ります。カーブのアイロンがかけにくい時は、タオルを丸めて下に入れたりしてみて下さい。
次に、内側も外側も裏面になるように重ねて入れて下さい。
Step.6
くじらの底を縫います。
縫い代は5mmなので、先程のマスキングテープをガイドに一周縫って下さい。脇の縫い代をきちんと割って脇と脇がずれない様に合わせると、キレイに仕上がります。
縫えたら表にひっくり返します。
Step.7
内布側に端ミシンをします。
ステッチで他の箇所の布を一緒に縫ってしまわないように、確認しながらゆっくり縫います。
※ステッチをしにくい箇所なので出来ない場合は、端ミシンをしなくても大丈夫です。
表布と内布の境目を山折し、アイロンをしてから表と内側一緒に底を一周ステッチして下さい。
その時は5mmより狭い幅で縫うと縫い代が押さえられて形が落ち着きます。
Step.8
くじらの頭を一周端縫いします。
くじらの底を縫った時と同じで、脇の縫い代は必ず割って合わせて下さい。
Step.9
バイアステープを付けます。
バイアステープは半分に折った時に短い方と長い方があります。表側に短い方を開いて縫い付けていきます。
Step.10
バイアステープの端を7~8mm程内側に折って、くじらの後ろ側の脇に沿うように、まち針などで止めます。
Step.11
バイアステープを開いた時の、谷折りの線の上を縫っていきます。
最後、1cm程バイアステープを重ねられる分量を確認してからバイアステープを切って下さい。重ねる所は、谷折と谷折を揃えて重ねて縫います。
Step.12
表側にバイアステープが付きました。
Step.13
次にバイアステープを内側に付けますが、先ず重ねた所をキレイにくるみます。
外側のバイアステープの広い側を開いてから、step10で折った7~8mmの線を延長して折ります。
右側のバイアステープに重ねる様に内側に折ります。その後今広げた広い側のバイアステープを中側に折り込みます。
Step.14
中側に折り込んだらまち針等で止めて、一周まつり縫いをします。私はコの字とじをしてあります。
Step.15
しっぽ(ホエールテール)を付けます。
くじらの背中側の縫い目に沿って、しっぽの中心を合わせ、下から3分の2程縫います。
Step.16
しっぽを閉じて2枚重ねたまま、しっぽを縫い付けていない位置まで斜めに縫います。
そうすると、良い角度でしっぽが開きます。
Step.17
目の位置を決めます。
目の位置で表情が凄く変わるので、お好みの位置に目を付けてください。
Step.18
目を付けます。
片目を付けてから少し体を平たく閉じて反対側の目の位置を合わせると、両側の目の位置を揃えやすいです。
Step.19
完成です。
作り方のポイント
帆布等、固めの張りのある生地の方がシルエットがキレイに出て、使用の際も安定します。
このアイテムを作ったきっかけ
空っぽになった瓶にお花をよく飾るのですが、文字が印刷されていたり形が好きじゃなかったり、そんな瓶が可愛くなるカバーを作りました。