ガーゼで作るボレロカーディガンの作り方

2023年5月31日
お裁縫（ソーイング）
夏のハンドメイド, 難易度★★★, ダブルガーゼ, マフラー・ストール, 大人服, 商用利用可能, nunocoto fabric
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難易度：★★★（むずかしい）

ガーゼで作るボレロカーディガンです。ガーゼは生地が大きくなるほど伸びやすくなるので難易度をむずかしいにしてありますが、全て直線縫いだけです。

仕上がりのサイズは裄丈(首の付け根から袖先)63㎝、腕を入れる背中の部分の空きが70㎝、袖の縫ってある部分が28㎝、袖口は平置きで31㎝です。

なれている方は手持ちのマフラーやバスタオルなどで仕上がりサイズをイメージしてから、お好みサイズで製作が可能です。

ガーゼで作るボレロカーディガンの作り方

裁ち方図（型紙・囲み製図）

表布：縦130cm×横72cm
伸び止めテープ平：幅12㎜
バイヤステープふちどり：幅8㎜×長さ286cm

※ロックミシンがあればバイヤステープはいりません。

Step．1

71.5㎝を４本、64㎝を４本。
伸び止めテープを裁断します。

71.5㎝の伸び止めテープには33㎝の所に縦線を入れます。袖口側になる方の縦線の横に、点の印を付けておくと袖口側が分かりやすいです。

64㎝の伸び止めテープは半分の32㎝の所に縦線を入れます。

Step．2

型紙通りに裁断した２枚のダブルガーゼに印を付けます。

縦の袖口と背中心は、真ん中の32㎝の所に点の印を入れます。

71.5㎝側の縫い止まり位置は分かりやすいように、袖口から33㎝の所に上下とも縦に点を2つ入れます。左右逆向きに印を入れるので、柄の向きがある生地は特に印の付け間違いに気を付けてください。こちらも伸び止めテープと同じで、袖口側に点の印を入れておきます。

Step．3

伸び止めテープを貼ります。
型紙の上に裁断したガーゼをピッタリ重ねて、その上に伸び止めテープを重ねます。印が揃っているか向きは合っているか、確認してください。

Step．4

伸び止めテープはまず、印を付けた辺りを5cm程だけ貼ります。次に端を少し貼ります。

最後に残りのところを貼ります。ガーゼが伸びている時は型紙にガーゼが合う様にいせ込みをして、正しい幅になってから貼ってください。

Step．5

背中心側の伸び止めテープは、端から2㎜程控えて貼ります。袖口側に貼らないように印を確認してから貼ってください。

袖口側は控えずに貼ります。

step4と同じで型紙に合わせながら、中心→端→その真ん中の順で伸び止めテープを貼ってください。

Step．6

角の伸び止めテープは、重ならないように切り落としてください。

ガーゼ2枚が、左右対称になっていることを確認してください。

Step．7

背中心を縫います。
生地の裏が内側になるように重ねて、まち針等で止めてから5㎜で縫います。

Step．8

5㎜で縫った後2㎜切り落とします。
2㎜以上切らないように気を付けてください。

Step．9

step7で縫ったところをアイロンで押さえてから、開いて縫い代を割ります。

割ったら裏返して縫い目のところで半分に折り、アイロンでしっかり押さえます。

Step．10

step9で折った所を7㎜で縫います。
縫うときに指先を立てて、台に生地を押さえるようにゆっくり縫い進めるとずれが出にくいです。

Step．11

生地にねじれなどが無いか確認をしてから、縫い目をアイロンで押さえます。

生地を開いて、左右どちらか片側に縫い代を倒してしっかりアイロンをしてください。

Step．12

この時背中心の表側に糸が出ていたりしますが、引っ張らずに丁寧に出ているところだけを切って処理をしてください。

Step．13

袖口にアイロンで折り目を付けます。
始めに裏側に袖口を1cm折ってから、次に5㎝折ります。しっかり折って印が付いたら開いておきます。

アイロン定規があると便利ですが、無い時は厚紙に1cmと5cmの線を書いて定規がわりに使う方法もあります。ボールペンで線を引くと生地に色写りしたりする時があるので、薄めの鉛筆をオススメします。

Step．14

ボレロの横を上下ともバイヤステープでくるみます。

ロックミシンがある場合はロックミシンをかけますが、今回は無い場合で説明します。

バイアステープふちどりは、半分に折った時に幅が短い方と長い方があります。表側に短い方を開いて縫い付けていきます。バイアステープを開いた時の、谷折りの線の上を縫っていきます。2枚目の写真の3の矢印の角を揃えてから縫ってください。