作り方は簡単!図案をカレンダーに下書きし、あらかじめ刺す箇所には穴を開けて針を通していきます。
布への刺繍が苦手な方も、工作気分で気軽に楽しむことが出来ると思いますよ。
紙刺繍で飾ろう!8月のカレンダーの作り方
- 市販のカレンダー(見本は無印良品の卓上カレンダーを使用)
- 刺繍糸:適量(見本はコスモ25番刺繍糸299黄色、2025水色、144Aオレンジを使用)
Step.1
見本は無印良品の卓上カレンダーを使っています。
裏面は翌月のメモ欄になっているので、なるべく邪魔しない場所に刺していきます。
まずは図案を鉛筆で下書きしていきます。
Step.2
月の数字の周りに花火の図案を下書きします。
まずは上下左右に雫の形を描きます。
続いて、その間にも同じ大きさの雫を描きます。
Step.3
同じ大きさの雫だけだとお花のように見えるので、その間は小さめの雫を描きます。
これで花火の下書きは完成です。
Step.4
続いてラインの図案を下書きします。
まずは縦に適当な長さの線を引きます。
そこに5mmの間隔で印をつけます。
Step.5
つけた印のひとつおきに、クロス(十字)を描きます。
これでラインの下書きの完成です。
Step.6
画像を参照して穴を開ける部分に印をつけていきます。
画像ではわかりやすく赤ペンを使用していますが、実際に作業する場合は後で消すので鉛筆で印をつけます。
Step.7
カッティングマットなど固いものの上で目打ちや針を使って穴を開けていきます。
画像中央のカルコという大工道具(ホームセンターで販売されています)も、持ちやすく穴を開けやすいのでおすすめです。
穴は大き過ぎると隣の穴と繋がってしまったりするので、画像くらいのほんの少し開ける程度にします。
Step.8
穴を開け終わったら、下書きの線を消します。
図案が複雑で刺す時にわからなくなりそうであれば、この時点で写真を撮っておきます。
Step.9
花火とライン、どちらからでも刺し始めて構いません。
花火はレゼーデージステッチを2色使いで刺していきます。
25番刺繍糸は6本で1束になっているので、50〜60cmでカットして必要な本数を1本ずつ引き出して使います。
299番(黄色)、2025番(水色)を3本それぞれ針に通し、片方に玉結びをします。
Step.10
どの雫から刺しても構いません。
穴に刺しやすいように台紙を裏返しにし、大きい雫は黄色の糸がついた針は雫の根元に、水色の糸がついた針は雫の先端にそれぞれ刺します。
Step.11
糸が絡まないように注意して、それぞれ糸を全部引き出します。
続いて黄色の色がついた針を水色の糸にぐるっとかけて、針を出した穴に刺し戻します。
Step.12
水色の糸を押さえて、黄色の糸がついた針を引きます。
次に水色の糸がついた針を黄色の糸の外側から針を出した穴に刺し戻し、糸を全部引き出します。
これでレゼーデージステッチがひとつできました。
雫が大きくならないように糸をしっかり引くと、花火らしく見えます。
あとは隣へと刺し進めていきます。
Step.13
刺し順は見本では大きい雫を全部刺したあと小さい雫を刺していますが、大小と順に刺しても構いません。
小さい雫は糸を反転させて刺します。
刺し終わりは裏面で玉留めをして糸を切ります。
Step.14
ラインの図案の刺繍はフレンチノットステッチとストレートステッチで刺していきます。
フレンチノットステッチは299番(黄色)を3本針に通し、片方に玉結びをします。
台紙を裏返しにして、裏面から針を入れ、糸を全部引き出します。
Step.15
針に糸を2回巻きつけ、出した穴に少し針を刺します。
Step.16
巻きつけた糸を針を持つ手と反対の手で引き、根元に糸をまとめます。
糸を引いてまとめたまま、裏面に針を抜きゆっくりを糸を全部引きます。
糸を引いた手は引く糸がなくなるギリギリまで持っておくと、糸が絡まず失敗しにくくなります。
Step.17
クロスはストレートステッチで刺します。
144A(オレンジ)を3本針に通し、片方に玉結びをします。
縦横どちらを先に刺しても構いませんが、どちらかに統一して刺すとスッキリ整って見えます。
刺し終わりは裏面に玉留めをして糸を切ります。
Step.18
これで全ての図案の出来上がりです。
お好きな配色で楽しんでみてくださいね。
作り方のポイント
穴を大きく開け過ぎると近くの穴と繋がってしまったりするので、ほんの少し穴が開く程度にしておきます。
日付欄をステッチしたりしても素敵です。
このアイテムを作ったきっかけ
シンプルなカレンダーに少し手を加えて、手作りの雰囲気を感じられるようなものを、と思い毎月のシリーズとして作っています。
今月は花火と、ドット&クロスのラインです。