作り方は簡単!図案をカレンダーに下書きし、あらかじめ刺す箇所には穴を開けて針を通していきます。
布への刺繍が苦手な方も、工作気分で気軽に楽しむことが出来ると思いますよ。
紙刺繍で飾ろう!9月のカレンダーの作り方
- 市販のカレンダー(見本は無印良品の卓上カレンダーを使用)
- 刺繍糸:適量(見本はコスモ25番刺繍糸765紫色、717茶色を使用)
Step.1
見本は無印良品の卓上カレンダーを使っています。
裏面は翌月のメモ欄になっているので、なるべく邪魔しない場所に刺していきます。
まずは図案を鉛筆で下書きします。
Step.2
月の数字の中央周りにブドウの図案を下書きします。
円の図案を描く時は、円定規があると便利です。
まずは月の数字の中央に直径7.5mmの円を描きます。
続いて、その両脇に斜めに円を描きます。
Step.3
続いて円に少しかぶせて、上下に2つずつ円を描きます。
最後は下にまた少しかぶせて、1つ円を描きます。
Step.4
上に枝を描き足します。
次に間違えて穴を空けないように、アウトラインのみ残し、いらない線を消しておきます。
その際、円の下部の線を少し残しておくと立体感がでます。(画像参照)
Step.5
続いてツタのラインの下書きをします。
ゆるやかな曲線を描き、上下に枝を描きます。
短めの枝にしましたが、クルクルと長めの枝をつけてもいいと思います。
これで下書きの完成です。
Step.6
画像を参照して穴を開ける部分に印をつけていきます。
画像ではわかりやすく赤ペンを使用していますが、実際に作業する場合は後で消すので鉛筆で印をつけます。
Step.7
カッティングマットなど固いものの上で目打ちや針を使って穴を開けていきます。
画像中央のカルコという大工道具(ホームセンターで販売されています)も、持ちやすく穴を開けやすいのでおすすめです。
穴は大き過ぎると隣の穴と繋がってしまったりするので、画像くらいのほんの少し開ける程度にします。
Step.8
穴を開け終わったら、下書きの線を消します。
図案が複雑で刺す時にわからなくなりそうであれば、この時点で写真を撮っておきます。
Step.9
ブドウとライン、どちらからでも刺し始めて構いません。
ブドウは、アウトラインステッチとストレートステッチで刺していきます。
25番刺繍糸は6本で1束になっているので、50〜60cmでカットして必要な本数を1本ずつ引き出して使います。
765番(紫色)を3本針に通し、片方に玉結びをします。
Step.10
台紙を裏返しにして円の始点から針を刺し、糸を全部引き出します。
続いて表に返して2つ先の穴に刺し、糸は全部引かずに少し残しておきます。
Step.11
台紙を裏返しにして間の穴に刺します。
続いて表に返し、残しておいた糸を割らないようにして下側から糸を全部引き出します。
Step.12
あとは円の終点まで出した穴から2つ先へ針を刺し、間の穴から針を出すことを繰り返します。
Step.13
円を繋げて刺すと糸が広がり綺麗なラインにならないので、円の終点は2つ先に針を刺すところを1つ先に針を刺してステッチを終わらせます。
Step.14
円の下部を残している部分は次の円の始点が前の円の終点の1つ前の穴になるので、前の円の糸を割らないように糸の外側から針を出します。
Step.15
円の終点と次の円の始点が同じ場合は、始点から針を出すと糸が戻ってきてしまうので、刺し始めが変わります。
まずは円の始点の2つ先から針を出し、続いて始点の穴に針を刺し、糸を少し残します。
Step.16
間の穴から針を出し、そのままステッチを続けます。
刺し終わりは裏面で玉留めをして糸を切ります。
Step.17
717(茶色)を3本針に通し、片方に玉結びをします。
ブドウの枝をストレートステッチで2回重ねて刺します。
ツタの糸も同じですが、少し場所が離れているので玉留めをして糸を切ります。
これでブドウのステッチの完成です。
Step.18
ツタはバックステッチで刺します。
ツタの枝をクルクルと長めにした場合は、その部分のみアウトラインステッチにすると曲線に仕上がります。
これで全ての図案の出来上がりです。
お好きな配色で楽しんでみてくださいね。
作り方のポイント
穴を大きく開け過ぎると近くの穴と繋がってしまったりするので、ほんの少し穴が開く程度にしておきます。
日付欄をステッチしたりしても素敵です。
このアイテムを作ったきっかけ
シンプルなカレンダーに少し手を加えて、手作りの雰囲気を感じられるようなものを、と思い毎月のシリーズとして作っています。
今月はブドウと、ツタのラインです。