花の蜜が大好きなメジロにとって、寒い時季に咲く椿の花はありがたい存在なのだそう。
コラムの最後にダウンロードできる刺繍図案がありますので、ぜひ刺してみてください。
【図案付き】椿とメジロの刺繍の作り方
- 布:1枚 (見本はコスモのコットンクロス「ペールグレー」)
- コスモ25番刺繍糸:324番(黄緑)、338番(緑)、345番(赤)、2040番(茶)、2299番(黄)
- DMC 25番刺繍糸:712番(オフホワイト)
Step.1
布に図案を写します。
図案が動かないように、布にまち針で固定します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして図案と布の間に置き、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞってください。
Step.2
刺繍枠をはめて布をぴんと張った状態で刺繍を始めます。
指定箇所以外2本取りで刺繍をします。刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
【刺し始めのやり方】
布の上から針を刺し、小さな並縫いを2目入れ、糸をぎりぎりまで引きます。糸端を少し残して1つ前の穴に刺すと糸が絡まってとまるので、出ている糸を切ります。(裏に玉結びがあると刺繍しにくい場合があるため、この方法がおすすめです。)
Step.3
椿の中央をサテンステッチで刺します。
曲線を描いている端から刺すのは難しいので、真ん中から刺し始めてください。
Step.4
糸を変えます。裏の糸を2回すくって絡ませてから、糸端を切ってください。
新しい糸も裏の糸を2回すくって絡ませると解けないので、玉結びは不要です。
Step.5
椿の花びらをサテンステッチで刺します。
中央に向かって放射状になるように刺してください。
Step.6
重なっている花びらの中で手前にある花びらから先に刺し、その後に後ろにある花びらを刺すようにしてください。
Step.7
葉をサテンステッチで刺します。
まず頂点に1本ステッチを入れ、それに沿って片方ずつ刺していきます。斜めを保って刺繍するときれいに仕上がります。
Step.8
葉の片側が刺せたら、もう一方も刺していきます。
外側の線から針を出し、葉の真ん中の線上にある穴と同じ穴に刺すと、葉脈がきれいに出ます。
同様にあと2枚の葉も刺してください。
Step.9
メジロの羽をサテンステッチで刺します。
Step.10
メジロの尾をサテンステッチで刺します。
Step.11
くちばしを1本取りのサテンステッチで刺します。
斜めのステッチをずらして重ねるようにして、先を尖らせてください。
Step.12
メジロの頭からお腹を順番にサテンステッチで刺します。
Step.13
椿のつぼみと残りの葉をサテンステッチで刺します。
Step.14
枝をアウトラインステッチで刺します。
Step.15
メジロの足をアウトラインステッチとストレートステッチで刺します。
Step.16
最後に椿の中央にフレンチノットステッチ(2回巻き)を入れたら刺繍の完成です。
Step.17
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませるか、水道の水で流してください。
Step.18
アイロンをかけます。
アイロン台と布の間にタオルを敷いて、刺繍した面を下にしてかけると、刺繍が潰れすぎないのでおすすめです。布を軽く引っ張りながらアイロンをかけ、しわが取れたら完成です!
作り方のポイント
簡単なステッチで刺せる図案なので、特に難しいところはありません。
メジロのくちばしの先を尖らせるように意識して刺すと格好良くなります。
このアイテムを作ったきっかけ
椿山荘で結婚式を挙げたので、椿は思い出の花の一つです。
これからの季節にもぴったりなので、皆さんもぜひ刺してみてくださいね!
図案のダウンロードはこちら
※A4で印刷してご利用ください