作り方は簡単!図案をカレンダーに下書きし、あらかじめ刺す箇所には穴を開けて針を通していきます。
布への刺繍が苦手な方も、工作気分で気軽に楽しむことが出来ると思いますよ。
紙刺繍で飾ろう!10月のカレンダーの作り方
- 市販のカレンダー(見本は無印良品の卓上カレンダーを使用)
- 刺繍糸:適量(見本はコスモ25番刺繍糸717茶色、653ピンクを使用)
Step.1
見本は無印良品の卓上カレンダーを使っています。
裏面は翌月のメモ欄になっているので、なるべく邪魔しない場所に刺していきます。
まずは図案を鉛筆で下書きします。
Step.2
月の数字の中央周りにリースの図案を下書きします。
円の図案を描く時は、円定規があると便利です。
まずは月の数字を中心に直径20mmの円を描きます。
続いて、円の上下左右に外側に向かって斜めに棘(トゲ)を描きます。
Step.3
続いて外側の棘(トゲ)と互い違いになるように、内側に向かって斜めに棘(トゲ)を描きます。
Step.4
上に薔薇の実を描き足します。
棘(トゲ)の根元を目安に円の外側、内側それぞれに印をつけていきます。
Step.5
続いて年号と月の周りに薔薇のお花を下書きしていきます。
まず年号の下にラインを引き、延長線上に直径10mmの円を描きます。
続いて直径9mmと6mmの円を書き足します。
これで下書きの完成です。
Step.6
画像を参照して穴を開ける部分に印をつけていきます。
画像ではわかりやすく赤ペンを使用していますが、実際に作業する場合は後で消すので鉛筆で印をつけます。
Step.7
カッティングマットなど固いものの上で目打ちや針を使って穴を開けていきます。
画像中央のカルコという大工道具(ホームセンターで販売されています)も、持ちやすく穴を開けやすいのでおすすめです。
穴は大き過ぎると隣の穴と繋がってしまったりするので、画像くらいのほんの少し開ける程度にします。
Step.8
今回はリースの図案が複雑で刺す時にわからなくなりそうなので、この時点で写真を撮っておきます。
その後、下書きの線を消します。
Step.9
リースとお花、どちらからでも刺し始めて構いません。
リースは、アウトラインステッチとストレートステッチ、フレンチノットステッチで刺していきます。
25番刺繍糸は6本で1束になっているので、50〜60cmでカットして必要な本数を1本ずつ引き出して使います。
717番(茶色)を2本針に通し、片方に玉結びをして刺し始めます。
まずはリースの円の部分をアウトラインステッチで刺します。
Step.10
続いて棘(トゲ)の部分をストレートステッチで刺します。
根元はリースのアウトラインステッチの穴と共有して刺しますが、外側のステッチはリースのアウトラインステッチをまたぐように、内側のステッチはまたがずに刺すと立体感が出ます。
Step.11
薔薇の実の部分は653番(ピンク)を2本針に通し、フレンチノットステッチを2回巻きで刺します。
Step.12
薔薇のお花はスパイダーウェブローズステッチで刺していきます。
まずは653番(ピンク)を3本針に通し、片方に玉結びをして円の中心から外側に向かってストレートステッチを刺します。
刺し終わったら、再度中心から針を出します。
Step.13
5本のストレートステッチに互い違いに糸をくぐらせて円を作っていきます。
画像だと①→③→⑤→②→④→①→③
というようにくぐらせます。
Step.14
糸を引きすぎたり緩すぎたりせず、均等にすると綺麗な円に仕上がります。
円の外側もギリギリまでくぐらせて、どこかの外側の穴に針を入れて裏側で玉止めをします。
Step.15
他の円も同じように刺していきます。
年号の下は717番(茶)を2本針に通し、バックステッチで刺します。
これで全てのステッチの完成です。
お好きな配色で楽しんでみてくださいね。
作り方のポイント
穴を大きく開け過ぎると近くの穴と繋がってしまったりするので、ほんの少し穴が開く程度にしておきます。
日付欄をステッチしたりしても素敵です。
このアイテムを作ったきっかけ
シンプルなカレンダーに少し手を加えて、手作りの雰囲気を感じられるようなものを、と思い毎月のシリーズとして作っています。
今月は薔薇の実のリースと、薔薇のお花です。