nunocoto fabricの可愛い布に一目惚れし、ビワの柄から風船を連想して、配色を合わせて統一感を出しました。
少し大きめのサイズなので、学校の机にもおすすめ。コラムの最後にダウンロードできる刺繍図案がありますので、ぜひ作ってみてくださいね!
【図案付き】風船とクマの刺繍入りランチマットの作り方
裁ち方図(型紙・囲み製図)
- 表布 (切替パーツ①):縦27cm×横53cm (見本はnunocoto fabric 『biwa(ブルー)』)
- 表布 (切替パーツ②):縦11cm×横53cm (こちらに刺繍をするので、刺繍枠がはまる余白を入れて裁断する)
- 裏布:縦36cm×横53cm
- コスモ25番刺繍糸:155番(グレー)、252番(グリーン)、262番(紫)、551番(白)
Step.1
布に図案を写します。
図案が動かないように、布にまち針で固定します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして図案と布の間に置き、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞります。
Step.2
刺繍枠をはめて布をピンと張った状態で刺繍を始めます。
指定箇所以外は2本取りで刺繍をします。刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
【刺し始めのやり方】
布の上から針を刺し、小さな並縫いを2目入れ、糸をぎりぎりまで引きます。糸端を少し残して1つ前の穴に刺すと糸が絡まってとまるので、出ている糸を切ります。(裏に玉結びがあると刺繍しにくい場合があるため、この方法がおすすめです。)
Step.3
真ん中の風船をサテンステッチで刺します。
曲線を描いている端や先端から刺すのは難しいので、真ん中あたりから刺し始め、上下を平行に埋めてください。
Step.4
糸を変えます。裏の糸を2回すくって絡ませてから、糸端を切ってください。
新しい糸にする時も、裏の糸を2回すくって糸を絡ませると解けないので、玉結びは不要です。
Step.5
左右の風船も同様にサテンステッチで刺します。
Step.6
リボンをサテンステッチで刺します。
真ん中の結び目から刺してください。
Step.7
鼻を1本取りのサテンステッチで刺します。
真ん中から刺し始め、上下を交互に刺していくとバランスを取りやすいです。
Step.8
鼻のまわりをサテンステッチで刺します。
Step.9
顔の残りの部分と耳をサテンステッチで刺します。
Step.10
足と下半身をサテンステッチで刺します。
Step.11
手をサテンステッチで刺します。
Step.12
目を1本取りのフレンチノットステッチ(3回巻き)で刺します。
糸が緩まないように、キュッと引き絞るように意識してくださいね。
Step.13
風船の紐を1本取りのアウトラインステッチで刺したら、刺繍の完成です。
Step.14
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませるか、水道の水で洗い流してください。
Step.15
アイロンをかけます。
アイロン台と布の間にタオルを敷いて、刺繍した面を下にしてかけると、刺繍が潰れすぎないのでおすすめです。
布を軽く引っ張りながらアイロンをかけて、しわをとってください。
Step.16
ランチョンマットに仕立てていきます。
表布の切替パーツの布2枚を中表に重ねて、縫い代1cmで縫い合わせます。
布を重ねる時は、柄の向きに注意してください。大きい方の布の下辺と、刺繍をした布の上辺を合わせるように重ねます。
縫えたら、縫い代をアイロンで割ってください。
Step.17
表布と裏布を中表に重ねて、10cmほど返し口を空けて縫い代1cmで一周ぐるりと縫います。
Step.18
表に返した時にもたつかないように、写真のように角を切り落とし、縫い代をアイロンで内側に倒しておきます。
Step.19
返し口から表にひっくり返して、角を目打ちでしっかり出したらアイロンで形を整えます。
布端から約2mmのところに一周押さえのステッチをかけて完成です!
Step.20
ランチョンマットだけでなく、出産お祝などにも使える図案だと思いますので、ぜひ色々なアイテムに刺繍して楽しんでください!
作り方のポイント
風船もクマも、シルエットの丸みが出るように丁寧に刺繍すると可愛く仕上がりますよ。
このアイテムを作ったきっかけ
新学期が始まったので、子供たちが学校の給食で使うランチョンマットを新調したくて作りました。
この作品で使用した布
たわわに実った枇杷の実を描いたテキスタイルデザインです。 テキスタイルデザイナーの青山佳世さんらしい、繊細なのにほどよく…
図案のダウンロードはこちら
※A4で印刷してご利用ください