ウールガーゼの特徴をうまく活かして、端は縫わずに仕上げています。
出来上り寸法は約55cm×173cmと十分なサイズですが、真ん中でつないでいるので用尺は生地幅×1mのみ。
つなぎ目は折り伏せ縫いをしているので、表から見ても裏から見てもほとんどわかりません。
用尺は生地幅×1mのみ!簡単ウールガーゼストールの作り方
裁ち方図(型紙・囲み製図)
- ウールガーゼ:136cm(生地幅)×100cm
※10%~20%ほど縮みます。
出来上り寸法は、約55cm×173cm前後です。
Step.1
ウールガーゼは水通しをせずに生地幅の半分のところでカットします。
Step.2
図のように辺Aは縫い合わせる箇所、辺Bがフリンジ部分、辺Cが側面になります。
Step.3
辺Aは、柄合わせをして縫い合わせる箇所を決めます。
今回は画像の赤いラインで縫い合わせることにします。
折り伏せ縫いをするので、片方は縫い代1cm、もう片方は縫い代3cmをとって裁断します。(黄色いラインが裁断箇所)
後で洗濯をして生地を縮ませるので、縫いしろは通常よりも多くとっています。
Step.4
辺Bにフリンジを作ります。
目打ちなどを使って糸を引き抜いていきます。
今回は1.5cm分糸を抜きました。お好みでフリンジの長さを調整してください。
Step.5
次に、側面となる辺Cも同様に5mmほど糸を抜きます。
Step.6
2枚とも同様に糸を抜いたら、洗濯機に入れて通常モードで洗濯してしまいましょう。
ウールは濡れた状態で擦り合わさることで、毛の繊維が絡まってフェルト化しほつれにくくなるという特徴があります。
Step.7
洗濯が終わったら生地を乾かします。
シワが気になる場合は、生地を引っ張らずに両手で挟んでパンパンと叩いてシワを伸ばしてください。
洗濯前に比べ1~2割程度縮み、平たんだった生地に厚みが出てふんわりとナチュラルな風合いになります。
Step.8
先ほどの赤いライン(縫う箇所)を中表に合わせて縫います。
Step.9
縫い代は2枚まとめて縫い代1cm側へ倒します。
アイロンは低温であて布をしてください。
Step.10
縫い代3cmのほうを内側に折り込んでまち針でとめ、際を縫います。(折り伏せ縫い)
あて布をしながらアイロンで折るのが難しい場合は、手で折り込むと良いです。
Step.11
折り伏せ縫いが出来ました。裏から見ても同じような見た目で、よく見ないとどこにつなぎ目があるかわかりません。
Step.12
以上で出来上がりです!
作り方のポイント
生地は最初に水通しをせずに、フリンジを作ってから洗濯をするのがポイントです。
水に通した後では糸が引きにくくなるためです。
今回はやさしく水に通すのではなく、洗濯機でガシっと洗うことで軽くフェルト化させているのがポイントです!
柄のある生地の場合は必ず柄合わせをするのも、つなぎ目を目立たなくするポイントです。
このアイテムを作ったきっかけ
急に寒くなって新しいストールが欲しくなったので作りました。
クリスマス気分が高まるようにタータンチェックを選びました。