"毛糸1玉で編める、基本のニット帽"の編み方を少しだけアレンジして作ってあります。(基本のニット帽の作り方は、コラムの最後にリンクを貼ってあります。)
ケーブル針など特別な道具を使わずに、簡単に編める模様を使っていますので、初めて模様編みにトライする方におすすめのレシピです。
クリスマスの贈り物にも!
毛糸1玉で編める!ケーブル模様の帽子の作り方
使用糸:ハマナカ sonomono アルパカリリー
- 編み針の太さ:8号
- 毛糸の太さ:並太
- 毛糸の重量・長さ:40g(120m)
- 毛糸の素材:ウール100%
Step.1
作り目を108目作ります。
Step.2
1本の針に36目ずつになるよう目を移します。
Step.3
ねじれのないように三角形になるよう持ちます。
作り目をしていないもう1本の針を使って編んでいきます。
Step.4
表目3目×裏目3目のゴム編みで編んでいきます。
針1本分編むと、目がかかっていた方の針が空くので、それを使って編んでいく、という要領です。
Step.5
写真は1周したところです。
2周目以降も表目3目×裏目3目のゴム編みを編んでいき、5段編みます。
Step.6
表目の3目めをすくい、ぐいっと伸ばしぎみにして先に編みます。
その時針にかかっている2目はそのまま針から外さないでおきます。
Step.7
残しておいた2目を編みます。
先に編んで、左の針に残っていた目を針から外します。
これで交差模様が編めました。
Step.8
裏目3目はそのまま裏目を編み、表目3目の部分は交差模様を編み1周します。
次の段からは、[交差はせず表目3目編む×裏目3目のゴム編み]を5段編む→[6段目で交差模様×裏目3目]を繰り返します。
Step.9
同様に48段(8模様)編みます。
編みはじめからここまでで15cmになるようにしています。
折り返し分を作りたい場合はその分ここで多く編みます。
高さを変えたい場合は、段数を調整しましょう。
段数を増やす場合は1玉では足りない場合がありますのでご注意下さい。
Step.10
表目を3目編みます。
裏目は針に2目を1度にすくって編み、減目します。
次の裏目はそのまま裏目を編みます。
[表目3目→裏目を2目1度に編む→裏目]を繰り返し1周します。
Step.11
次の段は、表目3目、裏目2目のゴム編みを編み、1周します。
Step.12
表目を3目編みます。
裏目は針に2目を1度にすくって編み、減目します。
[表目3目→裏目を2目1度に編む]を繰り返し1周します。
次の段は、表目3目、裏目1目のゴム編みを編み、1周します。
Step.13
表目を2目編みます。
次の表目と裏目を針に2目を1度にすくって裏目で編み、減目します。
[表目2目→表目と裏目を2目1度に編む]を繰り返し1周します。
次の段は、表目2目、裏目1目のゴム編みを編み、1周します。
Step.14
表目を1目編みます。
次の表目と裏目を針に2目を1度にすくって裏目で編み、減目します。
[表目1目→表目と裏目を2目1度に編む]を繰り返し1周します。
次の段は、表目1目、裏目1目のゴム編みを編み、1周します。
Step.15
表目と裏目を針に2目を1度にすくって編み、減目します。
同様に繰り返し1周します。
Step.16
糸を30cm 程残して切り、とじ針に通します。
編み針にかかっている目をとじ針に移し、1周通したら糸を引っ張り、ぎゅっと引き締めます。
Step.17
補強の為にもう1周通したら、糸始末をします。
編みはじめの糸も始末し、仕上げにスチームアイロンを当てたら完成です。
作り方のポイント
交差の時はぐいっと糸を引っ張りぎみに編むと編みやすいです。
模様編みは難しく見えますが、模様を追っていくうちに楽しく編み上がります。ぜひ編んでみて下さいね。
このアイテムを作ったきっかけ
初心者の方にも編みやすい、ケーブル模様の帽子を考えました。
帽子はワークショップでのリクエストが多いアイテムですが、後半に減目があるので、1回のワークショップではなかなかできませんでしたが、このレシピを見てご自分のペースで編んでいただけたら良いなと思っています。