また、発熱時や火傷した時に保冷剤を入れて氷嚢にするのにも丁度良いサイズです。
用途に合わせて刺繍デザインや生地の柄を変えてみてもお楽しみいただけます。
今回は季節に合わせて手袋の刺繍図案をご紹介します。布描き用マーカーも使ってみましょう。
※ステップ3〜8は、刺繍しない方は飛ばして読んでくださいね。
刺繍入りカイロケースの作り方
- 布:縦12cm×横34cm(リネン、オックス、ビエラ、コーデュロイ、薄手のウールなどがお勧め)
- ミシン糸、刺繍糸
- ビーズやスパンコールなどお好みのもの
- 水性顔料マーカー(ex.MARBY 布描きしましょ)
Step.1
生地は12×34㎝に裁断します。(縫い代を含む)
短い方の2辺を1㎝ずつの三つ折りにしてアイロンで押さえ、ミシンをかけます。
Step.2
長い方の2辺にほつれ防止のためジグザグミシンを当てます。
Step.3
折り返しの位置をアイロンで印つけしましょう。
左から4.5cm、右から12㎝程度で(生地の厚みにより多少変動します)横全体の長さが13㎝になるようにアイロンで折り目をつけます。
左右が重なるのは2㎝ほどです。
Step.4
刺繍する場合は折り返し線の目処をたて、刺繍可能な範囲に印をつけます。
この範囲内にお好みの図案を刺繍しましょう。
Step.5
手袋の刺繍の図案を生地に写します。
図案を写したら布描き用のマーカーでお好みの色に塗りましょう。
Step.6
手袋の口、毛皮の部分を3本どりスプリットステッチで表現します。
スプリットステッチは面を埋めるのにお勧めなステッチ。
あまり神経質にならず、塗り絵のように空いた部分を埋めていきましょう。
外枠→中心の順に埋めて行くと綺麗に仕上がります。
Step.7
手袋の縁も3本どりのスプリットステッチをで縁どりしていきます。
スプリットステッチは、バックステッチやアウトラインステッチよりもボリュームが出てくっきりした縁どりに仕上がりますが、お好みに合わせて変えても良いです。
Step.8
手袋の模様はお好みでアレンジしてみてください。
チェック、ストライプ、アーガイル、水玉…と模様を考えるのは楽しい作業です。
お好みのビーズやスパンコールを散らしてもキラキラと可愛らしい仕上がりに。
星など尖ったスパンコールは使う時に引っかかるのでご注意下さい。
Step.9
手順3のとおり中表に折り畳み、アイロンを当てます。
Step.10
左右端から1㎝のところにミシンを当てます。
Step.11
裏返してアイロンで形を整えたら完成です。
用途に合わせて刺繍デザインや生地の柄を変えてみてもお楽しみいただけます。
Step.12
このカイロケース、冬に贈るプレゼントとして大変喜ばれます。
意外に既製品では売っておらず、また欲しいなぁと思っている方が多いアイテムだからです。
これ、何?…となるのを防ぐため、市販の使い捨てカイロを一つ同封しておくのがお勧めです。
作り方のポイント
分厚い生地よりも熱伝導しやすい薄手~中厚の生地がお勧めです。
また合成繊維(アクリルやナイロンなど)よりも天然繊維(リネンやコットン、ウール)の方が優しい肌触りで良いでしょう。
刺繍する場合にはストレッチ生地を選ばないようにご注意くださいね。
このアイテムを作ったきっかけ
寒さが増すこれからの季節に活躍するホッカイロ。
手を温めてくれるミトンの刺繍を施したケースに入れて持つと、ポケットからそっと取り出すのもオシャレで嬉しいアイテムになります。
熱くなり過ぎるのが苦手な小さなお子様や敏感肌の方にもお勧めです。
今回はnunocoto fabricさんのプリント生地(ビエラ)を使わせていただきました。
好みのプリント生地や思い出のハギレを使ってもお気に入りの一品になりそうですね。
この作品で使用した布
色と色の重なりに引き込まれそうな、カラフルドットのテキスタイル。 花のようにも光のようにも見えるドット模様は、 見てい…