入園入学グッズはハンドメイドで準備したい!という方も多いですよね。
「でも、生地がどれくらい必要なのかわからない…」というお悩みもちらほら。
そこで、とりあえずこれだけ買っておけば大丈夫!という、ざっくりとした生地の長さをご紹介します。
さらに詳細に知りたい方に向けて、生地のサイズの考え方も解説していきます。
入園入学グッズに必要な生地の長さ
本来は、必要な入園グッズの出来上がりサイズに合わせて、「縫いしろ」や「マチ」の分を足して、生地の長さを計算します。
でも、縫いしろやマチの計算なんてできない!面倒くさい!という方に向けて、「これだけ買っておけば、とりあえず大丈夫!」という生地の長さを紹介します。
入園グッズの手作りに必要な生地の長さ
入園グッズのハンドメイドに必要な生地のサイズは、ざっくりと【1.5m】!!(※110cm巾の生地の場合)
細かい計算は後にして、早く生地を買っちゃいたい!という方は、表地は1.5m購入しましょう。(裏布は別です)
とりあえず1.5mあれば、定番の入園入学グッズ6点が作れます。(※出来上がりサイズによっては足りない可能性もあります)
- レッスンバッグ
- 上履入れ
- お着換え袋
- お弁当袋
- コップ袋
- ランチョンマット
1.5mの生地を購入した場合、入園6点セットを作っても余りがでます。
余った部分を使ってバッグにポケットを付けたり、ループタオルを作ったり、アレンジも可能ですよ。
なお1.5mだけでは、裏地を付けることはできません。レッスンバッグや上履入れは裏地をつけたほうがいいと思うので、別で購入してくださいね。
紐など必要なパーツ(材料)のサイズ
通園バッグと上履入れはアクリルテープ(持ち手)、巾着袋には紐が必要です。
こちらも、「とりあえずこれだけ買っておこう!」という、だいたいの長さをご紹介します。
- アクリルテープ(2.5cm幅):1.0~1.3m
- 紐:3.0m~4.0m
こちらはすこし長めにご紹介していますので、余りが出ると思います。
このほかにも、Dカンやお名前ワッペン、生地の色に合わせたミシン糸なども必要な方は、忘れずに購入してくださいね。
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入園グッズ用の生地の、必要サイズの考え方
入園入学グッズの手作りに必要な生地のサイズは、出来上がりサイズから計算をする必要があります。
〈前提〉必要なアイテムをチェック
まず大前提として、必要な入園グッズのアイテムを確認してから、それに合わせて布を買いましょう。
園によって、準備すべきアイテムとサイズが異なるので、入園説明会後に生地を購入するのがおすすめです。
参考までに、nunocoto fabricの入園入学グッズの手作りキットでは、次の定番6点をセットで作ることができます。(カッコ内は出来上がりサイズ)
- レッスンバッグ(34cm×42cm)
- 上履入れ(30cm×20cm)
- お着換え袋(36cm×30cm)
- お弁当袋(21cm×26cm×マチ10cm)
- コップ袋(22cm×20cm)
- ランチョンマット(30cm×36cm)
nunocoto fabricの入園入学グッズ手作りキットはこちら>>
縫いしろの分を入れて、必要な長さを計算しよう
作るべきアイテムがわかったら、必要な生地の長さがだいたい把握できますね。
ここで注意したいのが、出来上がりサイズぴったりで生地を購入してはいけない!という点。
- 縫いしろ
- マチ
- 紐を通す部分
これらの分も足して必要な長さを計算しないと、一回り小さいサイズで出来上がってしまいます。
例えば、縦34cm×横42cmのレッスンバッグを作りたい場合は…
<縦>34cm+縫いしろ2cm(上下1cmずつ)=36cm
<横>42cm+縫いしろ2cm(左右1cmずつ)=44cm
このように、縫いしろを1cmずつ足した長さで生地を準備します。
また巾着袋は、紐を通すための部分も必要です。
紐を通す部分は三つ折りするので、だいたい4~5cmくらいは長めに計算しておきましょう。
さらにマチを付けたい場合は、その分もプラスして計算する必要があります。
出来上がりサイズにどれだけプラスして生地を用意すればいいのか、目安の表をご紹介しますので参考にしてください。
アイテム | 縦 | 横 |
---|---|---|
レッスンバッグ | +2cm | +2cm |
上履入れ | +2cm | +2cm |
お着替え袋 | +4~5cm | +2cm |
お弁当袋 | +4~5cm +マチの半分の長さ(※) | +2cm |
コップ袋 | +4~5cm | +2cm |
ランチョンマット | +2cm | +2cm |
※12cmのマチを付けたいなら、6cmプラスします。
※それぞれのアイテムで、生地は2枚ずつ必要です。
裁断サイズがわかったら、配置してみよう
それぞれのアイテムに必要な生地の量がわかったら、パズルのように配置をして、何メートル買えばいいのかを確認しましょう。紙に書くので構いません。
↑こちらは例なので、この通りの配置じゃなくてもOKです。柄の向きに注意して下さいね。
ここで注意したいのが、生地によって幅が異なるという点。生地の幅については、コラムの後半で解説しています。
生地の長さの計算が面倒なら、手作りキットを購入しよう
「必要な生地の計算が面倒!」「失敗するのが怖い…」という手芸初心者の方は、入園入学グッズのハンドメイドキットをおすすめします。
- 買ってきた生地が足りなかった!
- 縫いしろを考えないで生地を切ってしまった
- 柄の上下が逆さまになってしまった
などは、手芸初心者さんによくある失敗です。
特に生地を裁断するときは、縫いしろやマチなどを含めてしっかりと計算する必要があり、ここで間違えると生地を買いなおさなければなりません。
その点入園入学グッズの手作りキットなら、必要な生地とパーツがすべて揃った状態で、生地の切り方の説明書もあります。
手作りキットのおすすめは、nunocoto fabricの入園入学グッズ6点セット!
- 表地(ほどよい厚みの、コットンツイル)
- 裏地(薄手ながらしっかりとした、コットンリネンキャンバス)
- バッグの持ち手アクリルテープ
- 巾着袋の紐
これらの材料をセットにしてお届けするので、すぐに作り始められます。
どのように生地を裁断したらいいか、迷わずカットできる裁断図も同封しているので、手芸初心者さんでも失敗することなく手作りできますよ。
さらに園指定のサイズがある方は事前に相談すれば、オリジナルサイズでカットできる、あなただけの裁断図を同封します。(しかも無料!)
生地は多めに入っているので、マチを付けたり、切り替えのデザインにしたり、アレンジすることもできますよ。
男の子にぴったりな電車や恐竜柄、女の子にぴったりなお花柄など、生地は2,000種類から選べます。
バッグの持ち手も4色から選べるので、自分だけのカスタマイズを楽しめますよ。
生地購入の基礎知識(買い方)
普段から手芸をしていない人は、布の買い方にも戸惑うかもしれません。
ユザワヤなどの手芸屋さんや、ネット通販で生地を購入するときの注意点を解説します。
生地の幅をチェックしよう
生地の幅は、すべて同じではありません。大きく分けて3つの幅があります。
- 90cm(シングル幅)
- 110cm(普通幅)
- 140cm~(ダブル幅)
長さはバッチリでも、幅が足りない!なんてことがないように、お目当ての生地は幅を忘れずに確認してくださいね。
生地の長さは指定できるが、幅は指定できない
実店舗でもネット通販でも、生地は「長さ」を指定して購入します。
幅を指定してカットしてもらうことはできません。
ポケットを別の生地にするなど、少ししか使わない場合は、あらかじめカットしてある生地を購入しましょう。
生地の値段(単位)に要注意
お店や生地によって、価格の単位が異なります。
例えば、「300円」というタグが付いている生地でも、単位(何センチあたりの金額なのか?)が異なれば価格が大きく違ってきます。
1mの生地を購入した場合をみてみましょう。
- 300円/1m ⇒ 300円
- 300円/50cm ⇒ 600円
- 300円/10cm ⇒ 3,000円
なんとなく「1mあたりの金額」のような気がしてしまいますが、10cm単位の生地も多いので、注意してみてくださいね。
入学グッズの手作りにおすすめの生地の種類
入園入学グッズによく使用される生地をご紹介します。
なお同じ生地の種類でも、使用される糸の太さや素材によって厚さが異なります。ここでご紹介するのは一般的な目安になります。
生地 | 厚さ | 特徴 | 裏地の有無 |
---|---|---|---|
キルティング | 厚手 | 中綿入りで丈夫、軽い | なくてもOK |
帆布・キャンバス | 厚手 | ハリがあって丈夫、やや硬め | なくてもOK |
コットンツイル | 中厚手 | ほどよいハリと厚みで柔らかい | 付けるのがおすすめ |
オックス | 普通 | 初心者も扱いやすい定番生地、割と丈夫 | 付けるのがおすすめ |
ブロート(ポプリン) | 薄手 | やや光沢があり、柔らかい | 必要 |
シーチング | 薄手 | 通気性がよくて軽やか、価格が安い | 必要 |
作るアイテムによって、裏地はつけてもつけなくても、お好みでOKです。
裏地がないほうが作るのが簡単ですが、丈夫さには欠けます。
長く使いたいものや、重たい荷物を入れるバッグ類は裏地を付けたほうがいいでしょう。
生地にもこだわりたい方は、実店舗で触ってみたり、オンラインショップなら生地見本を取り寄せたりして、実際に触ってみることをおすすめします。
ちなみにnunocoto fabricの手作りキットは、表地はほどよい厚みのコットンツイル、裏地は薄手で丈夫なコットンリネンキャンバスを使用しています。
入園入学グッズの生地は、水通しをするべき?
入園グッズを作るときは、生地の水通しは必須ではありません。
レッスンバッグや上履入れなどは、余裕をもったサイズで作ると思うので、洗濯して多少サイズが縮んでもあまり困らないからです。
とはいえ、生地は洗うと縮むものです。
多少なりともサイズが変わったりフォルムが崩れたりしますので、余裕があれば水通ししてから作り始めるのをオススメします。
とくに次の場合は、水通しをしておく方が安心です。
● スモックなどのお洋服
洗濯して縮むと、体に合わなくなる可能性があるので、水通しをしておくことをオススメします。
● 表地と裏地で、別の素材を使用する場合
表地はコットン・裏地はリネンなど、異なる素材で作る場合、それぞれの生地の伸縮率が異なるので、洗濯すると形が崩れる可能性があります。水通しをしておきましょう。
● 色の濃い生地
洗濯すると色落ちする可能性があります。あらかじめ水通ししておくと安心です。
生地がどれだけ縮むのか?ということは、わかりにくいので、お店の人に「水通ししたほうがいいですか?」などと聞いてみましょう。
アイロンと、地の目を通す作業は必須でやろう!
購入したばかりの生地は、畳みじわがついていたり、歪みがあったりします。
裁断する前に必ずアイロンをかけましょう。
また布端がまっすぐではなく、斜めにカットされていることもあります。
そのまま使うと柄が歪んでしまうこともあるので、地の目を通して、生地をまっすぐに整えてから使いましょう。
生地の地直し(地の目を通すやり方・水通しのやり方)は、こちらのコラムで解説しています。
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