基本的なステッチだけを使ったワンポイント刺繍なので初心者の方にもオススメ!水彩画のような優しいタッチと明るい色のチェック柄でパッと気分が華やぎます。ネットに入れて洗濯機洗いもOK!
コラムの最後に、刺繍図案をダウンロードできるリンクがありますので、ぜひご活用ください。
【図案つき】レモンの刺繍入りランチョンマットの作り方
- 表布:縦34cm×横49cm(1枚)
- 裏布:縦34cm×横49cm(1枚)
- コスモ25番刺繍糸:100番、897番、899番、2299番
Step.1
表布と裏布を縦34cm、横49cm(共に縫い代1cm込み)に裁断します。
Step.2
図案を写します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして置き、その上に図案を置いてトレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞって図案を写します。
見本は表布右下の端から約6cmのところに配置していますが、お好きなところで大丈夫です。
Step.3
刺繍枠をはめて布をピンと張った状態で刺繍を始めます。
今回の図案はすべて2本どりなので、刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を2本一緒に針穴に通して使います。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
刺し始めは、布の上から針を刺し、小さな並縫いを2目入れます。糸をぎりぎりまで引き、糸端を少し残して1つ前の穴に刺すと糸が絡まって止まるので、出ている糸を切ります。(裏に玉結びがあると刺繍しにくい場合があるため、この方法がオススメです。糸を変える時も裏の糸を2回すくって絡めるだけでOKです。)
Step.4
最初に輪切りの断面をサテンステッチで刺繍します。
三角形は真ん中に一本ステッチを入れ、左右を埋めるように刺し進めるとキレイにさせます。
Step.5
次に手前の葉っぱをサテンステッチで刺繍します。
まず頂点に一本ステッチを入れ、それに沿って片方ずつ埋めていきます。斜めを保って刺繍するとキレイに仕上がります。片方が刺せたら、もう片方も埋めていきます。
外側の線から針を出し、葉っぱの真ん中の線と同じ穴に刺すと、葉脈がキレイに出ます。
手前の葉っぱが終わったら、奥の葉っぱも同様に刺しましょう。
Step.6
奥のレモンは面が広く、サテンステッチで刺すと糸が長くなり弛んでしまうため、ロング&ショートステッチで刺します。なるべく平行を保って刺すと、仕上がりがキレイです。
最後にバランスを見ながら、茎をストレートステッチで刺して刺繍が完成です!
Step.7
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませるだけで簡単に消えます。(クロバーの「水で消える チャコペーパー チャコピー 片面 クリアータイプ」を使用しています。製品によってはこすり洗いをしないと消えにくいものもあります。)
Step.8
アイロンをかけます。
アイロン台と布の間にタオルを敷いて、刺繍した面を下にしてかけると、刺繍が潰れすぎないのでオススメです。布を軽く引っ張りながらかけて、シワを取ってください。
Step.9
ランチョンマットに仕立てていきます。
表布と裏布を中表にして、返し口を10cm程度あけてぐるりと一周縫います。
Step.10
表に返す前に、角を写真のように切り落としておきましょう。表に返した時に布がもたつかず、キレイに角が出ます。
Step.11
返し口から表にひっくり返して、目打ちで角をキレイに出します。優しく丁寧に、がポイント!
アイロンをかけて形を整えたら、布端から約2mmのところに一周押さえのステッチをかけて完成です!
作り方のポイント
レモンの輪切りの断面の刺繍は少し細かいのですが、外側から中心に向かって放射状になるように丁寧に刺すと仕上がりがキレイです。
このアイテムを作ったきっかけ
次女が小学校に入学したので、給食の時間に使うランチョンマットを刺繍入りで作りました。明るい色柄でランチタイムが楽しくなるといいなと思います。幼すぎないデザインなので、大人の方のランチやティータイムのお供にも!