刺繍初心者の方におすすめなのが小さなワンポイント図案。何に仕立てるか悩んだら、くるみボタンのヘアゴムはいかがでしょうか?
簡単に作れて、布がピンと張れるので刺繍もきれいに見えます。お子さんの好きなものを刺繍したら喜ばれますよ。
コラムの最後にダウンロードできる刺繍図案がありますので、ぜひご活用ください。
【図案つき】100均アイテムで簡単!刺繍ヘアゴムの作り方
- くるみボタン製作キット
- ヘアゴム:18〜20cm 1本
- 布:刺繍枠をはめられるサイズを1枚(例:8cm刺繍枠の場合は縦15cm×横15cm)
- コスモ25番刺繍糸:100番(白)、334番(薄緑)、899番(濃緑)
Step.1
くるみボタン製作キットを用意します。100均のものでOK!(見本はダイソーの「くるみボタン 製作キット付 直径27mm」です。)
下記のようなセット内容です。
Step.2
キットに入っている型紙の真ん中にパーツAを置き、周りをペンでなぞります。
Step.3
なぞった線をハサミで切り取ります。
これがくるみボタンの大きさです。ご自身で図案を選ぶ場合は、この枠の中におさまるサイズのものを選んでください。
Step.4
布に図案を写します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして置きます。さらにその上に図案を置いて、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞります。
メロンの模様の斜めの線は上から刺繍をすると隠れてしまうため、後で目印になるように、端を少しはみ出して写しておいてください。
Step.5
刺繍枠をはめて布をピンと張った状態で刺繍を始めます。
2本どりで刺しますので、刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
【刺し始めのやり方】
布の上から針を刺し、小さな並縫いを2目入れ、糸をぎりぎりまで引きます。糸端を少し残して1つ前の穴に刺すと糸が絡まってとまるので、出ている糸を切ります。(裏に玉結びがあると刺繍しにくい場合があるため、この方法がおすすめです。)
Step.6
メロンをサテンステッチで刺繍します。
まず真ん中に1本ステッチを入れ、中心部分は平行に刺します。その後、バランスを見ながら上下を少しずつ埋めていくときれいな円になります。
Step.7
円を全部刺します。
上下はぎりぎりまで埋めようとすると、とがった形になりがちなので、バランスを見て少し手前でやめておくと良いです。
糸を変える時は、裏の糸を2回すくって絡ませてから、糸端を切ってください。
Step.8
メロンの模様の線をチャコペンで描きます。
図案を写す時にはみ出して描いておいた目印をつなげるようにしてください。(水で消える細めのチャコペンが便利です。)
Step.9
メロンの模様をアウトラインステッチで刺します。
裏の糸を2回すくって絡ませると解けないので、玉結びは不要です。
まず同じ向きの4本の線を刺します。
Step.10
さらにその上に斜めの線を4本重ねるように刺しましょう。
最後にストレートステッチでヘタを刺して刺繍の完成です。
Step.11
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませるだけで簡単に消えます。(クロバーの「水で消える チャコペーパー チャコピー 片面 クリアータイプ」を使用しています。製品によってはこすり洗いをしないと消えにくいものもあります。)
Step.12
アイロンをかけます。
アイロン台と布の間にタオルを敷いて、刺繍した面を下にしてかけると刺繍が潰れすぎないのでおすすめです。布を軽く引っ張りながらアイロンをかけて、シワを取ってください。
Step.13
布をくるみボタン用のサイズに丸く裁断します。
型紙を当てて、真ん中の切り抜いた部分に刺繍を合わせて外周をチャコペンでなぞり、なぞった線をはさみで切ります。
Step.14
下から順に、打ち具台、表を下に向けた布、パーツAを置きます。
指で押さえながら一度ひっくり返して刺繍の位置のバランスを確認してから、パーツAを押し込みます。
Step.15
出ている布をひだ状に畳み、パーツBを上に置きます。
パーツBの突起が写真の向きになるように注意してください。
Step.16
最後に打ち具を乗せて上から力を入れて押し込みます。これで、くるみボタンが出来ました。
Step.17
ゴムを結んで、突起の穴に通します。
結び目がない方を穴に通し、結び目がある方の輪の中に入れて引っ張ります。こうすると、結び目がくるみボタンの内側に隠れるので仕上がりがきれいになります。
Step.18
はみ出ている結び目の先を切って完成です。
作り方のポイント
Step 15で、布をひだ状に折り畳む時はなるべく細かくするときれいに仕上がります。難しい時は内側に両面テープを使用してもOKです。
このアイテムを作ったきっかけ
子供のヘアゴムをオリジナルで作りたいと思ったのが最初のきっかけです。
布を変えればまた違った雰囲気になりますので、いろいろアレンジして楽しんでください。
図案のダウンロードはこちら>>
※A4で印刷してご利用ください