大きく口を開けた表情が何とも可愛らしい和みアイテム。夏を感じられる刺繍です。
コラムの最後にダウンロードできる刺繡図案がありますので、ぜひ刺してみてくださいね!
【図案付き】夏の風物詩!蚊やり豚の刺繍の作り方
- 布:1枚 (見本はnunocoto fabric 「IRO MUJI (ペールブルー)」素材はオックス)
- コスモ25番刺繍糸:152A番 (グレー)、329番 (緑)、345番 (赤)、600番 (黒)
- DMC 25番刺繍糸:712番 (オフホワイト)、841番 (薄茶)
Step.1
布に図案を写します。
図案が動かないように、布にまち針で固定します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして図案と布の間に置き、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞります。
Step.2
刺繍枠をはめて布をピンと張った状態で刺繍を始めます。
1本取りで刺繍を始めます。刺繍糸の束から1本引き抜き、針穴に通してください。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
【刺し始めのやり方】
布の上から針を刺し、小さな並縫いを2目入れ、糸をぎりぎりまで引きます。糸端を少し残して1つ前の穴に刺すと糸が絡まってとまるので、出ている糸を切ります。(裏に玉結びがあると刺繍しにくい場合があるため、この方法がおすすめです。)
Step.3
目をサテンステッチで刺します。
曲線になっている端から刺すのは難しいので、まず真ん中に1本ステッチを入れ、それに沿って上下を交互に埋めるように刺すときれいな円になります。
豚の表情を決める大事な箇所ですので、丁寧に刺してください。
Step.4
両目を刺せたら糸を変えます。裏の糸を2回すくって絡ませてから、糸端を切ってください。
ここからは2本取りです。刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。
裏の糸を2回すくって絡ませると解けないので、玉結びは不要です。
Step.5
豚の身体の模様をサテンステッチで刺します。
先が細くなっているので、斜めのステッチにすると刺しやすいです。
Step.6
続けて模様をすべて刺します。
Step.7
口をチェーンステッチで刺します。
最後は、一番最初に作った輪の下に針をくぐらせて、最後の輪の中に入れて終わらせます。
Step.8
口の上の模様をサテンステッチで刺します。
斜めのステッチにすると刺しやすいです。
Step.9
左耳 (向かって右の耳) をサテンステッチで刺します。
下から平行を保って刺してください。
ここでは右耳はまだ刺さないでくださいね。
Step.10
豚の身体を縦のサテンステッチで刺します。
長さが1cmを超える部分はロング&ショートステッチにしてください。
Step.11
右耳としっぽ、足をサテンステッチで刺します。
Step.12
蚊取り線香をアウトラインステッチで刺します。
先端の赤い部分は、ストレートステッチを2回重ねてください。
Step.13
持ち手をアウトラインステッチで刺します。
Step.14
煙をアウトラインステッチで刺したら刺繍の完成です。
Step.15
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませるだけで簡単に消えます。(クロバーの「水で消える チャコペーパー チャコピー 片面 クリアータイプ」を使用しています。製品によってはこすり洗いをしないと消えにくいものもあります。)
Step.16
アイロンをかけます。
アイロン台と布の間にタオルを敷いて、刺繍した面を下にしてかけると、刺繍が潰れすぎないのでおすすめです。
布を軽く引っ張りながらアイロンをかけ、しわが取れたら完成です!
作り方のポイント
特に難しいステッチはありませんが、豚の表情を決める目の部分は、細かいですが丁寧に刺してみてください。
このアイテムを作ったきっかけ
ぽっかり口を開けた表情が可愛らしいアイテムを刺繍してみたくなり考えてみました!
この作品で使用した布
nunocoto fabricのオリジナル色無地シリーズ、「IRO MUJI」。 その時の気分にぴったりフィットするよう…
図案のダウンロードはこちら>>
※A4で印刷してご利用ください