小さな図案と簡単なステッチで、初心者の方も楽しめます。
コラムの最後にダウンロードできる刺繍図案がありますので、ぜひ作ってみてくださいね。
【図案付き】雪うさぎと南天の刺繍の作り方
- 布:1枚 (見本は20ツイル)
- コスモ25番刺繍糸:100番(白)、338番(緑)、578番(茶)
- DMC25番刺繍糸:347番(赤)
Step.1
布に図案を写します。
図案が動かないように、布にまち針で固定します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして図案と布の間に置き、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞります。
Step.2
刺繍枠をはめて布をピンと張った状態で刺繍を始めます。
すべて2本どりで刺繍をしますので、刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
【刺し始めのやり方】
布の上から針を刺し、小さな並縫いを2目入れ、糸をぎりぎりまで引きます。糸端を少し残して1つ前の穴に刺すと糸が絡まってとまるので、出ている糸を切ります。(裏に玉結びがあると刺繍しにくい場合があるため、この方法がおすすめです。)
Step.3
耳の葉をサテンステッチで刺します。
まず頂点に1本ステッチを入れ、それに沿って片方ずつ刺していきます。斜めを保って刺繍するときれいに仕上がります。
Step.4
片側が刺せたら、もう片方も埋めていきます。
外側の線から針を出し、葉の真ん中の線上にある穴と同じ穴に刺すと、葉脈がきれいに出ます。
同様にもう1枚の葉も刺してください。
Step.5
糸を変える時は、裏の糸を2回すくって絡ませてから、糸端を切ってください。
新しい糸は、裏の糸を2回すくって絡ませると解けないので、玉結びは不要です。
Step.6
うさぎの体の雪をサテンステッチで刺します。
曲線になっている端から刺すのは難しいので、内側に1本ステッチを入れ、それに沿って刺してください。
Step.7
雪の部分がすべて刺せたら、目をフレンチノットステッチ(1回巻き)で刺します。
サテンステッチに埋もれないように注意してください。
Step.8
南天の枝をアウトラインステッチで刺します。
Step.9
南天の葉をサテンステッチで刺します。
真ん中に1本ステッチを入れ、それに沿って左右を埋めるように刺してください。
Step.10
同様にすべての葉を刺します。
Step.11
南天の実をフレンチノットステッチ(3回巻き)で刺します。
ところどころ、枝や葉の上に実を刺すと立体感が出ますよ。
これで刺繍の完成です!
Step.12
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませるだけで簡単に消えます。(クロバーの「水で消える チャコペーパー チャコピー 片面 クリアータイプ」を使用しています。製品によってはこすり洗いをしないと消えにくいものもあります。)
Step.13
アイロンをかけます。
フレンチノットステッチが多いので、刺繍の部分にはアイロンを当てず、周りのしわだけ取るのがおすすめです。ふわっと丸いフレンチノットステッチを潰さずに残せます。
アイロンをかけたら完成です!
作り方のポイント
うさぎの目のフレンチノットステッチが下のサテンステッチの糸を割ってしまったときは、目を挟むようにして上からさらにサテンステッチを入れると見た目が整います。
このアイテムを作ったきっかけ
寒い冬の季節にぴったりの雪の刺繍をしたくて考えました。
図案のダウンロードはこちら>>
※A4で印刷してご利用ください