小さなお月見の刺繍を飾って楽しんでみませんか。
コラムの最後にダウンロードできる刺繍図案がありますので、ぜひ刺繍してみてください。
【図案付き】十五夜に!キキョウとススキの刺繍の作り方
- 布:1枚 (見本は紺色の20ツイル)
- コスモ25番刺繍糸:169番(紺)、329番(緑)、2039番(茶)
- DMC25番刺繍糸:30番(青紫)、704番(黄緑)、ECRU(オフホワイト)
Step.1
布に図案を写します。
図案が動かないように、布にまち針で固定します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして図案と布の間に置き、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞってください。
今回は布の色が濃いので、白い線で写せるチャコペーパーを使用すると良いです。(見本はコスモの「刺しゅう用コピーペーパー」を使用しています。)
Step.2
刺繍枠をはめて布をぴんと張った状態で刺繍を始めます。
指定以外2本取りで刺繍をします。刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
【刺し始めのやり方】
布の上から針を刺し、小さな並縫いを2目入れ、糸をぎりぎりまで引きます。糸端を少し残して1つ前の穴に刺すと糸が絡まってとまるので、出ている糸を切ります。(裏に玉結びがあると刺繍しにくい場合があるため、この方法がおすすめです。)
Step.3
キキョウの花びらをサテンステッチで刺します。
中心を少し空けて、放射状に刺してください。
Step.4
糸が足りなくなったら、裏の糸を2回すくって絡ませてから、糸端を切ってください。
新しい糸にする時も、裏の糸を2回すくって絡ませると解けないので、玉結びは不要です。
Step.5
一つ刺せたら、もう一つも同様に刺します。
Step.6
キキョウのつぼみをサテンステッチで刺します。
中央に一本ステッチを入れ、上下を埋めるように刺します。放射状にすると刺しやすいです。
Step.7
キキョウの花びらに1本取りのストレートステッチで模様を刺します。
Step.8
つぼみの根元をサテンステッチで、茎をアウトラインステッチで刺します。
Step.9
キキョウの葉をサテンステッチで刺します。
Step.10
細長い葉をサテンステッチで刺します。
斜めのステッチにすると刺しやすいです。向かって右の葉から、細かいですが下の方まで刺してください。
Step.11
続けてもう一つの細長い葉も同様にサテンステッチで刺します。
Step.12
向かって左のキキョウの茎をストレートステッチで刺します。
Step.13
ススキをアウトラインステッチで刺します。
Step.14
花瓶をサテンステッチで刺します。
平行を保って刺すように心がけてください。
Step.15
キキョウの花の中央にフレンチノットステッチ(2回巻き)を入れます。
Step.16
最後に月をサテンステッチで刺します。
真ん中に一本ステッチを入れ、上下を交互に埋めるように刺すときれいな円になります。これで刺繍の完成です。
Step.17
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませて消してください。消えにくい場合は、水道の水で洗い流してもOKです。
Step.18
アイロンをかけます。
アイロン台と布の間にタオルを敷いて、刺繍した面を下にしてかけると、刺繍が潰れすぎないのでおすすめです。布を軽く引っ張りながらアイロンをかけて、しわがとれたら完成です!
作り方のポイント
特に難しいステッチはありません。濃い色の布は糸の隙間から見えやすいので、普段より少し多めにステッチを入れるように心がけると良いと思います。
このアイテムを作ったきっかけ
十五夜のお月見に向けて、簡単に刺繍できる図案を考えてみました。
小さな額などで飾って楽しんでくださいね。
図案のダウンロードはこちら>>
※A4で印刷してご利用ください