簡単な図案をカレンダーに下書きし、あらかじめ刺す箇所には穴を開けておいて刺していきます。
布への刺繍が苦手な方も工作気分で気軽に楽しむことが出来ると思います。
紙刺繍で飾ろう!3月のカレンダーの作り方
- 市販のカレンダー(見本は無印良品の卓上カレンダーを使用)
- 刺繍糸:適量(見本はコスモ25番刺繍糸834Aピンク、674緑、671黄緑、2307茶、600黒を使用)
Step.1
見本は無印良品の卓上カレンダーを使っています。
裏面は翌月のメモ欄になっているので、なるべく邪魔しない場所に刺していきます。
Step.2
お花のイラストを鉛筆で下書きします。
数字の周りに直径1.3センチ程度の円を描きます。
丸定規があると便利ですが、フリーハンドでももちろん構いません。
描いた円の上下左右と、その間に印をつけます。
印を目安に上から花びらを描いていきます。(画像参照)
Step.3
続いて左右、下と花びらを描きます。
下の2枚の花びらは大きさが違うので注意します。
Step.4
鳥の図案を描いていきます。
まずは横に適当な線を引きます。
そこから少し上に離して直径1センチの丸を描きます。
次に丸の底から斜め横に少しだけカーブして線を描きます。
Step.5
丸の右横から少しだけカーブして線を引き横に引いた線と繋げます。
繋がった点から右横に尻尾の線を伸ばします。
Step.6
円の左上から中心を通り、尻尾まで少しカーブして線を引きます。
描き始めはクチバシになるので少しはみ出しておきます。
カーブした線上に目と、円の底辺から下の横線に向かって足を描きます。
Step.7
穴を開ける印をつけます。(画像参照)
画像はわかりやすいよう赤ペンで描いていますが、実際に作業される際は後から消すので鉛筆を使用します。
Step.8
カッティングマットの上で目打ちや針を使って小さな穴を開けます。
その後、下書きの図案は消しておきます。
Step.9
25番刺繍糸は6本で1束になっているので、50〜60センチにカットし、そこから必要な本数を引き出して使います。
お花の刺繍をチェーンステッチで刺していきます。
コスモ25番刺繍糸834A(ピンク)を2本針に通し玉結びで刺し始めます。
Step.10
花びらの根元から刺し始めます。
裏側から針を出し、まず全部引き出します。
次に同じ穴に針を入れ、糸をループ状に残したまま次の穴から針を出し、残したループに通して糸を全部引きます。
Step.11
続いて糸を出した穴に針を入れ、糸をループ状に残したまま次の穴から針を出し、残したループに通して糸を引きます。
Step.12
角度のある部分は一旦ステッチを終わらせると綺麗なラインになるので、花びらの端まで刺したら、ループの外側から同じ穴に針を入れます。
Step.13
糸が抜けないように、裏側で玉止めしておきます。
画像のように手間の糸を潜らせて、できたループに通すと玉止めができます。
この後、次の花びらも同じように刺していきます。
Step.14
最後も玉止めで刺し終わり、お花の刺繍の完成です。
Step.15
鳥の刺繍をしていきます。
コスモ25番刺繍糸674番(緑)を2本針に通し、玉結びで刺し始めます。
外側の輪郭をアウトラインステッチで刺します。
裏側から針を出し、2つ先の穴に糸を少し残して入れ、ひとつ前の穴から残した糸の上側に針を出して糸を全部引きます。
Step.16
上の輪郭と下の輪郭は繋げて刺さず、別々に刺していきます。
下の輪郭を刺していく際、尻尾の先端から刺し始めますが、右から左にアウトラインステッチを刺すのは難しいので、台紙を回して左から右に進むようにすると刺しやすくなります。
Step.17
最後は刺し始めから2つ目の下から穴に針を入れます。
コスモ25番刺繍糸671番(黄緑)を2本取りにして、輪郭内の線をアウトラインステッチで刺します。
Step.18
コスモ25番刺繍糸600番(黒)を2本取りにして、クチバシと足はストレートステッチ、目はフレンチノットステッチ2回巻きで刺します。
Step.19
下の横線をコスモ25番刺繍糸2307番(茶)を3本取りにして、バックステッチで刺します。
Step.20
これで完成です。
お手持ちの刺繍糸を使って、他の色にアレンジするのも楽しいと思います。
作り方のポイント
穴を大きく開け過ぎると近くの穴と繋がってしまったりするので、ほんの少し穴が開く程度にしておきます。
日付欄をステッチしたりしても素敵です。
このアイテムを作ったきっかけ
シンプルなカレンダーを雰囲気はそのままに、季節感を感じられるようなものにしたくて考えてみました。