テキスタイル風にデザインした沙羅双樹の刺繍も素敵です。生地や花の色味を変えて作ってみても。
沙羅双樹の刺繍ストールの作り方
裁ち方図(型紙・囲み製図)
- ダブルガーゼ:200cm×34cm(参考作品のサイズです。長さや幅はお好みで。)
- 刺繍糸:お好みで
Step.1
裁ち方図を参考にダブルガーゼをお好みのサイズにカットします。
仕上がりサイズが180×30cmの参考作品では、200×34cmにカットしています。
Step.2
両端を5mm〜1cmほどの三つ折りにし、アイロンをかけてからミシンをあてます。
フリンジを作るため、端から10センチほどは縫わずに残しておきましょう。
Step.3
フリンジを作ります。
端から1本から最大3本ずつ、目打ちや細い針で捌いて抜いていきましょう。
気長な作業になりますが、焦って縦糸を引かないように気をつけて。
個人的には真ん中から左右に向かって糸を捌いていくのがお勧めです。
端から15センチほどフリンジができるまで繰り返しましょう。
Step.4
15cmほどのフリンジができたら、等間隔で捌き、結んでいきます。絡まらないように慎重に作業しましょう。
ここでは1センチ間隔くらいで結んでみました。お好みでどうぞ♪
Step.5
作品の外枠ができたらいよいよ刺繍です。
今回は薄手のダブルガーゼでしたので、直接鉛筆で下書きしました。
チャコペーパーやトレッシングペーパーを使っても構いません。
ダブルガーゼは柔らかく伸縮性もあり歪みやすいので、図案を移すときはしっかり確認しながら書きましょう。
左右の図案を裁ち方図のように少し変えてみてもお洒落です。
Step.6
沙羅双樹の花は3本どりチェーンステッチで。
一番外枠は濃い黄色、間に白、次いでクリーム色で、花芯は山吹色…というイメージにしました。
外枠は濃い黄色、中はクリーム色、花芯は山吹色だけで描いている花もあります。個性的に仕上がるように工夫してみてくださいね。
もちろん、ピンク系や青系の花でアレンジしてみても良いでしょう。
花芯はフレンチノットステッチで。
Step.7
葉は6本どりのアウトラインステッチで。
刺繍糸の本数を増やすと存在感が増します。
1枚仕立てなので、裏面も気にしながら進めてくださいね。
Step.8
茎は6本どりのチェーンステッチで。
刺繍部分が完成しました。
Step.9
刺繍が終わった時点でフリンジを整えます。理由は刺繍している最中に絡まる事が多いので。
お好みや、途中の絡まり具合によりますが、こちらの作品ではフリンジ結目から10センチほどの位置をカットしています。
毛先を揃えるイメージで。長さを揃えるのに方眼厚紙が便利です。
Step.10
アイロンをかけて形を整えたら完成。
生地を変えて、刺繍の色味を変えて…アレンジも楽しめます。
寒い季節にはウールリネンなどを使っても良いでしょう。
作り方のポイント
フリンジを作るため、あまり目のつんでいない生地がお勧めです。
参考作品は初夏〜秋に使えるようなダブルガーゼですが、寒い季節だとウールリネンなどでも良いでしょう。
色味を変えて作っても素敵です。
このアイテムを作ったきっかけ
初夏の陽射しよけに、また少し肌寒くなった季節に役に立つストール。
肌触りの良いダブルガーゼで簡単に作れます。
柄物の生地を使っても良いですが、今回はお洒落な刺繍を施しました。
シンプルな図案なので、是非チャレンジしてみてくださいね。