作り方は簡単!図案をカレンダーに下書きし、あらかじめ刺す箇所には穴を開けて針を通していきます。
布への刺繍が苦手な方も、工作気分で気軽に楽しむことが出来ると思いますよ。
紙刺繍で飾ろう!11月のカレンダーの作り方
- 市販のカレンダー(見本は無印良品の卓上カレンダーを使用)
- 刺繍糸:適量(見本はコスモ25番刺繍糸187オレンジ、2702黄色、309茶色を使用)
Step.1
見本は無印良品の卓上カレンダーを使っています。
裏面は翌月のメモ欄になっているので、なるべく邪魔しない場所に刺していきます。
まずは図案を鉛筆で下書きします。
Step.2
月の数字の中央周りにリースの図案を下書きします。
円の図案を描く時は、円定規があると便利です。
まずは月の数字を中心に直径20mmの円を描きます。
次に円の上下左右に印をつけます。
Step.3
続いてその間に印をつけ、さらにその間に印をつけます。
Step.4
円の少し内側に、先ほどつけた印の間を埋めるように印をつけます。
Step.5
続いて年号と月の周りに紅葉の並木の下書きをしていきます。
まず年号の下に適当なラインと、その上に縦に3本のラインを引きます。
Step.6
ポツンポツンと、木のシルエットをイメージしながら葉っぱの印を描きます。
Step.7
カッティングマットなど固いものの上で目打ちや針を使って穴を開けていきます。
画像中央のカルコという大工道具(ホームセンターで販売されています)も、持ちやすく穴を開けやすいのでおすすめです。
穴は大き過ぎると隣の穴と繋がってしまったりするので、画像くらいのほんの少し開ける程度にします。
リースは印の部分に穴を開けます。
Step.8
並木は葉っぱの印をつけた部分と、ラインは端と中間を約5mmの間隔になるように穴を開けます。
その後、下書きの線を消します。
Step.9
リースと並木、どちらからでも刺し始めて構いません。
リースは、フレンチノットステッチで刺していきます。
25番刺繍糸は6本で1束になっているので、50〜60cmでカットして必要な本数を1本ずつ引き出して使います。
187番(オレンジ)を3本針に通し、片方に玉結びをして刺し始めます。
まずは台紙を裏返しにして、どの穴からでも構わないので針を入れ、糸を全部引き出します。
Step.10
続いて針に2回糸を巻きつけて、出した穴に針を少し刺します。
Step.11
糸を引いて針にキュッと巻きつけ、そのまま針を入れていきます。
Step.12
途中で糸が絡まったりするのを防ぐために、ギリギリまで糸は持ち、最後は台紙で押さえるようにします。
Step.13
他の穴も同じようにステッチし、最後は裏側で玉留めして糸を切ります。
これでリースの完成です。
Step.14
並木の葉っぱも同じようにフレンチノットステッチで刺します。
左の木は2702番(黄色)3本どり、右の木は187番(オレンジ)、中央の木は黄色を1本とオレンジを2本ミックスして刺しています。
下のラインはバックステッチ、木の幹はストレートステッチで刺します。
続いて画像のように、木の幹から枝を下のフレンチノットステッチへ伸ばして刺します。
これで全てのステッチの完成です。
Step.15
これで全てのステッチの完成です。
リースのステッチも色をミックスしてみたり、またグラデーション糸を使ったりしても素敵だと思います。
ぜひお好みの色で楽しんでみてくださいね。
作り方のポイント
穴を大きく開け過ぎると近くの穴と繋がってしまったりするので、ほんの少し穴が開く程度にしておきます。
日付欄をステッチしたりしても素敵です。
このアイテムを作ったきっかけ
シンプルなカレンダーに少し手を加えて、手作りの雰囲気を感じられるようなものを、と思い毎月のシリーズとして作っています。
今月はフレンチノットを使った紅葉のリースと、並木です。