小さな額に入れて飾ったり、卯年の方にプレゼントしたりして、ぜひ楽しんでくださいね。
コラムの最後にダウンロードできる刺繍図案がありますので、ご活用ください。
【図案付き】2023年卯年の刺繍の作り方
- 布：1枚 (見本はnunocoto fabric「鮫青海波文様(絹鼠色)」素材はオックス)
- コスモ25番刺繍糸：100番(白)、600番(黒)、630A番(黄緑)
- DMC 25番刺繍糸：316番(ピンク)、712番(ベージュ)
Step．1
布に図案を写します。
図案が動かないように、布にまち針で固定します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして図案と布の間に置き、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞります。
Step．2
刺繍枠をはめて布をピンと張った状態で刺繍を始めます。
今回は1本取りで始めますので、刺繍糸の束から1本引き抜いて針穴に通してください。（長さは60cm程度が刺しやすいです。)
【刺し始めのやり方】
布の上から針を刺し、小さな並縫いを2目入れ、糸をぎりぎりまで引きます。糸端を少し残して1つ前の穴に刺すと糸が絡まってとまるので、出ている糸を切ります。(裏に玉結びがあると刺繍しにくい場合があるため、この方法がおすすめです。)
Step．3
目を1本取りのサテンステッチで刺します。
曲線を描いている端から刺すのは難しいので、真ん中から刺し始め、左右を埋めるように刺すとバランスが取りやすいです。
Step．4
鼻を1本取りのサテンステッチで刺します。
Step．5
糸を変えます。裏の糸を2回すくって絡ませてから、糸端を切ってください。
次は2本取りで刺繍をしますので、刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。(以下、特に指定のない箇所は2本取りです。)
裏の糸を2回すくって糸を絡ませると解けないので、玉結びは不要です。
Step．6
鼻の下を縦向きのサテンステッチで刺します。
Step．7
顔をサテンステッチで刺します。
放射状になるように刺してください。
Step．8
手をサテンステッチで刺します。
Step．9
立っている方の耳の中のピンクの部分をサテンステッチで刺します。(垂れている方はまだ刺しません。)
先が尖っているので、斜めのステッチにすると刺しやすいです。
Step．10
両耳の白い部分をサテンステッチで刺します。
Step．11
目の光を小さなストレートステッチで入れます。
黒い糸が縦向きなので、光の白い糸は横向きに入れると埋もれにくいです。
Step．12
垂れている方の耳のピンクの部分をサテンステッチで刺してください。
Step．13
数字の「0」をサテンステッチで刺します。
放射状になるように刺してください。
Step．14
鼻の下の線と髭を1本取りのストレートステッチで刺します。
Step．15
数字をサテンステッチで刺します。
2枚目の写真のように、ステッチの向きを水で消えるチャコペンで先に描いておくと刺しやすいですよ。
Step．16
数字がすべて刺せたら刺繍の完成です。
Step．17
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませて消してください。消えにくい場合は、水道の水で洗い流してもOKです。
Step．18
アイロンをかけます。
アイロン台と布の間にタオルを敷いて、刺繍した面を下にしてかけると、刺繍が潰れすぎないのでおすすめです。布を軽く引っ張りながらアイロンをかけて、しわが取れたら完成です！
作り方のポイント
特に難しいステッチはありません。目や鼻は表情を決める大事な箇所なので丁寧に刺して、愛らしい表情を楽しんでくださいね！
このアイテムを作ったきっかけ
新年に向けて、干支と年号を合わせた刺繍を考えました。
この作品で使用した布
日本の伝統的な文様の一つ、青海波文様（せいがいはもんよう）のテキスタイルデザインです。 半円形を重ねたものを鱗状に並べる…
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