鯉のぼりの刺繍をご紹介します。キラキラした淡い色のスパンコールで鱗 (うろこ) を表現しました。
コラムの最後にダウンロードできる刺繍図案がありますので、ぜひ刺してみてくださいね。
【図案付き】鯉のぼりの刺繍の作り方
- 布:1枚 (見本はコスモのコットンクロス「ペールグレー」)
- コスモ25番刺繍糸:100番 (白)、297番 (黄色)、523番 (水色)、2111番 (ピンク)
- ビーズ刺繍糸:白
- Sea Horse Brandスパンコール:亀甲6mm CUP 335番 (ブルー) ×28個、519番 (ピンク) ×24個、559番 (黄色) ×15個
- TOHO丸特小ビーズ21 (クリア):67個
Step.1
布に図案を写します。
図案が動かないように、布にまち針で固定します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして図案と布の間に置き、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞってください。
Step.2
刺繍枠をはめて布をピンと張った状態で刺繍を始めます。
25番刺繍糸はすべて2本取りで刺繍をします。刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
【刺し始めのやり方】
布の上から針を刺し、小さな並縫いを2目入れ、糸をぎりぎりまで引きます。糸端を少し残して1つ前の穴に刺すと糸が絡まってとまるので、出ている糸を切ります。(裏に玉結びがあると刺繍しにくい場合があるため、この方法がおすすめです。)
Step.3
鯉のぼりの顔をサテンステッチで刺します。
上から平行に刺してください。
Step.4
途中で糸が足りなくなった時は、裏の糸を2回すくって絡ませてから、糸端を切ってください。
新しい糸にする時も、裏の糸を2回すくって糸を絡ませると解けないので、玉結びは不要です。
Step.5
鯉のぼりの尾びれをサテンステッチで刺します。
残りの2匹も同様に頭と尾びれを刺してください。
Step.6
鱗をスパンコールとビーズで刺繍します。
【スパンコールの付け方】
ビーズ刺繍糸を玉結びし、布の裏から針を出し、スパンコールの穴に通します。ビーズの穴に通して、またスパンコールの同じ穴を通して布に刺します。
Step.7
青い鯉の図案の上下に出ている縦線の内側に、スパンコールをタテ4個×ヨコ7個刺します。
右列から、上から下の順番に、スパンコールを少し重ねながら刺してください。
布の種類や刺繍枠のはめ方によって図案が伸びている場合があるので、ご自身の図案の線に合わせてバランスを取ってくださいね。
Step.8
同様にピンクと黄色の鯉の鱗も刺します。
ピンクはタテ4個×ヨコ6個、黄色はタテ3個×ヨコ5個です。
全部刺せたら刺繍の完成です。
Step.9
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませるか、水道の水で洗い流してください。
Step.10
スパンコールはアイロンの熱に弱いので、シワが気になる場合はスパンコールを避けてアイロンをかけるか、布を水に浸してシワを取るように自然乾燥させたら完成です!
見本のように刺繍枠 (12cm) に入れて飾ってもかわいいですよ!
作り方のポイント
スパンコールはビーズで刺し留める時に針を刺す場所で位置が決まります。針を持っていない方の手でスパンコールを固定した状態で針を刺すようにすると良いですよ。
このアイテムを作ったきっかけ
我が家の子供たちは姉妹なので、兜も鯉のぼりも持っておらず、こどもの日に気軽に飾れるアイテムが欲しくて考えました。
図案のダウンロードはこちら
※A4で印刷してご利用ください