もみじやどんぐりなど、秋らしいモチーフと配色で季節感を楽しめます。
コラムの最後にダウンロードできる刺繍図案と型紙がありますので、ぜひご活用ください。
【図案つき】もみじ&どんぐりの刺繍の布製しおりの作り方
- 表布:縦14.6cm×横5.6cm (縫い代0.8cm込み)+刺繍枠をはめられる余白 (Step 1でご説明します。) 1枚
- 裏布:縦14.6cm×横5.6cm (縫い代0.8cm込み) 1枚
- フェルト:縦8cm×横0.7cm
- コスモ25番刺繍糸:2343番(赤)、2924番(緑)
- DMC25番刺繍糸:839番(濃茶)、840番(薄茶)
Step.1
布を裁断します。
表布は、出来上がりサイズ(縦13cm×横4cm)と縫い代(0.8cm)をチャコペンで描いた後、刺繍をする部分にお手持ちの刺繍枠をはめられるように大きめに裁断してください。
裏布は、縦14.6cm×横5.6cm (縫い代0.8cm込み)に裁断します。
Step.2
布に図案を写します。
図案が動かないように、布にまち針で固定します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして図案と布の間に置き、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞります。
Step.3
刺繍枠をはめて布をピンと張った状態で刺繍を始めます。
2本どりで刺繍をします。刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
【刺し始めのやり方】
布の上から針を刺し、小さな並縫いを2目入れ、糸をぎりぎりまで引きます。糸端を少し残して1つ前の穴に刺すと糸が絡まってとまるので、出ている糸を切ります。(裏に玉結びがあると刺繍しにくい場合があるため、この方法がおすすめです。)
Step.4
もみじをサテンステッチで刺繍します。
まず頂点に一本ステッチを入れ、それに沿って片側ずつ刺します。斜めの角度を保って刺繍するときれいです。
Step.5
片側が刺せたら、もう一方も刺します。
外側の線から針を出し、葉っぱの真ん中の線上にある同じ穴に刺すと、葉脈がきれいに出ます。
Step.6
糸が足りなくなったら、裏の糸を2回すくって絡ませてから、糸端を切ってください。
新しい糸にする時は、裏の糸を2回すくって糸を絡ませると解けないので、玉結びは不要です。
Step.7
もみじの茎をアウトラインステッチで刺します。
Step.8
どんぐりをサテンステッチで刺繡します。
端から刺すのは難しいので、真ん中に1本ステッチを入れ、左右を埋めるように刺します。
Step.9
どんぐりの上の部分をフレンチノットステッチ(2回巻き)で埋め、上部に1本ストレートステッチを入れます。
Step.10
茎をアウトラインステッチで刺繍します。
Step.11
葉をサテンステッチで刺繍します。
真ん中に1本ステッチを入れ、左右を埋めるように刺します。
Step.12
同様にすべての葉と茎を刺し、刺繍の完成です。
Step.13
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませるだけで簡単に消えます。(クロバーの「水で消える チャコペーパー チャコピー 片面 クリアータイプ」を使用しています。製品によってはこすり洗いをしないと消えにくいものもあります。)
Step.14
アイロンをかけます。
アイロン台と布の間にタオルを敷いて、刺繍した面を下にしてかけると、刺繍が潰れすぎないのでおすすめです。
アイロンをかけたら縫い代線で布を裁断します。
Step.15
縦8cm×横0.7cmに切ったフェルトを真ん中で折り、少しずらして、裏布(表)の端から2mmに仮縫いします。
Step.16
2枚の布を中表にして、返し口を約7cm残して周りを1周縫います。
Step.17
縫い終えたら、角を縫い目から2mmのところで切り落としておきましょう。
縫い代も半分ほど切り落としておくと、表に返した時にもたつかず、きれいに仕上がります。
Step.18
返し口から表に返して、角を目打ちでしっかり出してください。
形を整えたらアイロンをかけ、最後に端から2mmのところをぐるりと一周縫って完成です!
作り方のポイント
難しいステッチは特にありません。
布や糸の色をアレンジして楽しんでください!
このアイテムを作ったきっかけ
読書の秋がもっと楽しくなる、オリジナルのしおりを作りました。
図案のダウンロードはこちら>>
※A4で印刷してご利用ください