小さな額に入れて玄関に飾るなど、新年に向けての飾りつけにぴったりですよ。
コラムの最後にダウンロードできる刺繍図案がありますので、ぜひご活用ください。
【図案付き】2025年巳年の刺繍の作り方
- 布:1枚 (見本はnunocoto fabric「鮫青海波文様(絹鼠色)」素材はオックス)
- コスモ25番刺繍糸:324番(黄緑)、600番(黒)
- DMC 25番刺繍糸:152番(ピンク)、3822番(黄)
Step.1
コラムの最後にある刺繍図案をダウンロードして印刷し、布に図案を写します。
図案が動かないように、布にまち針で固定します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして図案と布の間に置き、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞってください。
Step.2
刺繍枠をはめて布をぴんと張った状態で刺繍を始めます。
指定箇所以外すべて2本取りで刺繍をします。刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
【刺し始めのやり方】
布の上から針を刺し、小さな並縫いを2目入れ、糸をぎりぎりまで引きます。糸端を少し残して1つ前の穴に刺すと糸が絡まってとまるので、出ている糸を切ります。(裏に玉結びがあると刺繍しにくい場合があるため、この方法がおすすめです。)
Step.3
水玉模様をサテンステッチで刺します。
半円は、曲線を描いている端から刺すのが難しいので、真ん中から刺し始め、端に向かって交互に刺すとバランスを取りやすいです。
Step.4
水玉模様を続けて刺します。
糸が足りなくなったら、裏の糸を2回すくって絡ませてから、糸端を切ってください。
新しい糸にする時も、裏の糸を2回すくって糸を絡ませると解けないので、玉結びは不要です。
Step.5
水玉模様を全部刺します。
Step.6
体をサテンステッチで刺します。
口から刺すのは難しいので、最初の水玉模様の周辺から刺し始めて、顔の方に刺し進めてください。
Step.7
体を全部サテンステッチで刺します。
しっぽの先は斜めのステッチにして、尖らせるようにしてください。
Step.8
数字の「2」をサテンステッチで刺します。
Step.9
数字の「5」をサテンステッチで刺します。
曲がるところは、水で消えるチャコペンでステッチの向きを描いておくと刺しやすいですよ。
Step.10
1本取りで、目をフレンチノットステッチ(2回巻き)で刺し、舌をアウトラインステッチで刺したら刺繍の完成です!
Step.11
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませるか、水道の水で洗い流してください。
Step.12
アイロンをかけます。
アイロン台と布の間にタオルを敷いて、刺繍した面を下にしてかけると、刺繍が潰れすぎないのでおすすめです。布を軽く引っ張りながらアイロンをかけて、しわが取れたら完成です!
作り方のポイント
ひたすらサテンステッチをするので少し時間がかかるかもしれませんが、難しいステッチはありませんので、楽しみながら刺繍してくださいね。
このアイテムを作ったきっかけ
新年に向けて、干支と西暦を組み合わせた刺繍を考えました。
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