チェーンステッチとレゼーデージーステッチは刺し方の解説つきです。
コラムの最後にダウンロードできる図案がありますので、ぜひご活用ください。
【図案つき】ひまわりの刺繍の作り方
- 布:1枚
- コスモ25番刺繍糸:337番(緑)、578番(茶)、701番(黄)
Step.1
布に図案を写します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして置きます。さらにその上に図案を置いて、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞります。
Step.2
刺繍枠をはめて布をピンと張った状態で刺繍を始めます。
2本どりで刺繍をします。刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
Step.3
チェーンステッチでひまわりの中心を刺繍します。
玉結びをして①から出し、同じ穴の②に入れ、③に出した針先に糸をかけて針を引き、輪を作ります。
強く引っ張りすぎず、ふんわり輪を作るときれいです。
Step.4
輪の中の④(Step. 3の③と同じ穴)に針を入れ、一針分先の⑤に出して糸をかけ、針を引きます。
これを繰り返してください。輪の大きさを揃えるのがきれいに見えるポイントです。
Step.5
一周続けて刺します。
最後は、一番最初に作った輪の下に針をくぐらせて、最後の輪の中に入れて終わらせます。
Step.6
円全体が埋まるまで刺繍します。
最後は小さなスペースが残るので、レゼーデージーステッチを1つ入れます。(レゼーデージーステッチの刺し方は、次のStep.7~8で詳しくご説明します。)
Step.7
花びらを刺繍します。
まず、レゼーデージーステッチをします。
①から針を出し、同じ穴の②に入れ、花びらの先端の③に出します。糸をかけて針を引き、輪を作ります。
Step.8
③のすぐ上の輪の外側の④に針を入れます。これで輪がとまり、レゼーデージーステッチができました。
Step.9
作った輪の中にストレートステッチを入れます。
輪の下部の同じ穴から針を出し、輪をとめているステッチのすぐ下に入れます。
Step.10
同様の手順で、花びらを全部刺します。
Step.11
左の葉っぱをサテンステッチで刺繍します。
まず頂点に一本ステッチを入れ、それに沿って片側ずつ刺します。斜めの角度を保って刺繍するときれいです。
Step.12
葉っぱの片側が刺せたら、もう一方も刺します。
外側の線から針を出し、葉っぱの真ん中の線上にある同じ穴に刺すと、葉脈がきれいに出ます。
Step.13
右の葉っぱをサテンステッチで刺します。
端から刺すのは難しいので、真ん中に1本ステッチを入れ、それに沿って両側を端まで刺します。
Step.14
最後に6本どりのアウトラインステッチとストレートステッチで茎を刺して刺繍の完成です。
Step.15
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませるだけで簡単に消えます。(クロバーの「水で消える チャコペーパー チャコピー 片面 クリアータイプ」を使用しています。製品によってはこすり洗いをしないと消えにくいものもあります。)
Step.16
アイロンをかけます。
アイロン台と布の間にタオルを敷いて、刺繍した面を下にしてかけると、刺繍が潰れすぎないのでおすすめです。布を軽く引っ張りながらアイロンをかけて、シワがとれたら完成です!
作り方のポイント
チェーンステッチとレゼーデージーステッチは、糸を強く引っ張りすぎず、ふんわり丸い輪にするときれいです。
また、どちらのステッチも続けて刺すうちに糸がねじれてくるので、こまめに針をまわしてねじれを元に戻すようにするときれいに刺繍できます。
このアイテムを作ったきっかけ
夏らしい刺繍をしたくなり、昨年の夏に我が家の庭で元気に咲いたひまわりがとてもきれいだったので作りました。
図案のダウンロードはこちら>>
※A4で印刷してご利用ください