ゴムスカートでも、タックを入れるとウエストがもたつかずスッキリするので、ちょっとしたお出かけ着にすることもできます。
少し工程は増えますが、直線裁ちと直線縫いのみで出来るので、ぜひ作ってみてください。
ウエスト周りすっきり!タック入りゴムスカートの作り方
裁ち方図(型紙・囲み製図)
- 布:幅110cm×長さ180cm
- ゴム:3cm幅 適宜(ウエストサイズ×90%ほど)
総丈90cm用の材料です。
ウエストの出来上がりサイズ(ゴムを伸ばした状態で)100cmです。
Step.1
今回は前・後ともに大き目のタックを3本入れます。
本体布の前・後それぞれに図のようにチャコペンで印をつけます。
布の中心から印をつけていくとやりやすいです。
Step.2
上図を参考に、裏側から青い線で山折りし、両サイドの赤い線同士をを重ねて10cm縫います。
前3本、後3本の計6本を同様に縫います。
Step.3
縫った部分を真ん中で開いて、縫った部分(上から10cm)にアイロンをかけます。
Step.4
本体(前と後)を中表に重ねて、脇を縫い代1cmで縫います。
縫い代は重ねて裁ち目かがり(ジグザグ縫い)をして、アイロンで後がわに倒しておきます。
Step.5
裾を1cm+2cmの三つ折りにしてアイロンをかけ、端2㎜ほどのところで縫います。
Step.6
ベルト布を作ります。
中表に半分に折って、端を写真のようにゴム通し口3.5cmを残して、縫い代1cmで縫います。
Step.7
縫い代をアイロンで割り、ゴム通し口の周りをミシンで四角く縫っておきます。
Step.8
本体とベルト布を縫い合わせます。
ベルト布で本体の上端をくるむようなイメージです。
まず本体裏側にベルト布を合わせてマチ針でとめ、縫い代1cmで1周縫います。
ゴム通し口は内側にくるようにしたいので、写真のように縫い代側にくるようにしてください。
Step.9
ベルト布を、縫ったところで上に折り上げてアイロンをかけます。
ベルト布の反対側の端も内側に1cm折ってアイロンをかけておきます。
Step.10
ベルト布を出来上がり線で半分に折って、マチ針で固定し、端2mmほどのところを表側からぐるっと1周縫います。
Step.11
ゴム通し口からゴムを通します。
ゴムが太くて紐通しにうまく通せないときは、写真を参考にしてみてください。
ボールペンや大きな安全ピンでも代用できます。
Step.12
ゴムの端をミシンで縫い留めて、ゴム通し口を手縫いで閉じたら出来上がり!
作り方のポイント
ウエストを少し太くするときは、タック幅を8cmから7cmに減らすとよいですし、ウエストを細くしたいときはタック幅を9cmに増やすとよいです。
体に合わせて調節してみてください。
タックの数が多いと大変ですが、前後3本だけなので作りやすいと思います。
このアイテムを作ったきっかけ
楽に履けるロングスカートが欲しくて作りました。
最初は手っ取り早くゴムを通すだけの簡単なものを作ったのですが、出来上がって試着をするとおなか周りが太って見えたので(汗)、ほどいてタックを入れることにしました。
おなか周りがすっきりして、ずいぶん履きやすくなったと思います。