さまざまなモチーフが形づくられ、とっても目を惹きますね。
本来ならばちりめんや古布を使い作るものですが、今回は100円ショップでも手に入りやすいフェルトで気軽にチャレンジしてみませんか?
スタンドも吊るし雛専用ではなく、100円ショップで購入できるバナナスタンドを使っています。
ミニサイズでかわいいですよ。
無料でダウンロードできる型紙を用意しています。(コラムの最後にダウンロードURLがあります)
ひな祭りのディスプレイに、ぜひ作ってみてくださいね!
【型紙あり】ひな祭りに!フェルトで作るミニ吊るし雛の作り方
裁ち方図(型紙・囲み製図)
- フェルト(赤):10cm×10cm
- フェルト(白):10cm×15cm
- フェルト(ピンク):15cm×15cm
- フェルト(紫):5cm×10cm
- リリアン糸(赤):28cm
- 白ポンポン(直径約1cm)∶1個
- 鈴(11cm):2個
- 手芸綿:適量
- 刺繍糸(赤、ピンク、紫、白、黄色):適量
- バナナスタンド(今回はダイソーで購入):1台
- 布用ボンド
Step.1
リリアン糸を28cmにカットして、6cm程折り返して結んでおきます。
Step.2
桃の花を作ります。
型紙通りにカットしたピンクのフェルトの周囲を、刺繍糸2本どりでぐし縫いして、綿を詰めて絞り、玉留めしておきます。
絞った側が「裏」になります。
Step.3
黄色の刺繍糸3本どりで、裏から中心に針を刺し、また裏から針を刺したら、フェルトに少し食い込むように強めに引きます。
これを5等分になるように繰り返します。
最後に中心で5回巻きのフレンチノットステッチをして、裏で玉留めします。
白も同じように作っておきます。
Step.4
白い花の裏に、布用ボンドでリリアン糸を貼り付けます。
結び目がちょうど隠れるように貼り付けると良いです。
ピンクの桃の花を上から重ね、コの字閉じで縫い合わせます。
これで桃の花が完成です。
Step.5
次に玉飾りを作ります。
赤のパーツの上に紫のパーツを5mmくらい重ね、たてまつりで縫い合わせます。
反対側は逆に、紫のパーツの上に赤のパーツを5mm重ね、たてまつりで縫い合わせ筒状にします。
Step.6
リリアン糸を通し、上部を刺繍糸2本取りでぐし縫いします。
桃の花から約1.5cm離して、ぐし縫いした糸を絞り玉留めします。
Step.7
裏からリリアン糸の根本に布用ボンドを付けておきます。
下部もぐし縫いをして、綿を詰めてから絞ります。
これで玉飾りの完成です。
Step.8
次にうさぎを作ります。
まずは側面パーツに目を刺繍します。
型紙で指定されている箇所に、赤色の刺繍糸6本どりで、4回巻きのフレンチノットステッチを刺します。
Step.9
耳を作ります。
白の耳パーツにピンクの耳パーツを少し下にずらして布用ボンドで貼り付け、ピンクを内側に半分に折り、仮縫いしておきます。
Step.10
側面パーツと背中パーツを巻きがかり縫いで縫い合わせます。
途中には耳パーツを忘れずに縫い込んでください。
Step.11
お腹パーツは途中で手芸綿を詰めながら、巻きがかり縫いで縫い合わせていきます。
鼻側から縫い合わせるとバランス良くなりますよ。
Step.12
最後に、鼻を赤色の刺繍糸3本どりで3回巻きのフレンチノットステッチで作ります。
糸端は目立たないように処理します。
しっぽ(白のポンポン)を布用ボンドでおしり側に貼り付けて、うさぎは完成です。
Step.13
目打ちでうさぎの中心に穴を開け、毛糸とじ針でリリアン糸を背中側から通します。
Step.14
リリアン糸の玉飾りから約1.5cm離した箇所に布用ボンドを塗り、うさぎ体の中に入れます。
Step.15
次は、また玉飾りをstep.5〜7と同じ要領でリリアン糸に付けます。
Step.16
最後に一番下の三角を作ります。
1番大きなピンクの三角に、赤と白の三角を重ねてたてまつりで縫い付けます。
もう1枚分は、色が対称になるように縫い付けてください。
Step.17
1枚の三角の裏の先端に、布用ボンドでリリアン糸を貼り付け、もう一枚の三角を重ねて巻きかがり縫いで縫い合わせます。
Step.18
巻きかがりをしている途中で、下辺の両角には鈴を取り付けます。
Step.19
綿を詰めて、最後まで閉じていきます。
Step.20
バナナスタンドに吊るして完成です!
お疲れさまでした!
作り方のポイント
アイテム数が多いので時間はかかりますが、ひとつひとつはとっても簡単に作れます。
他にもアレンジして本数を増やすともっと華やかになりますね。
このアイテムを作ったきっかけ
娘が産まれてから、ずっと吊るし雛が気になっていました。
本格的な吊るし雛は、難しそうでなかなか手が出せずにいましたが、フェルトなら気軽に作れるかも!と思い作ってみました。
子供の幸せを願い、様々な意味が込められている吊るし雛はとても奥が深く、何を作ろうか考えるだけでも楽しかったです。
ぜひ作ってみてくださいね。