バイカラーの刺繍マスク【製図あり】の作り方

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バイカラーの刺繍マスク【製図あり】の作り方

裁ち方図（型紙・囲み製図）

Step．1

厚紙でマスクの型紙をとりましょう。
正確に図案を転写できますし、何枚も作りたい時にも便利です。

こちらに挙げている製図（大人用Mサイズ）は断ち切り線。縫い代は必要ありません。

今回使わせて頂いたのはnunocoto fabricさんの「Happy Bugs」です。どの昆虫の、どの部分を使うか慎重に選びましょう。

Step．2

手順1で作った型紙を使ってパターンを写し、生地を裁断します。
表生地2枚（柄1枚+無地1枚）、裏生地2枚（ダブルガーゼ）、合計4枚です。

上下左右を間違えないようにご注意ください。
縫うときにも間違えないように、上下が判るような印を付けておくと良いでしょう。

※写真には刺繍部分が写っていますが、刺繍の解説はまた後ほど…。

Step．3

刺繍について解説します。

今回はとても素敵な生地の柄から刺繍のワンポイントを選びました。
どの昆虫にしようかな…。昆虫好きの息子と迷いながら、お気に入りの4種類を選びました。

生地から転写し、コピー機で好みの大きさに拡大縮小します。

※生地の柄をトレースする点に関して、著作権に関する注意事項がございますので、コラムの最下部をご確認ください。

Step．4

無地の方の表生地にデザインを転写します。

今回はミツバチとクワガタを選びました。どんなステッチが良いか考えてみるのも楽しいですよ。
線で刺しても面で埋めても、印象が変わって素敵です。
細かい模様はデフォルメしても良いですね。

Step．5

刺繍します。
ミツバチは全てサテンステッチで埋めました。
クワガタはアウトラインステッチだけの線の刺繍です。
今回は色味なども生地のデザインと統一しましたが、お好みで。

Step．6

マスクに仕立てます。
表生地2枚、裏生地2枚をそれぞれ中表に合わせて、カーブの部分を端から1センチのところで縫い合わせます。

Step．7

先程の1センチの縫い代を片側に倒して、アイロンをあてます。
この時、表生地裏生地ともに同じ方向に倒すようにご注意ください。

Step．8

表生地、裏生地それぞれの中心部分に1ミリほどの抑えミシンをあてます。
手順7でアイロンを当てた部分なので、折った方向を指で確認しながら丁寧に。

このひと手間が、ゴワゴワせずにすっきり仕上げるポイントです。

Step．9

表生地と裏生地を中表に合わせて、マチ針で固定します。
中心の縫いしろが互い違いになるように中心を合わせて、布端から1センチのところで縫い合わせます。

Step．10

表側にひっくり返してアイロンで形を整えます。

Step．11

上下端から1ミリほどのところに抑えミシンを当てます。
抑えミシンは無くても大丈夫なら工程ですが、より綺麗に仕上がるのでお勧めです。

Step．12

左右両端を1センチの三つ折りにします。
アイロンで折り目を付けてから、ミシンをかけます。

Step．13

マスクゴム（30cm×2本）を左右に通して完成です。

Step．14

ルリホシカミキリも作ってみました。
昆虫の色味を変えても可愛いです。

作り方のポイント

上下のある生地の場合、裁断の折に注意して下さい。
今回の型紙は上下の形が少し違うものです。
マスクの型紙は本やインターネットなどに様々ありますので、お好みのものを。
お気に入りの型紙を見つけることも楽しみの1つです。

このアイテムを作ったきっかけ

素敵な生地の柄を活かした作品を作りたいと思いました。
バイカラーにすることによって、全体に持ってくるとガラガラしてしまうマスクもスッキリとした印象に仕上がり、お洋服にも合わせやすくなります。

この作品で使用した布

布・生地の通販サイト：nunocoto fabric

Happy Bugs（ブルー）昆虫柄- 布・生地の通販サイト：nunocoto fabric

男の子の大好きな昆虫柄のテキスタイルデザインです。 まるで絵本から飛び出してきたような、いえ、草むらから飛び出してきたよ…

＜生地の柄を刺繍するアイデアに関しての注意事項＞

本コラムではnunocoto fabricの柄をトレースして刺繍を施しておりますが、こちらはデザイナーであるさこももみさんに特別に許可をいただいて掲載をしております。

個人的にお楽しみいただく分には、生地の柄やキャラクターイラストなどを模写して刺繍をすることは問題ございませんが、商用利用の場合は著作権法に触れる可能性がございます。十分にご注意いただきますよう、お気を付けくださいませ。

koshirau事務局より。