気づかないうちに、靴下のつま先から親指が「こんにちは」していたり、かかとや足裏も薄くなっていたり。
穴が開いたらすぐに靴下を捨ててしまう人も多いですが、お気に入りの一足だったりすると、なかなか買い替えもできませんよね。

穴の開いた靴下を捨てる前に、ちょっと時間をかけて穴の補修をしてみませんか?
意外と簡単で楽しい、靴下の穴の補修方法をご紹介します。
捨てるのはちょっと待った!靴下の穴の塞ぎ方
靴下の穴を塞ぎたい!という場合、次の3つの方法から、自分でできそうなものを選びましょう。
- 縫い閉じる
- 接着芯を貼る
- 補修シール(パッチ)を使う
それぞれの方法をご紹介します。
靴下の穴の補修方法・縫い方(ダーニング)

ダーニングという方法で、靴下の穴を塞ぐ方法をご紹介します。
ダーニングに必要なもの
本来「ダーニングマッシュルーム」という、キノコの形をした専用の手芸道具が必要なのですが、わざわざ買う必要はありません!

球体やドーム型のモノがあれば、ダーニングマッシュルームの代わりに使えます。
- 電球
- 調味料の入れ物
- ガチャチャのケース
など、なんでもOKです!
今回は、ボディオイルの蓋がちょうどよさそうだったので使用しました!
また糸は、刺繍糸3本取りで行います。
靴下ではなくニットのセーターなどの穴を塞ぐ場合は、毛糸で行いましょう。
穴の補修方法(ダーニングのやり方)


穴に近すぎるとほつれるので注意しましょう。

最後に糸始末をするので、10cmほど残しておいてください。

この時もあまり穴に近すぎるとほつれるので、大きめに囲いましょう。



最後は玉止めをせずに、針から糸を抜いてください。
※一色の糸で穴を塞ぐ場合は、糸がつながった状態で続けて下さい。

玉結びはせず、10cmほど糸端を残しておきます。



1段目とは互い違いになるように、機織りをするような感じで行いましょう。



これを繰り返します。

このあとは、端から飛び出た糸始末をしていきます。



糸がしっかりと絡まるので、玉結び・玉止めをしなくても大丈夫です。


靴下と同じ色の糸なら目立たない!
カラフルな糸でダーニングをするのもかわいいですが、靴下の色と同色にすれば補修の跡が全く目立ちませんよ。


もはや「え、どこ?」ってくらいわからないですよね。

近寄ってみると、補修の跡がわかります。
靴下の色と合わせると目立たず穴補修ができますが、縦横の糸が同じだと(特に濃い色!)割とやりにくいので注意してくださいね。
靴下の穴補修の解説動画
今回ご紹介した、ダーニングで靴下の穴を縫い繕う方法を、動画にもまとめました。
画像よりも断然わかりやすいので、こちらもぜひご覧くださいね。
丈夫に補修するなら、接着芯+ダーニングがおすすめ
ダーニングで靴下の穴を縫い閉じるだけでもいいのですが、もっと頑丈にしたい!という場合には、接着芯を付けることをおすすめします。
靴下の裏面から接着芯を貼り、上からダーニングを行います。

接着芯で完全に穴を塞ぎ、上からダーニングをしてより丈夫に仕上げます。
接着芯の貼り方は次の段落で詳しく解説しています。

こんな丸形にするのもかわいいですね。
子供の部活や習い事で使うソックスなど、ガンガン使うものは、接着芯も活用してみて下さいね。
縫わない!簡単!靴下の穴を補修する方法
ダーニングで靴下の穴を縫い塞ぐ方法をご紹介しましたが、そもそもお裁縫が苦手…という方もいますよね。
縫わずに応急処置できる、靴下の穴補修方法を2つご紹介します。
接着芯を貼る
わざわざ縫うのは面倒くさい!という方は、片面接着芯を靴下の裏から貼るだけでも穴を塞ぐことができます。
接着芯とは、片面(もしくは両面)にノリが付いた薄い布のことで、アイロンで接着することができます。
手芸店のほか、ダイソーやセリアなどの100均でも購入可能です。



糊の付いた面をアイロン側にしないように注意してください。

靴下と同系色の接着芯を使えば、ほとんど目立ちませんね。
補修シール(パッチ)を使う
縫いもの?接着芯?そんなの面倒だし、よくわかんないよー!って方は、靴下の穴を塞ぐ専用のシールを購入しましょう。
粘着シールを穴に貼るだけなので、とても簡単な補修方法です。
楽天やAmazonだと400円~700円程度、100均にも売っているようです。
ただし補修シールの場合、色が「白・黒・紺」程度であまりバリエーションがありません。
目立たず白黒紺色以外の靴下の穴を塞ぐなら、縫い繕うのことをおすすめします。
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