【手縫い】縫い始め・縫い終わりにやりたい「返し縫い」のやり方

手縫いの縫いはじめ・縫い終わりに行う返し縫いのやり方

手縫いの場合、縫い始めには「玉結び」を、縫い終わりには「玉止め(玉留め)」をして、縫い目がほどけるのを防ぎます。

玉結びや玉止めだけじゃなく、ミシンのように「返し縫い」を行うこともあります。

目の粗い布で、結び目がほどけてしまうのが心配な時や、強度を上げたいときにオススメの、手縫いの返し縫いについて解説していきます。

※本記事でいう「返し縫い」は、「半返し縫い・本返し縫い」ではなく、ミシンの返し縫い同様の、縫い始めと縫い終わりの処理について解説になります。

玉結び・玉止めのやり方は、こちらの記事で解説しています。

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玉止め玉結びのやり方

返し縫いのやり方(縫い始め)

手縫いの縫いはじめ(返し縫い)
玉結びをして、布の裏から針を出す
手縫いの縫いはじめ(返し縫い)
1針縫う
手縫いの縫いはじめ(返し縫い)
最初に針を出した個所に戻って、もう一度刺す
手縫いの縫いはじめ(返し縫い)
同じ個所をもう一度縫う

返し縫いのやり方(縫い終わり)

縫い終わりの返し縫い
布の裏側で玉止めをする
縫い終わりの返し縫い
表に返し、1針戻って同じ個所に針を刺す
縫い終わりの返し縫い
最後の1針と同じ個所を縫う
縫い終わりの返し縫い
糸端を5mmほど残して切る

返し縫いがほどけるのが心配な時は、縫い目に糸をくぐらせてから切るのがオススメ!

縫い目に糸をくぐらせる

手縫いでも、返し縫いは必要なの?

基本的には手縫いの場合、玉結びと玉止めを行うことでほどけることはないので、返し縫いは必須ではありません。

でも手縫いも返し縫いをすることで、以下のようなメリットがありますよ。

玉結び・玉止めが、布をすり抜けてしまうのを防ぐ

麻(リネン)など、目の粗い布を使うときは、玉結び・玉止めがすり抜けてしまうことがあります。

結び目を大きく作ればいいのですが、多少ゴロゴロしてしまうので、見た目にこだわる場合は返し縫いで玉結び・玉止めが、布をすり抜けてしまうのを防ぐようにしましょう。

玉結び・玉止めがほどけてしまうのを防ぐ

慣れてくるとキレイに作れる玉結び・玉止めですが、はじめのうちは結び目がほどけてしまい、うまくいかないこともありますよね。

心配な方は、玉結び・玉止めの保険として、返し縫いをしておくのがオススメです。

糸が足りなくて、玉止めできないとき

縫い終わりの玉止めをするとき、針に負けないほど、残りの糸が短くなってしまうことがありますよね。

ギリギリまで粘らず、途中で糸を変えればいいのですが、「あと少し!」と思って、そのまま縫い進めてしまうことはよくあることです…。

こちらの記事で、糸の長さが足りない時の玉止めの方法を解説していますが、「それでも無理!」というときは、返し縫いだけでもしておきましょう。

返し縫いだけじゃなく、最後に残った糸を縫い目にくぐらせておけば、簡単にほどけてしまうことはありませんよ。

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