今回はnunocotoさんの可愛らしい魚柄の生地を使ったので、水槽のような刺繍デザインと相まって全体的に水族館のような仕上がりに。
色味を変えて作ってみても可愛いですね。
夏にたくさん履かせてあげたい作品です。
水槽みたいな刺繍ポケットの作り方
裁ち方図(型紙・囲み製図)
- 無地の生地:約30cm×30cm
ズボン本体の材料は、nunocoto fabricおなかすっぽりパンツのレシピをご参照ください。
Step.1
nunocoto fabricさんのお腹すっぽりズボンのレシピを参考に。
ゴムを入れる手前まで仕立ててください。
今回はnunocoto fabricさんの可愛らしい魚柄の生地を使わせていただきました。
Step.2
ポケットをつけます。
左側の型紙から図のように印をつけ、刺繍可能な位置を確認してください。
※図の左側が断ち切り線、右側は仕上がり線です。
Step.3
刺繍していきます。
裁ち方図から図案をトレッシングペーパーにうつして生地に固定してください。
チャコペーパーで転写しても良いです。
Step.4
さんごのアウトラインをとります。
3本どりスプリットステッチで。
Step.5
サンゴに続き、海藻のアウトラインをとります。
同じく3本どりスプリットステッチで。
Step.6
蟹は2本どりサテンステッチで埋めます。
足は3本どりストレートステッチで。
Step.7
魚も2本どりサテンステッチで埋めます。
埋め終わった後で縞模様をストレートステッチで。
Step.8
デザインの概略がとれたらトレッシングペーパーを取り除きます。
目打ちを使って丁寧に。
Step.9
輪郭だけ刺繍した珊瑚と海藻の中も、スプリットステッチで埋めます。
また、水泡、カニや魚の目などビーズを使う部分も。ビーズは2-3回縫い付けて丈夫に仕上げましょう。
ポケット部分の刺繍が完成しました。
Step.10
ポケットに仕立てていきます。
ポケットの口を1cmの三つ折りにしてアイロンをかけミシンをあてます。
口以外の部分にはジグザグミシンをあて、解れないように処理します。
Step.11
写真の位置に並行して2本、左右合計4本のミシンステッチをあてます。
ミシンの設定は一番大きい針目にしておきましょう。
縫い初めと縫い終わりの糸は長めに(10cm以上)残しておいて下さい。
Step.12
写真の位置を玉留めで留めておきます。
並行した2本のステッチの始点を1点に纏めておくイメージです。
左右2つの玉留めができます。
Step.13
今度は右側の仕上がり線の型紙を使います。
(※図の左側が断ち切り線、右側は仕上がり線の型紙です。)
ポケット生地の内側に型紙を入れ込み、仕上がり線に沿うように形を作りながら、玉留めしていない方の糸を引っ張ります。
左右とも同じように形を整えましょう。
Step.14
アイロンで形を整え、ポケットを付けたい位置にまち針で固定します。
ここでは上端から7cmのところにポケットを着けましたが、お好みの位置に。
Step.15
端から1mm程度のところにステッチをあて、ポケットを縫い付けます。
ポケット口は写真のように三角にステッチを当てると丈夫に仕上がります。
Step.16
ポケットが仕上がりました。最後にウエストにゴムを入れ、アイロンを当てて完成です。今回はお尻にポケットを付けました。
シンプルなつくりの履きやすいパンツなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
写真左側のように無地(こちらはコーデュロイです)で作って、直に刺繍しても可愛いです。
作り方のポイント
柄物の生地と合わせて刺繍ポケットを作るときは、柄に合わせてテーマを決めると楽しいです。
今回のテーマは「水族館」です。
このアイテムを作ったきっかけ
前後が同じタイプの型紙なので、お尻にポケットが付いただけでアクセントになります。
また、子供が好きな石ころやどんぐりをちょっと入れるのにも便利。
この作品で使用した布
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