レゼーデージーステッチとストレートステッチを組み合わせたステッチは解説付き。
コラムの最後にダウンロードできる刺繍図案がありますので、ぜひ刺してみてくださいね!
【図案付き】ラベンダーの刺繍の作り方
- 布:1枚 (見本はnunocoto fabric「IRO MUJI (グレージュ)」素材:オックス)
- コスモ25番刺繍糸:175番(濃紫)、521A(淡水色)、2317番(緑)
- DMC25番刺繡糸:210番(薄紫)
Step.1
布に図案を写します。
図案が動かないように、布にまち針で固定します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして図案と布の間に置き、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞります。
Step.2
刺繍枠をはめて布をピンと張った状態で刺繍を始めます。
すべて2本取りで刺繍をします。刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
Step.3
紫のつぼみを刺繍します。
まず、レゼーデージーステッチをします。
①から針を出し、同じ穴の②に入れ、先端の③に出します。糸をかけて針を引き、輪を作ります。
Step.4
③のすぐ上の輪の外側の④に針を入れます。これで輪がとまり、レゼーデージーステッチができました。
Step.5
作った輪の中にストレートステッチを入れます。
輪の下部の同じ穴から針を出し、輪をとめているステッチのすぐ下に入れます。
Step.6
同様の手順で、全て刺します。
上から下へ、奥から手前の順番で刺すと立体感が出ます。
Step.7
糸を変えます。裏の糸を2回すくって絡ませてから、糸端を切ってください。
新しい糸は、裏の糸を2回すくって絡ませると解けないので、玉結びは不要です。
Step.8
隣のラベンダーも同様に刺します。
Step.9
葉以外の緑の部分をアウトラインステッチとストレートステッチで刺します。
Step.10
葉をサテンステッチで刺します。
細い葉なので、真ん中に入れたステッチに沿って、左右に1本ずつ足す程度でOKです。
Step.11
花瓶と水をアウトラインステッチとストレートステッチで刺したら刺繍の完成です。
Step.12
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませるだけで簡単に消えます。(クロバーの「水で消える チャコペーパー チャコピー 片面 クリアータイプ」を使用しています。製品によってはこすり洗いをしないと消えにくいものもあります。)
Step.13
アイロンをかけます。
アイロン台と布の間にタオルを敷いて、刺繍した面を下にしてかけると、刺繍が潰れすぎないのでおすすめです。布を軽く引っ張りながらアイロンをかけて、しわがとれたら完成です!
作り方のポイント
特に難しいステッチはありません。お手持ちの紫色の刺繍糸を自由に組み合わせて、ぜひ楽しんでくださいね!
このアイテムを作ったきっかけ
初夏から咲き始めるラベンダー。刺繍モチーフとして人気ですが、花瓶に生けて飾ってある図案にしてオリジナルティーを加えました。
この作品で使用した布
IRO MUJIシリーズ第三弾のテーマは「くすみカラー」。 ニュアンスカラーとも言われるちょっと゛ワザあり”な色です。 …
図案のダウンロードはこちら>>
※A4で印刷してご利用ください