買ってきた花束をプレゼントする事はあると思いますが、手作りはハードルが高く感じますよね。
今回は、そんな初心者さんでもできる、ボックス入りのフラワーアレンジをご紹介します。
ボックスフラワーは基本平面で花を挿していくので、花の量や凹凸も少なく、初心者さんにもつくりやすいアレンジです。
母の日やお誕生日のちょっとしたプレゼントに、手作りしてみて下さい。
初心者さんにもできる!ボックスフラワーの作り方
- 箱:1個
- 生花:お好みのお花(※)
- オアシス:1個
- セロファン(又はポリ袋など):1枚
- テープ:適量
- メッセージカード:1枚
- ハサミ
- バケツ
- 包丁
※今回使用したお花
・トルコキキョウ×1本
・アジサイ×1本
・SPバラ(エクレール)×1本
・カーネーション×1本
・モルセラ×1本
・ヤマナシ×1本
・鉢ワイヤープランツ×適量
・鉢オレガノ(ケントビューティー)×適量
Step.1
買ってきた花をすぐ水揚げします。
きれいなバケツに水を張り、水中で茎を斜めにカットします。さらに深水につけて、最低でも3時間程度置きます。
この作業(水揚げ)をする事で花が水を吸い上げ、元気になります。
本来であれば、花の種類によって水揚げの方法が多少変わりますが、今回は割愛します。
Step.2
水揚げしている間に、箱のサイズに合わせてオアシス(吸水スポンジ)をカットします。オアシスは包丁でカットできます。
今回は箱の半分の高さにオアシスをカットし、横幅に合わせて不足分を足しました。
※箱は100均の物を使用しました。(今回使用した箱のサイズ:W18㎝×D12㎝×H7㎝)
Step.3
バケツに水をたっぷり張り、オアシスを水に浮かべます。オアシスが水を吸い込んで沈んだら、吸水完了です!
注意!水をかけたり、無理やり水に押しこまないで下さい。中心まで水が入りません。
Step.4
水を含ませたオアシスをフィルムかポリ袋で覆い、水が漏れないようテープでとめ、箱に入れます。(写真のものはフィルムです。)
ポリ袋の方が水が漏れにくく、簡単です。
Step.5
花を挿していきます。
花を挿す時の注意は、茎を必ず斜めにカットする事、できるだけ1回でしっかり挿す事、節がある場合は節の上でカットする事です。
このサイズのアレンジだと、最低でも2㎝程度の深さまで挿してください。
Step.6
大きいメインの花から挿していきます。今回のメインはトルコキキョウです。
同じ花でも、高低差を少しつけて挿すと綺麗です。
また、大きく咲いている花を低く、まだ咲ききっていない花を高くする様に意識します。
Step.7
まずは面積の大きい花をいくつか挿し、それから小花を入れていくと、つくりやすいと思います。
小さく揺れるような小花やグリーンは、長めにふわっと挿すとかわいいですよ。
また、花の質感が違うもの同士を隣り合わせにすると、より素敵です。
なお、アジサイなど大き過ぎる場合は、小さく切って挿します。この際も切り口は斜めにして、残りの花は水につけて作業して下さい。
Step.8
花は完成後も咲いてくるので、ふわっと少し余裕を持たせて挿しましょう。
お弁当箱にふんわり詰めるイメージが近いかもしれません。
色々な角度から見て、中のオアシスが見えないよう花を挿して下さい。
Step.9
今回は箱の蓋を閉めないタイプで作成したので、箱からはみ出ていてもOKです。
最後にワイヤープランツなどあれば、入れてあげるとよりナチュラルなイメージになりますよ。
その際、オアシスに挿す部分の葉は落として使います。
Step.10
今回、箱からふわっと花が出る感じで挿したので蓋は閉めず、蓋を立て掛けて飾ります。
蓋をしてプレゼントしたい場合には、必ず花びらが蓋に当たらない位置(深さ)で挿してくださいね。
メッセージカードをつける場合は、小さめの物を花に差し込むと素敵です。
作り方のポイント
◆今回使用した箱のサイズ W18㎝×D12㎝×H7㎝
箱のサイズによって、必要な花材やオアシスの量が変わります。
箱は浅過ぎると花とオアシスが入らないので、7㎝程度がおすすめです。
また、花選びは色んな大きさ、種類、質感の違うものを合わせると素敵になります。
小さく揺れるような小花は少し長めに挿すとかわいいです。
その際、下のオアシスが見えないよう、他の花を下に挿しておくといいですよ。
少しでも長く楽しむには、涼しい場所に飾り、中のオアシスの表面が乾いてきたら、細口のジョーロなどでオアシスに水を含ませて下さい。
このアイテムを作ったきっかけ
お花って貰うと嬉しいですよね。
貰って嬉しい、飾ってワクワク。
それが手作りだったら、より特別感が出ますよね。
おうち時間が長くなった今だから。
普段つくらないものを創る楽しみが、その時間をより新鮮に彩ってくれると思います。