難易度:★☆☆(かんたん)

媒染には色落ち防止効果があるので、草木染をした際には媒染が必要になります。
鉄媒染は、くすんだ渋い色味に。
アルミ媒染は明るい色味に。
銅媒染は、鮮やかな色味に染まります。
(写真左から、鉄媒染・アルミ媒染・銅媒染。全て玉ねぎ染め。)
同じ草木を使用した染めでも、媒染剤によって仕上がりの色が変わるので、子どもと一緒に実験してみるのも面白いですよ。
鉄媒染液・銅媒染液の作り方
〈アルミ媒染〉
- ミョウバン
〈鉄媒染〉
- 錆びた釘などの鉄
- 酢
- 〈銅媒染〉
- 銅線
- 酢
Step.1
〈鉄媒染液の作り方〉
まずは鉄媒染液の作り方をご紹介します。
錆びた釘などの鉄を用意します。
鍋に水と酢を1:1で入れ、錆びた鉄くずを入れて水が半分程度になるまで煮ます。
一晩置いて、鉄くずを取り出し、完成です。


Step.2
染めた布を媒染液に浸し、媒染すると、くすんだ、鉄のような渋い色味に染まります。
(草木染のやり方は、玉ねぎの皮で染める草木染のやり方のコラムを参考にして下さいね。)


Step.3
〈アルミ媒染液の作り方〉
40度くらいのお湯を用意し、ミョウバンを溶かします。
お湯1リットルに対して、ミョウバン2グラムです。
媒染すると、明るい色味に染まります。


Step.4
〈銅媒染液の作り方〉
水と酢を1:1でビンに入れ、銅線を入れ、1週間置いておきます。空気に触れる状態にしておくのがポイントです。
鮮やかな青緑色の液体ができます。


Step.5
媒染すると、鮮やかな色味に染まります。


作り方のポイント
媒染液はビンに入れて保管できます。
色々作って試してみてくださいね。
このアイテムを作ったきっかけ
同じ植物を使っても、媒染によって色々な色味を出すことができるのが面白いと思い、作ってみました。