なみ縫い

並縫い(なみ縫い・ぐし縫い)のやり方と、キレイに縫うコツ

初心者さんがお裁縫を始めるときに、まず習得したい「並縫い(なみぬい)」

並縫いとは、布の表と裏で縫い目が同じになるような縫い方です。等間隔で並んだ縫い目が特徴で、手縫いの基本中のきほんです。

子供のころに家庭科の授業で習ったけど、大人になって始めてみると、上手に並縫いができない!ガタガタになっちゃう!など、意外とつまずく人も多いのです。

ここでは、並縫いの基本的なやり方はもちろん、まっすぐキレイに縫う方法など、ちょっとしたポイントを解説します。

手縫いの基本!なみ縫いのやり方

布の裏から針を出し、2~3mmのところに刺す
玉結びをして布の裏から針を出し、2~3mmのところに刺す
布の裏面に針を通し、1と同じ幅で表に出す
布の裏面に針を通し、1と同じ幅で表に出す
1・2を繰り返し、数針まとめて布をすくう
1・2を繰り返し、数針まとめて布をすくう
糸を引き抜く
糸を引き抜く
布のたるみを引っ張って整える
布のたるみを引っ張って整え、玉止めをする

針を持つ手と、反対の手が離れていると布がたるんでしまい、縫いにくいです。

布はピンッと張った状態にすると、縫いやすいですよ。

布と針の持ち方
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半返し縫い・本返し縫いのやり方

縫い目がガタガタで汚い…。きれいに並縫いをするポイント

  • 「まっすぐ縫えない」
  • 「ガタガタになっちゃう」
  • 「縫い目が大きくて初心者っぽい…」

なみ縫いが縫えても、きれいにできない!という人向けに、ちょっとしたコツを紹介します。

まっすぐ縫うコツ

並縫いをまっすぐ縫うには、布端と縫い目が並行になるように意識してみてください。

また、針を刺したポイントと出すポイントがずれると、縫い目がガタガタになります。

針は常に、一直線上に出し入れするよう気を付けると、まっすぐ並縫いができるようになりますよ。

なみ縫いをまっすぐ縫うコツ

慣れないうちは、チャコペンで引いた線の上を並縫いするのが一番です。

チャコペンが手元にない場合は、縫いたい場所にマスキングテープを貼り、テープに沿って縫うのも練習になりますよ。

チャコペンを使うときは、水やアイロンの熱で消えるタイプのものがおすすめです!

縫い目は等間隔を意識

縫い目によって幅が違うと、汚く見えてしまいます。

布の表と裏で、同じ幅で糸が見えるように、等間隔で縫うことを意識しましょう。

等間隔で並縫いする

早くなみ縫いをする方法

ひと針ずつではなく、数針まとめて布をすくうと、縫うスピードが上がります。

縫い目の細かい並縫い

また並縫いに時間がかかってしまう方は、針の長さが合っていないかもしれません。

針をつまんで持った時に、針先が数ミリでるくらいの長さが縫いやすいですよ。縫いにくい時は、しっくりくる針を探ってみましょう。

指ぬきは必要?

指ぬきを使って縫うと、手が疲れにくく、楽に長時間縫うことができます。

ただ慣れないとかえってやりにくいので、ぞうきんやフェルトのぬいぐるみなど、小物作りの際は、無理に指ぬきを使う必要はありません。

指ぬきを使って細かくキレイな縫い目で並縫いをすることを、和裁では「運針」といいます。

なみ縫いの用途は?どんなときに使う縫い方なの?

手縫いのぞうきん

なみ縫いは、どんなアイテムを手作りするときにも使える、基本の縫い方です。

マスクや赤ちゃん用のスタイ(よだれかけ)、雑巾など、身の回りにあるアイテムも並縫いができれば手作り可能ですよ。

縫い目(ステッチ)を見せたいとき

なみ縫いは、均等に並んだ縫い目が特徴。

縫い目そのものが、かわいい模様になる縫い方です。刺し子やパッチワーク、刺繍のステッチなどがその代表ですね。

体操服のゼッケンやネームタグをつけるときなど、あえてカラフルな糸を使って、なみ縫いでつければ、ポップでかわいいデザインになりますよ!

ギャザーを寄せたいとき

ギャザーを寄せる

手縫いのなみ縫いで、ギャザーを作ることができます。

ギャザーを作りたい箇所をなみ縫いして、玉止めをする前に糸をぎゅっと絞るだけ。

ギャザーを作るときは、絞ったときに糸が切れやすいので、強度を上げるために2本取りで行うといいでしょう。

洋服作りやミシン前の「しつけ」として

お洋服など大きなものを作るときは、布同士がずれないように「しつけ」をします。

「しつけ」は大雑把な縫い方でOK!ざくざくと、大きな縫い目のなみ縫いで行います。

ズボンの裾上げやワッペンの縫い付けには向かない

お洋服の裾上げやワッペン(アップリケ)をつける際に、なみ縫いをすると、縫い目が表に出てしまうので変に目立ってしまいます。

このように縫い目を目立たせたくない時は、「まつり縫い」で仕上げましょう。

全部同じ!?並縫い・ぐし縫い・ランニングステッチの違い

  • 並縫い(なみ縫い)
  • 波縫い
  • ぐし縫い
  • 運針
  • ランニングステッチ

など、手芸本やサイトでいろいろな書き方をしていて、混乱しませんか?

並縫い(なみぬい)とぐし縫いって何が違うの?ランニングステッチって並縫いと同じじゃないの?など、ちょっと気になる方もいるはず。

実は言い方や漢字が異なるだけで、縫い方はおんなじです。

縫い目が表から見ても、裏から見ても、同じようになっていればOK!

本当は言葉によって、若干使う用途が違ったりするので、「気になって仕方がない!」という人はこちらの解説記事をご覧ください。

まとめ

なみ縫い

キレイな並縫いをするポイントは、「一直線上に針を出し入れすること」「縫い目は表裏で同じ幅を意識すること」

ガタガタな縫い目になってしまう方は、慣れないうちはチャコペンで線を引いた上を縫って、練習してみましょう。

並縫いはソーイングのきほんの「き」です。並縫いができるようになれば、用途を選ばず、雑巾やマスクなどの小物作りができるようになりますよ。

ミシンがなくてもお裁縫を楽しめるようので、ぜひ並縫いを極めてみてくださいね。

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