保育園や幼稚園のカバンや帽子、洋服のリメイクなど、ワンポイントつけたいときに便利なのがワッペンですね。
ワッペンは、アイロン接着できるタイプや縫い付けるタイプ、アイロン不要なノンアイロンタイプなど、様々な種類があります。
ワッペンをつける素材がそもそもアイロンが使えるのか?洗濯しても取れないか?など、事前に確認してから最適な方法でつける必要があります。
ここでは、アイロンワッペンのつけ方、手縫いでの縫い付け方などを詳しく解説していきます。
取れない!剥がれない!ワッペンの付け方(アイロン接着)
ここでは、綿100%のガーゼハンカチにアイロンワッペンをつけてみます。
ただし何度も洗濯するようなものは、アイロンだけじゃなく縫い付けることをオススメします。
ワッペンの縫い付け方(糊なし・布製)
ワッペンを手縫いでつける場合、いくつかの縫い方があります。
- まつり縫い(たてまつり):縫い目を目立たせたくないとき
- バックステッチ:目立ってもいいから、とにかく簡単につけたいとき
- ブランケットステッチ:あえて縫い目を見せておしゃれに仕上げたいとき
目立たない!まつり縫いでつける方法
アイロンワッペンなど、糊付きのワッペンを補強のために縫い付ける場合は、きれいに一周縫わなくても大丈夫です。角を点々と縫い付けるようにしましょう。
なお縦まつりのやりかたは、こちらの記事で詳しく解説しています。
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本返し縫いの方法はこちらのコラムで詳しく解説しています。
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ワッペンを縫い付けたいけど固い!どうしたらいい?
固いワッペンを縫うのは大変ですが、残念ながら裏ワザがあるわけではありません。根気強く、ひと針ずつ頑張って縫い付けるしかありません。
強いて言えば、ワッペンが固くて縫うのが大変な時は太い針を使いましょう。だいぶ縫いやすくなりますよ。
さらに指ぬきを使用すれば、固いワッペンに針をスムーズに刺すことができます。
ワッペンの糊で針がベタベタになったとき
アイロン接着できる糊つきのワッペンを布に縫い付けると、針がベタベタになってしまいます…。
実際、編集部が使用した針もベッタベタだったので、ひとまずアルコール消毒液をコットンに染み込ませて拭いてみたところ、あまり効果なし…。
次に食器洗い洗剤でゴシゴシしてみると、ある程度きれいに!さらに消しゴムでこすると、きれいに糊のべたつきが取れました!
ワッペンの縫い付けで針がベタベタになってしまったときは参考にしてくださいね。
ワッペンがついたアイテムの洗濯について
ワッペンをつけたアイテムは、洗濯の仕方に注意が必要です。
- ワッペンのついた面を裏側にして、ネットに入れる
- 塩素系漂白剤は使用しない
- ドライクリーニングはしない
Tシャツやハンカチなど、頻繁に洗濯するものはアイロンワッペンでも縫い付けるのが基本です。
アイテム別!ワッペンをつけるときの注意点
既製品にワッペンをつけるときは、まずは品質表示タグをよく確認してください。アイロンNGになっているものは、縫い付けるのが基本です。
ナイロン・ポリエステル素材につけるとき
ナイロンやポリエステル素材は、高温でアイロンをかけると繊維が溶けて表面がテカテカになってしまう心配があります。
アイロンワッペンも付けられますが、低温であて布をしてくださいね。
なるべくワッペンの上だけをアイロンでギュッと押し付けるようにして、ワッペンの周りは熱が加わらないようにするといいでしょう。
ニット帽やセーターにつけるとき
ニット素材のものは表面がデコボコしているのでアイロンワッペンが密着せず、はがれやすいです。手縫いで縫い付けましょう。
ニットは伸縮性があるので、着用するときによく伸びるようなら、すこし伸ばした状態でワッペンをつけるようにします。
あまり伸びないアイテムなら、特に気にせず通常の布地と同じようにつけて大丈夫です。
プールの水泳帽につけるとき
水泳帽はアイロンは使えないので、手縫いでワッペンを縫い付けましょう。
水泳帽は頭にフィットするように伸縮性があるので、縮んだ状態で縫い付けると着用したときに突っ張ってしまいます。
帽子を少し伸ばしながら縫い付けるのがコツです。
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