カーディガンなどのお洋服、ベビー用スタイ、ポーチなどの小物など、なにかと出番の多いスナップボタン。
お裁縫初心者さんでも簡単にスナップボタンを付けられるように、写真付きで細かくやり方をご紹介します。
より頑丈に、見た目もきれいなつけ方を解説していきます。
スナップボタンの縫いつけ方
ここでは、縫い付けるタイプのスナップボタンのつけ方を解説します。
スナップボタンをつける糸は、ボタン付け糸などの手縫い糸を使いましょう(手縫い糸がない場合は、ミシン糸でももちろんOK)。ここでは2本取りで行いますが、1本で大丈夫です。
まずは凸(オス)のパーツからつけていきます。
もっと簡単にスナップボタンをつける方法は?
今回は糸の輪の中に針を通すことで、より頑丈につける方法をご紹介しました。もっと簡単につけたいときは、輪にくぐらせずに、普通のたてまつりで縫いつけてくださいね。
スナップボタンの向きは、どっちが上?
スナップボタンには凹凸(メスとオス)があるので、どっちを上につけるか迷いますね。
基本的には、上からかぶせる方に凸(オス)のボタンを付けます。洋服なら上前に凸、下前に凹です。
とはいえ逆にしてしまっても問題ありません。市販のお洋服だと、ベビー服と大人服でスナップボタンの向きが異なっていたりもします。
あまり気にせず、つけてしまって大丈夫ですよ。
【くるみスナップ】スナップボタンを布でくるんで目立たないようにする方法
スナップボタンは布に合わせると、意外と目立ってしまいますよね。
なるべく目立たないようにスナップボタンをつけたい!というときは、布でくるんで「くるみスナップボタン」にするのがオススメです。
くるみスナップは、布の厚さがあるので少し噛み合わせが悪くなります。くるむ布はなるべく薄手のものを選ぶといいでしょう。
またサイズの小さいスナップボタンだと、ボタンが止まらなくなることもあります。(今回は10mmのスナップボタンを使いましたが、かなりギリギリでした…)
くるみスナップにするときは、10mm以上で大きめのスナップボタンがオススメです。
初心者でも上手に&簡単にスナップボタンをつけるコツ
スナップボタンをつけるときは、2つのポイントに気を付けてみてください。
1つ目は、糸をしっかりと引いて縫い付けること!
糸がゆるいとグラグラして安定しません。ボタンが取れやすくなるので、しっかりと布につけた状態で縫い付けましょう。
2つ目のポイントは、縫い付けた糸が重ならないようにすること!
これは見た目の話ですが、糸が重なったりクロスしているより、整列していたほうが美しく見えますよ。
スナップボタンの種類
スナップボタンには、縫い付けるタイプと、打ち具などの道具が必要で縫わないタイプがあります。
- 縫い付けるタイプ
- 最もオーソドックスで使い勝手がいいスナップボタンで、値段も安い。 縫い付けるだけなので特別な道具は不要。金属製やプラスチック製がある。
- 道具が必要なタイプ
- アメリカンホック、バネホックなど。プラ製のものは、スタイなどのベビー服や子供服によく使われる。 打ち具やトンカチ、ハンディプレスなどの道具が必要だが、打ち具なしでつけられるタイプもあり。
縫い付けるスナップボタンは道具がいらないのでお手軽です。ただし付け外しの際に縫い付けた糸に力が加わるので、経年劣化により取れてしまう可能性はあります。
アメリカンホックなどの縫わないで打ち付けるタイプは、ボタン自体に布をしっかり咬ませるので取れる心配はほとんどなし。ただし道具をそろえる必要があります。(ボタンとセットになっている商品もあります)
アイテムによってどちらを使うべき!という決まりはないので、お好みで選んでくださいね。
スナップボタンのサイズの選び方
スナップボタンは1cm未満の小さなものから、1.5cm以上の大きなものまで、サイズが様々です。
大きなサイズのスナップボタンのほうがしっかり止まりますが、ボタンを縫い付けた個所の布が引っ張られて傷みやすくなります。
ポーチやスタイなどの小さなもの、薄手の布には小さめのスナップボタンを、コートやバッグなど厚手の布で力が加わるアイテムには、大きめのボタンを選ぶといいでしょう。
まとめ
スナップボタンのつけ方を解説しました。
きれいにつけるコツは、しっかり糸を引いてスナップボタンがぐらつかないようにすること、そして縫い目を整列させることです。
またボタンの穴の大きさにぴったり合うように、縫う回数を決めることもポイントです。今回は10mmのスナップボタンでしたが、1つの穴に対して3針縫いました。
お洋服だけじゃなく、鞄やポーチの手作り、ゼッケンの取り付けなど、スナップボタンを使うシーンは多いと思うのでつけ方を覚えておくと便利ですよ。
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