あっという間に短くなってしまう学生服。
サービスでお直ししてくれる販売店もありますが、気づいたときにはお直しに出す時間がない!ということもあると思います。
そんなときでも大丈夫、実は最近の学生服は自宅で簡単に袖出しができるように工夫されているようです。
今回初めて学生服の袖出しを試してみたので、手順をご紹介したいと思います。
自宅で簡単にできる!学生服の袖の伸ばし方
Step.1
まず袖のボタンは、糸を切って外します。
後で元にもどすときに困らないように、外す前にだいたいの位置を確認しておくとよいです。
Step.2
袖口の内側の、表地と裏地の縫い合わせを糸を切って外します。
生地を傷めないように気を付けてください。
Step.3
糸をぐるっと1周切ったら、糸を取り除きます。
そうすると内側に新たな縫い合わせが出現しました。
Step.4
表地を引っ張り出すようにして整えると、約1.8cmほど袖を伸ばすことができました。
Step.5
1.8cmでは少し物足りなく感じたので、もう少し伸ばせないか調べてみます。
袖口を指で触ってみると、表地の折り返しはまだ数センチ余分にありそうです。
そこで先ほど出現した新たな縫い合わせも外してみることにしました。
Step.6
すると、さらに奥に3つ目の縫い合わせが出現!
同じように糸を1周切って表地を引っ張り出すようにして整えると、先程よりもさらに2センチほど伸ばすことができました。
Step.7
十分な長さを伸ばすことができたので、これでアイロンをかけます。
あて布をして、スチームアイロンまたは霧吹きで湿らせてアイロンをかけます。
Step.8
最後にボタンを縫い付ければ、完成です。
測ってみると3.8cm伸ばすことができました。
自宅で簡単にできる!学生服の袖の伸ばし方のコツ
表地と裏地をまつり縫いで閉じる必要がないよう工夫されているので、とても簡単に直すことができました。
我が家の学ランは2段階に伸ばせる仕組みになっていることがわかりましたが、メーカーや製品によって違いがあると思いますので、どんな構造になっているか不安な場合は購入されたお店に問い合わせてみられることをおすすめします。
これから学生服を買われるという方は、袖口の構造もチェックしておくと安心ですね。