作り方は簡単!図案をカレンダーに下書きし、あらかじめ刺す箇所には穴を開けて針を通していきます。
布への刺繍が苦手な方も、工作気分で気軽に楽しむことが出来ると思いますよ。
紙刺繍で飾ろう!5月のカレンダーの作り方
- 市販のカレンダー(見本は無印良品の卓上カレンダーを使用)
- 刺繍糸:適量(見本はコスモ25番刺繍糸633緑を使用)
Step.1
見本は無印良品の卓上カレンダーを使っています。
裏面は翌月のメモ欄になっているので、なるべく邪魔しない場所に刺していきます。
まずは鉛筆で下書きをしていきます。
フリーハンドで構いませんが、同じように作る方はサイズなどを参考にして描いてみてください。
日付欄の6ミリ上に横線をひきます。
Step.2
まずは家の形で月の数字を囲います。
月の数字の両側に1.5cmの間隔で縦に線をひきます。
その中間に横線から2cmの高さで印をつけます。
Step.3
縦線から外側に3mm、横線から上に1cmの高さに印をつけます。(両側とも)
ステップ2の印と繋げて斜めの線をひきます。
Step.4
家の横に木のイラストを描いていきます。
家のイラストの向かって右側に横線から3mmの高さで線をひきます。
その上に底辺を揃えて直径5mmと4mmの円を描きます。
円を描く際は円定規があると便利です。
Step.5
直径5mmの円の上は1cm、直径4mmの円の上は5mm上に印をつけます。
Step.6
ステップ5の印と円の端を繋げて線をひきます。
木の幹を横線から縦にひきます。
Step.7
家のイラストの屋根部分にワンポイントと、カレンダーの向かって右側には直径4mmの木を3本描いて下書きは完成です。
Step.8
穴を開ける印をつけます。
画像はわかりやすいように赤ペンで印をつけていますが、実際に作業する際は後で消せるように鉛筆を使ってください。
丸みのある部分(木のカーブ)は細かくつけますが、あまり近すぎると針を通していく時に穴が繋がって広がってしまうので、2mmは間隔をあけておきます。
横線は長いので約5mmの間隔で印をつけます。
Step.9
カッティングマットや不要な雑誌などの上で針で穴を開けていきます。
穴はなるべく小さくあけます。(画像参照)
針が使いにくい際は、目打ちやカルコ(大工道具)を使うと便利です。
Step.10
穴を開け終わったら、消しゴムで下書きを消しておきます。
イラストが細かいところは、刺繍する際にどこを繋げるかわかるよう、消す前に写真を撮っておきます。
Step.11
刺繍をしていきます。
今回使っている25番刺繍糸は6本で1束になっているので、使いやすい長さ(50〜60cm)にカットして、使う本数を引き抜いて使います。
コスモ25番刺繍糸633番(緑)を2本針に通し、片方に玉結びをします。
家のイラストはワンポイントの部分以外はストレートステッチで刺していきます。
家の屋根部分は縦線の端の穴はとばして繋げた方がスッキリします。
Step.12
家の屋根のワンポイント部分の中央はレゼーデージステッチです。
まずは下の穴から針を出し、糸を全部引きます。
続いて同じ穴に針を戻し、糸を少し残しておきます。
Step.13
上の穴から針を出し、少し残した糸をかけて糸を引きます。
Step.14
上の穴にかけた糸の外側から針を入れ、糸を全部引きます。
これでレゼーデージステッチの完成です。
両脇はストレートステッチで刺します。
Step.15
木のイラストはバックステッチで刺していきます。
Step.16
玉留めがしにくい場合のとめ方です。
裏面で近くの糸に針を潜らせ、できたループに針を通します。
Step.17
これで小さな玉留めができるので、これを2回繰り返して糸を切ります。
Step.18
横線と3本の木もバックステッチで刺して完成です。
Step.19
今回は1色で刺しましたが、色を変えたり、何色か使ったり、また家や木の形を変えたり数を増やしたりと、お好きにアレンジして楽しんでみてくださいね。
作り方のポイント
穴を大きく開け過ぎると近くの穴と繋がってしまったりするので、ほんの少し穴が開く程度にしておきます。
日付欄をステッチしたりしても素敵です。
このアイテムを作ったきっかけ
シンプルなカレンダーの雰囲気はそのままに、日々の生活に手作りの温かみを感じたくて少し手を加えてみました。