愛らしい表情のおばけ、蜘蛛や十字架でハロウィン気分が盛り上がる刺繍をしてみませんか?
一つのモチーフだけを取り出してワンポイント刺繡をするのもおすすめ。
コラムの最後にダウンロードできる図案がありますので、ぜひご活用ください。
【図案つき】ハロウィンに!おばけの刺繍の作り方
- 布:1枚 (見本は20ツイルを使用)
- コスモ25番刺繍糸:100番(白)、147番(オレンジ)、600番(黒)
Step.1
布に図案を写します。
図案が動かないように、布にまち針で固定します。
チャコペーパーを、インクがついている面を下にして図案と布の間に置き、トレーサー(ボールペンでも可)で線をなぞります。
Step.2
刺繍枠をはめて布をピンと張った状態で刺繍を始めます。
特に指定がない箇所は2本どりで刺繍をします。刺繍糸の束から1本ずつ引き抜いた糸を、2本一緒に針穴に通してください。(長さは60cm程度が刺しやすいです。)
【刺し始めのやり方】
布の上から針を刺し、小さな並縫いを2目入れ、糸をぎりぎりまで引きます。糸端を少し残して1つ前の穴に刺すと糸が絡まってとまるので、出ている糸を切ります。(裏に玉結びがあると刺繍しにくい場合があるため、この方法がおすすめです。)
Step.3
帽子のリボンをサテンステッチで刺繍します。
端から刺すのは難しいので、真ん中に斜めの線を1本入れ、それに沿って左右を埋めます。
Step.4
糸を変える時は、裏の糸を2回すくって絡ませてから、糸端を切ってください。
新しい糸にする時も、裏の糸を2回すくって糸を絡ませると解けないので、玉結びは不要です。
Step.5
帽子をサテンステッチで刺繡します。
真ん中に1本ステッチを入れ、それと並行に上下を埋めるように刺してください。
Step.6
帽子のつばをサテンステッチで刺繡します。
こちらも真ん中に1本斜めのステッチを入れ、左右を埋めるように刺してください。
Step.7
おばけの目を刺繍します。
小さくて細かいので、1本どりのサテンステッチで刺します。
真ん中から始め、上下を埋めてください。
Step.8
左目も同様にサテンステッチで刺繍します。
Step.9
おばけの口を、1本どりのサテンステッチで刺繡します。
口角は尖らせたいので、やや斜めに刺すと良いです。
Step.10
おばけの白い部分を刺繡します。
先に刺した目や口を避けて埋めていってください。
ステッチが1cmより長く渡る部分はロング&ショートステッチで刺してください。
Step.11
ここでワンポイントアドバイス。
濃い色の布に白い刺繍糸で刺すと、糸の下から布の色が透けて見えやすいので、ステッチを厚めに重ねて刺すと良いでしょう。
Step.12
蜘蛛をサテンステッチで刺繡します。
Step.13
蜘蛛の足と糸を刺繍します。
足は、カーブを描いている線はアウトラインステッチで、真っ直ぐの線はストレートステッチで刺します。
糸はアウトラインステッチで刺してください。
Step.14
十字架をサテンステッチで刺繡します。
すべて横向きで、平行を保ってきっちり刺すと仕上がりがきれいです。
Step.15
もう一つの十字架も同様に刺し、刺繍の完成です。
Step.16
図案を写したチャコペーパーの線を水で消します。
綿棒に水を含ませてチョンチョンと布に染み込ませるだけで簡単に消えます。(クロバーの「水で消える チャコペーパー チャコピー 片面 クリアータイプ」を使用しています。製品によってはこすり洗いをしないと消えにくいものもあります。)
Step.17
アイロンをかけます。
アイロン台と布の間にタオルを敷いて、刺繍した面を下にしてかけると、刺繍が潰れすぎないのでおすすめです。布を軽く引っ張りながらアイロンをかけて、シワがとれたら完成です!
作り方のポイント
おばけの目や口が細かくて難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、少し不格好でもそこがおばけらしくてかわいいですよ!
このアイテムを作ったきっかけ
もうすぐハロウィンなので、プチギフトや小さな壁飾りになるような刺繍を考えてみました。
図案のダウンロードはこちら>>
※A4で印刷してご利用ください