かぎ針のネット編みの編み方をご紹介します。
ネット編みとはその名の通り、ネット(編み目)のように隙間のあけた編み方のことをいいます。
巾着やポーチなどの小物はもちろん、マフラーやストール、バッグなどにも向いています。初心者さんでも簡単に編めて、おしゃれ見えするので、ぜひチャレンジしてみましょう!
ネット編みの編み図(くさり編み5目)
今回は、鎖編み5目のネット編みを行います。4目ごとに、1つの模様(ネット)を作っていきます。
ネット編みの方法は様々ありますが、今回ご紹介するのは比較的簡単で、見た目もきれいに仕上がる編み方です。ぜひ挑戦してみてくださいね。
作り目の考え方
鎖5目のネット編みをしますが、鎖3目や7目など、変更したい場合は作り目の数も変更する必要があります。
考え方は簡単で、【鎖目の数の倍数+1】とすればOK!
- 鎖3目:3の倍数+1
- 鎖5目:5の倍数+1
- 鎖7目:7の倍数+1
今回は1段に3つのネット模様を入れたかったので、(3×5)+1=16目の作り目としました。
かぎ針編み初心者向け!ネット編みのやり方(編み方)
作り目~1段目
2段目
3段目
4段目以降
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ネット編みの編み方解説動画
ネット編みのやり方をYouTubeでも公開しています。こちらもぜひご覧ください。
ネット編みは難しい?構造を見てみよう
なんだか複雑に見えてしまうかもしれませんが、ネット編みは構造が分かれば非常に単純です。
青色の部分は完全なひし形のネット模様、黄色の部分は、半分サイズの三角形のネット模様です。
1・3段目にはひし形のネット模様が3つ入っていますね。2・4段目は、三角形模様が両端にあります。
1段おきに三角形模様が両端に来るので、それを意識して編むと形が整います。「あ、ここは三角形になる部分だな」と理解しながら編むとわかりやすいですよ。
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かぎ針でネット編みをきれいに編むコツ
ネット編みをきれいに編むポイントは、「束に編む」部分です。
束に編む個所は、なるべく中心を編むようにしましょう(赤丸の部分)。
左右どちらかに寄ってしまうと、下図のようにネット模様がぐちゃぐちゃになってしまいます。
とはいえ束に編む場合、目が固定されないので動いてしまいます。編み地が完成してからでも動かせますので、ネット模様がきれいにでるように調整しましょう。
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