かぎ針編みの基本的な編み方のひとつ「長編み」のやり方をご紹介!
長編みは、細編みのおよそ3倍の高さが1段で編める、便利な編み方です。編み物の幅がグッと広がりますよ。
長編み、中長編み、長々編みの3つを、写真と動画で丁寧に解説します。
かぎ針編みの長編みとは?
長編み(ながあみ)とは、細編みよりも高さのある編み方の1つです。
1目で細編みのおよそ3目分の高さになるので、一気に多くの面積を編むことができます。高さの違った、中長編みや長々編みなどの編み方もあります。
細編みに次いで、よく使われる編み方なのでぜひ覚えておきましょう!
編み方別比較
細編み・中長編み・長編み・長々編みの、1目の大きさを比較してみました。
同じ1目でも、これだけ高さが異なります。
細編みの高さを1とすると、中長編みは2、長編みは3、長々編みは4になります。
長編みが編めるようになると、バッグやクッションカバーなど、大きな面を一気に編めるのでとっても便利ですよ。
編み図記号
長編みの記号はこちら。アルファベットのTに、斜線が入ったような記号です。
目を増やすときの記号がこちら。前段の1目に2目の長編みを編むときの記号です。
目を減らすときの記号はこちら。2目の長編みを1目にまとめるときの記号です。
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長編みの編み方(往復編み)
3つの長編みのやり方をご紹介します。
長編み(なが編み)
中長編み(ちゅうなが編み)
長々編み(ながなが編み)
長編みの増し目・減らし目
長編みで目を増やすやり方と、減らすやり方を解説します。
目の増やし方(1目に2目編み入れる)
目の減らし方(2目を一度に編む)
長編みの目と段の数え方
長編みは、立ち上がりの目も「1目」として数えます。(下図、赤色の部分)
細編みの場合は立ち上がりを数えないので、混乱しないように注意しましょう。
長編みで円を編むときのやり方
長編みで円を編むときのやり方は、こちらで解説しています。
写真と動画で詳しく紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
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長編みがうまくできない?きれいに編むコツ
長編みを編むときは、はじめに糸を引き出すときに、しっかりと高さを出すことがポイントです。
こちらは、失敗例。十分に糸を引き出しておらず、かぎ針にかかったループが短くなっています。
このまま編み進めると、目がぎゅっと詰まってしまい、長編み本来の高さが出せません。
編み物本の通りに編んでいるのに、長さが足りない!という場合は、ここが原因の可能性があります。
目安として、鎖2目分の高さを引き出すようにします。
編み目が緩くなりそうな感じがしますが、大丈夫!長編みは鎖3目分の高さが必要なので、ここで思い切ってグッと糸を長めに引き出してみてください。
【裏技】長編みで立ち上がりの「穴」が気になる問題!
長編みを編んでいると、立ち上がりの鎖目と、2目めの長編みの間に穴がぽっかり空いてしまいがちです。
ここに隙間が空いてしまうのが嫌!どうしても気になる!という人も多く、youtubeなどでいろいろな裏技が解説されています。
その中でも、簡単で見た目もきれいなやり方をご紹介します。
要するに「立ち上がり」を編まずに、1目から長編みを編んでしまう!という方法です。
目がしっかりと詰まるので、長編みの隙間問題を解決できますよ。
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