かぎ針初心者さんが迷いがちな、「わ」の作り目。
引き抜き編みの目がわからなくなったり、なぜか目が増えてしまったり…。本や解説サイトをみているのにできない!という方もいるかもしれません。
ここでは、ひとつひとつ丁寧に、輪の編み方を写真付きでご紹介!
ある程度編み物を楽しんでいる方には、すこし面倒な手順もあるかもしれませんが、初心者さん向けにしっかり解説していきます!
輪のつくり目は、円を編むときに使う(わ編み)
輪でつくる作り目は、円状のものを編むときに使います。
輪編み(円編み)ができるようになれば、あみぐるみやきんちゃく袋、帽子、靴下など、作れるアイテムの幅がぐっと広がりますよ。
編み図(記号図)
輪で編む時の記号図はこちら。(細編みの場合の例)
常に表を見ながら、ぐるぐると編んでいきます。
往復編みの時は表裏の区別がありませんが、輪で編む場合、表には表目だけが、裏には裏目だけが現れます。
【細編み】輪の作り目のやり方
まずは基本的な、2重の輪の作り目の編み方をご紹介します。
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2段目以降は増し目をする
同じ要領で、どんどん段を編んでいきます。
編むアイテムにもよりますが、正円を編むなら2段目は12目、3段目は18目…というように、段ごとに増やし目しながら編んでいきます。
段数 | 目数 | 増やし方 |
---|---|---|
1段目 | 6目 | – |
2段目 | 12目 | すべての目に2目ずつ |
3段目 | 18目 | 1目おきに2目 |
4段目 | 24目 | 2目おきに2目 |
5段目 | 30目 | 3目おきに2目 |
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こっちのほうが簡単?一重の輪のつくり目
つぎに、1重の輪でつくる作り目のやり方を解説します。
一重の輪のほうが、引き締めるのが簡単です。
ただし2段目を編んでいる途中で、輪が緩みやすいというデメリットがあります。
【細編み】 輪の作り目のやり方(立ち上がりなしの、ぐるぐる螺旋編み)
最初に紹介した輪の作り目の編み方は、段ごとに立ち上がりの目を編む方法でした。
この方法だと、立ち上がりの目の箇所(赤いところ)がポコポコと目立ってしまって、気になる方もいるかもしれません。
立ち上がりの目を編まないで、ぐるぐると、らせん状に編むやりかたもご紹介していきます!
こちらが立ち上がりの目無しで編んだ円です。
段数ごとに立ち上がりのポコポコした目がないので、見た目がフラットですね。
あみぐるみや帽子を編むときには、こちらの編み方がよく使われます。
【長編み】輪の作り目のやり方
次に、長編みで輪を編むときの編み方をご紹介します。
細編みとは少し違う箇所があるので、注意してくださいね。
この後も同じやり方で、3段、4段を編んでいきます。
長編みは、立ち上がりの目を1目として数えるところが、細編みと異なる点です。
そのせいで、円の最後に引き抜き編みをする目も少しわかりにくいので、初めのうちはマーカーをつけて編んでみてくださいね。
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わの作り目のやり方(動画解説)
輪の編み方は、画像だけではわかりにくい部分もあると思います。
細編みと長編みの両方のやり方を動画で解説しています。ぜひご覧くださいね。
輪編み(円編み)するときに、よくある失敗
輪で編む方法は慣れれば簡単ですが、はじめのうちは戸惑うことも多いかもしれません。
ここでは初心者さんがつまづきやすいポイントを紹介していきます!
作り目を引き締めるのがうまくできない
輪を引き締めるときに、中心部分の毛糸がぐちゃっとたるんでしまうことがあります。
これは、糸端をギューッと一気に引っ張ってしまうのが原因です。
まずは軽く糸端を引っ張ってみてください。そうすると、中心部分の輪の糸が1本だけ引き締まるのがわかります。
いったん糸端は置いておいて、動いた1本の糸のみを慎重に引き締めると、輪がキュッと引き締まります。
輪が引き締まったら、もう一度糸端を引っ張ります。中心で緩んでいたもう1本の糸が、きれいに引き締まります。
引き抜き編みをする目を間違える
段の終わりに、引き抜き編みをする目は間違いやすいです。
よくあるミスが、立ち上がりの目を拾ってしまうこと(細編みの場合)。
立ち上がりの目に引き抜き編みをすると、目数が合わなくなってしまいます。
引き抜き編みをするのは、1目めです。わかりにくいので、段数マーカーをつけておくのがオススメです。
1目めを間違える
引き抜き編みと同様に間違いやすいのが、次の段の1目めです。
前段で、引き抜き編みをしたのと同じ目に1目めを入れるのですが、飛ばして隣の目に行ってしまうことが多いです。
1目めには、「引き抜き編み」+「次の段の1目め」の2回編み入れることを覚えておきましょう!
どこから始めたのかわからなくなる
立ち上がり無しで、ぐるぐる編んでいく場合に多いのが、出発点を見失ってしまうこと。
1目めには必ずマーカーをつけるようにしましょう。段が変わったら、都度付け替えることで混乱せずに編めますよ。
段数マーカーを持っていない方は、チャコペンで印をつけたり、安全ピンで代用したりする方法もあります。
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