ブラウスやワンピースの襟開き部分、スカートやズボンのウエストなどに使われる、ホック。
お洋服づくりではよく使われるので、つけ方の基本は覚えておくと何かと便利ですよ。
ここでは、きれいに&頑丈にホックを縫い付ける方法をご紹介します。
手芸用ホックの種類について
お洋服のハンドメイドに使われるホックは、主に2種類あります。
- スプリングホック
- カギホック
スプリングホックは、カギホックよりも小さくて目立たないタイプのものです。
こちらもスカートやパンツのウエストにも使用されるほか、ブラウスやワンピースなど、襟あきのファスナー上に使われます。
目立たないところがメリットですが、フックが小さいので外れやすいのが難点。
カギホック(鍵ホック)は、スカートやズボンなど、ボトムスのウエストによく使われます。「前カン」とも呼ばれます。
大きなサイズでフックがダブルになっているものもあるので、ウエストベルトの幅に合わせて大きさを選びましょう。
スプリングホックの代わりになるアイテムは?
スプリングホックやカギホックをつけたいけど、手元にない!というときは、ボタンと布ループ(もしくは糸ループ)で代用することができます。
スプリングホックの付け方
まずオスのパーツ(フックがついている方)からつけていきます。
スプリングホックの付け方動画
カギホックの付け方
かぎホックの付け方動画
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右左どっちに付ける?スプリングホック・カギホックのオスとメス
ホックは、フック(かぎ)のついたパーツと、輪になっているパーツが1セットになっていますよね。
フック(かぎ)のパーツがオス、受け側のパーツがメスです。
ブラウスやワンピースの後ろの襟あき部分につける場合、右身ごろ(着た時に右側に来るほう)にフックのパーツを付けます。
スカートやパンツの左あき部分にホックをつける場合、前身ごろ(着た時に前に来るほう)にフックのパーツを付けます。
スーツのスラックスなどのパンツで、前のあき部分にホックをつける場合は、上に重なる方にフックのパーツを付けます。
スプリングホック・カギホックをきれいに縫い付けるコツ
スプリングホックやカギホックの縫い付けで手間取るのが、パーツが動いてしまって縫いにくいという点。
今回ご紹介したやり方であれば、最初のひと針目でパーツをしっかり固定できるので、初心者さんでもとっても縫いやすいですよ。
またホックをつけるときの注意点として、表布まで一緒に縫わないように気を付けてくださいね。
まとめ
スプリングホックとカギホックの付け方を解説しました。
かなり細かい作業なので、慣れないうちはすこし手間取るかもしれません。何度か縫うときれいに縫えるようになりますよ。
なお手芸本や解説サイトによって、縫い付ける順番や縫う箇所が異なる場合があります。
ホックが動かないように縫い付けられれば問題ないので、やりやすい方法で作業してくださいね。
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