ハンドメイド作家として、手作り品の販売をしてみたい!という人に向けて、前後編に分けて「ハンドメイド販売」について特集しています。
後編は、みんなが気になる「お金」にまつわるあれこれを探っていきます!
「ハンドメイド販売って、実際儲かるの?」
「ズバリ、どんな商品だと売れるの!?」
など、ハンドメイド作家の気になるお金事情を4名の方にインタビューしてみました。
ハンドメイドが趣味だから、作った作品の販売をしてみたい!と思いませんか?「何を売ればいいの?」「本当に売れるかな?」 「どこで販売するのがいい?」など、いざ始めようと思ってもわからないことも多く、なかなか一歩を踏み出せない[…]
ハンドメイド販売で売れるものは、どんな商品?
「あったらいいな!と思うもの」を販売するのが、ハンドメイド販売の醍醐味ですが、具体的にどんな商品だとよく売れるのか、気になりますよね。
”何を販売すれば売れるのか?”、売れる商品の傾向を聞いてみました。
売れ筋アイテムと、売れる商品の傾向を教えてください。
スタイとパンツのセットアップや、洗濯機で洗えるお食事スタイは特に人気があります。
スタイはリピーター様が多い傾向にあります。また「使ってみて良かったから」と出産のお祝いにオーダー頂くことも多いです。
私の場合はアクセサリーよりも、布もの雑貨のほうがご注文をいただいています。
傾向は、季節やその他の状況によっても変化します。例えばコロナで自粛が続く去年からは、ブランケットやクッションカバーなど、おうちの中で使うアイテムが以前よりも多くお求め頂いている傾向があります。
【夜空のようなバースデーボード】が一番人気です。minneハンドメイドアワードというコンテストで最終ノミネートに選ばれとことをきっかけに、たくさんの方に知っていただけたので、人気が高いのかなと思います。
その他はシンプルで落ち着いた色合い(白、グレー、ネイビーなど)が売れる傾向にあります。
まとめると次のようなアイテムが売れやすい傾向にあるようです。
- シンプルな色合い・デザイン
- 季節や流行(社会情勢など)にマッチする商品
- 1つだけじゃなく、複数持っておきたいもの(スタイなど)=リピーター獲得に
- 自分の好みにカスタムできる「セミオーダー」
中でも「季節や流行にマッチする商品」は、ニーズ(購買意欲)に影響がありそう!
インスタグラムのハッシュタグの投稿数などで、流行をチェックするなど、常にアンテナを張っておきたいですね。
もちろん、これらの「売れるポイント」は、すべての作家さんに当てはまることではありません。
大切なのは、自分で商品の売り上げ分析をすること。
売れる商品と売れない商品の比較、売れる商品に共通するポイント、などを洗い出して、アップデートしていきましょう。
「シンプル」「季節・流行」「リピート購入」「セミオーダー」
自分で売上分析をして、売れ筋商品の傾向をつかもう
ハンドメイド販売の、売上アップのポイント
商品自体の魅力を追求するのはもちろん、売上アップのためには”見せ方”の工夫も必要です。
売り上げアップのためのコツ・工夫はありますか?
商品写真にこだわることです。主にネットで販売しているので、一番大事なのは写真をみて興味を持ってもらうことだと思うからです。
また使い方をイメージしやすくするために、お客様が実際に使っている写真を使わせていただいています。(許可はいただいています)販売開始のころはモニターをしていただける方を募集して、お写真をいただいていました。
写真撮りを頑張っています!
ネット販売の場合、第一印象の写真が重要になるので、写真を撮る時間帯や一緒に写す小物などをすごく考えます。作品が一番かわいく写るように何度も撮影をして、納得がいったものを載せています。
また使っているときのイメージが湧くように、なるべく着画の写真も載せるようにしています。
工夫している点は、写真をしっかり撮ることと、どんな商品かをキチンとお伝えすることです。
またオーダー頂いたお客様には、誠心誠意ご対応することと感謝の気持ちを忘れずにお伝えしています。
・できるだけ新作をアップする
・写真はきれいに、枚数は多く
・商品説明は丁寧に書く
などです。
やっぱりみなさん、商品写真に力を入れているよう!
自分がネットショッピングするときも、きれいな写真であることだけじゃなく、実際に使った時のイメージができることが購入につながるポイントですよね。
「欲しい!」「使いたい!」と思ってもらえるように、購入者目線で写真撮影をしたいですね!
もちろん、お客様対応や商品説明などを丁寧に行うのも大切です。
写真のクオリティを上げる
使った時のイメージができるような写真を載せる
お客様対応や商品説明は丁寧に、詳細に行う
「商品写真の撮影が苦手。」「どう撮ったらいいかわからない。」「自分にはセンスがないから…。」など、ハンドメイド作品の写真撮影にお困りの人、いませんか?プロのカメラマンじゃなくても、学校やワークショップなどで撮影技術を学んで[…]
ハンドメイド品は「ひどい作品・低品質」!?手作りでもクオリティを追求するのが大前提!
売れる商品作りや見せ方のコツを教えてもらったところで、購入者の立場に立って少し考えてみたいと思います。
koshirauのインスタグラムで、ハンドメイド品を購入することに対する意識調査をしてみると、興味深い結果になりました。
- 全く抵抗なし:46%(83名)
- 上手な作品・人気作家ならOK:48%(86名)
- ちょっと抵抗あり(クオリティが気になる):6%(11名)
他人の手作り品を買うことに、全く抵抗がない人は全体の46%。
一方で、上手な作品ならOKという人と、抵抗ありという人の、「ハンドメイド品のクオリティを気にする」派の意見が過半数。
ハンドメイド販売には資格や免許が必要ないので、誰でも気軽に始めることができます。
それゆえに技術力が未熟な人が作った、低品質な商品が販売されている可能性もあり、購入者はその点を不安に感じています。
売れる商品を考えたり、写真撮影を頑張るのはもちろんですが、何より大切にしたいのは商品の質!
手元に届いたときに「買ってよかった~!」と思ってもらえるような高品質のハンドメイド作品を作って、品質についても商品説明でしっかりアピールしたいですね。
気になる!ハンドメイド作家の収入(月収)について
「ぶっちゃけ、ハンドメイド作家って儲かるの!?」
「ハンドメイド販売で食べていける?」
などなど、ハンドメイド販売の収入は誰もが気になるポイント。
非常にデリケートな質問ですが、4名の作家さんに快くお答えいただきました!(この質問への答えは匿名でご紹介します。)
- 1~3万円未満:1名
- 3万円~5万円未満:3名
これまでの最高収入は?
- Aさん:月6万円
- Bさん:月7万円
- Cさん:1回のイベント出店で8万円
- Dさん:月9万円
今回お話を伺った4名の作家さんは、副業としてハンドメイド販売を行っているので、月の収入は数万円ほど。
この金額だとハンドメイド販売だけで生計を立てることは難しいですが、空いた時間に趣味の延長で作業して、数万円の収入を得られるなら、すごくいい仕事ですよね!
利益が出せる、ハンドメイド商品の値段・価格について
売上=手元に残る利益ではなく、材料費・工費(作業代)・梱包代などが必要です。
きちんと利益を出すためには、商品の値段をいくらに設定するか?原価をいくらくらいに抑えるか?などを勘定する必要があります。
商品の値段はどうやって考えていますか?
※こちらも同じ作家さんに、匿名でお答えいただいています。
なるべく皆さまが手のとりやすい価格設定にしています。
相場を調べたり、使用する材料を計算して決めています。
原価(材料費や交通費、梱包材)に、時給をプラスして値付けしています。
基本的には、材料費などの経費に、作業時間を自給換算してプラスしています。
世の中に出回っている自分と似た商品(ハンドメイド・既成品含め)の価格と比較して調整することもあります。
「なんとなく○○円くらいかな~」なんて、適当に価格を決めるのはNG!
1個あたりの原価を計算して、利益がでるように値段付けするのが基本です。
一方で「作るのに時間かかったから、高く売りたい!」という気持ちもわかりますが、相場とかけ離れすぎると売れません。残念ながら作り手の労力は、商品写真や説明では伝わりづらいものです…。
理想は、なるべく材料を安く手に入れて原価は抑え、少ない作業時間でたくさん作れる商品であること。このサイクルで販売すれば、利益を多く出せることになります。
もちろん商品のクオリティを落とさないのは大前提!
ハンドメイド作家を名乗るからには、プロとして商品の質を追求しつつ適正価格で販売をしましょう。
原価(材料費など)を計算して、利益がでるように値付けしよう
同ジャンルの商品をリサーチして、相場から離れすぎない価格にしよう
商品開発の時点で、原価と作業工賃を意識しておこう
なかなか売れない…初心者がモチベーションを保つために大切にすること
ハンドメイド販売を始めてみても、全然売れなかったり、商品づくりにつまづいたり、うまくいかないこともたくさんあります。
ハンドメイド販売の先輩たちに、初心者が大切にしたいことを聞いてみました。
自分が作ったものだから…と、最初は安い値段を付けてしまいがちですが、あまり安くしすぎると、忙しいばかりで売上があまり上がらなくなってしまいます。
制作にかかった時間や原価を考えて適正価格で販売することで、モチベーションも保たれると思います。
大切なのは、他人と比較しすぎないことです!
私も価格設定などは、「ここではもっと安く売っているから」と消極的になりがちでした。自分が楽しく活動することが一番なので、これくらいで売れると嬉しいな、という基準も作ってみて設定するのもよいと思います。
商品を作るときに、ニーズをよく理解することが大切だと思います。
使う人がどんなこと考えているかな、自分が育児してこんな風に感じたからこんなのどうかな、赤ちゃんやお子さまにはこうしたら安心かな、など、色々な立場に立って考えて商品を作ることが大事だと思います。
商品が売れないからと言って値下げをするのはNG!というアドバイスが!
値段を下げれば当然、利益も減ります。
相場よりかなり高額にしているなら値下げをしてもいいかもしれませんが、「売れない=値段高い」という安易な方程式に当てはめることなるべくしたくないですよね。
商品自体の魅力・ニーズがない、写真が悪い、商品説明が悪い、など価格以外の面で見直しをしていきましょう!
最初はみんなが、ハンドメイド作家の初心者。いろいろな失敗や苦労を乗り越えて、安定して販売を楽しめるようになっていくはずです。
安易な値下げはNG!適正価格で販売して、売れないなら他の点を見直してみよう
そもそもニーズがないと売れない!「誰が」「どんなときに」「どんな悩みがあるか」ということを明確にして商品づくりをしよう
ハンドメイド販売で注意すべきこと
趣味としてハンドメイドを楽しむなら自由に手作りを楽しんでかまいませんが、公に販売するなら注意することがたくさんあります。
ハンドメイド販売で注意すべきことはありますか?
商用利用可能な生地かどうかは、必ず確認が必要です。
市販の生地の中には、商用利用が禁止されているものが多くあります。
商用利用禁止の生地で作ったハンドメイド品は、販売をしてはいけません。
例えば「マリメッコ」の生地は商用利用不可、「リバティ」の生地は商用利用可能ですが条件があります。
商用利用の可否は、生地の耳に印字されていたり、オンラインショップならページに記載がありますので、よく注意しましょう。
ちなみにnunocoto fabricの生地は商用利用OK!サイト内で公開している無料型紙で作ったアイテムも、販売することができます。
生地のデザインは2,000種類以上!小物からお洋服のハンドメイドまで、使いやすくてかわいい生地を取り揃えているので、ハンドメイド作家さんはぜひご活用くださいね。
3,000種類以上の商用利用可能なおしゃれなデザイナーズファブリックを購入できる布・生地の通販サイトです。ワンピースや布…
商標権・著作権、デザインのパクリ(盗作)も注意して!
生地の商用利用のほかにも、デザインや機能の面で注意しなければならないことがあります。
前提として、ハンドメイド作家として活動するなら、完全オリジナルな商品を作って販売をすることになります。
- キャラクターグッズ
- ブランドロゴグッズ
- 既製品デザインの模範(コピー)
- ほかの作家さんのデザインをマネして作った商品
これらの商品は、販売してはいけません。
ディズニーやミッフィーちゃんなどのキャラクターは、企業側で商標登録や意匠登録などがされている場合が多く、許可なしに複製・パクリをすることは禁じられています。
個人のイラストレーターさんなど、商標登録などをしていない作品にも「著作権」があります。著作者に無断で商品化した場合、著作権法に抵触します。
好きな布で、好きなデザインのアイテムを自由に作って楽しむハンドメイド。個人で楽しむだけじゃなく、ハンドメイド販売でお小遣い稼ぎをする作家さんもたくさんいますよね。ハンドメイド作家として商品を販売するなら、著作権や商標権など[…]
また手芸本に記載されている作り方と、まったく同じ方法で作った作品を自分のオリジナルだと偽って販売するのも良くありません。
中には著作権フリーの手芸本もありますが、ほとんどの場合、販売目的で複製することを禁ずる注意書きが載っていますので、よく確認してください。
そして他の作家さんが販売している商品をパクリも、もちろんいけません。
法に触れるとかの問題ではなく、ハンドメイド販売をするプロとして、最低限守らなければいけないモラルです。
商用利用可能な記事を利用する
キャラクターやブランドロゴなどの商品を売ってはいけない
手芸本と同じアイテムを売ってはいけない
既製品や他の作家さんのパクリをしない
ハンドメイド販売のやりがい・楽しさ
なかなか売れないことも多いし、パクリ・模範に注意して商品を作らなくちゃいけないし、初めから順風満帆にはいかなさそう。
しかもハンドメイド販売だけで食べていけるのは、ほんの一部の売れっ子作家さんのみです。
それでもハンドメイド作品を販売する人はたくさんいますし、どんな魅力があるんでしょうか?
ハンドメイド販売のやりがいや楽しさは、どんなことにありますか?
ハンドメイド販売の楽しみといえば、新作を考えているとき。これだ!と思う素材に出会い、これだ!と思うものが生まれたときは、とっても嬉しい気持ちになります。
商品が売れて自分のセンスや技術を認められれば自信になりますし、作品に満足もらえることは何よりの喜びで、やりがいになっています。
心のこもったレビューをいただいたり、お客さまから二度三度とリピートしてオーダーをいただけるととても嬉しくて、やりがいを感じます。
ネット販売ではお客様の顔が見えませんので、レビューで褒めていただけるととても嬉しいです。商品到着後にメッセージでお礼を言われたりすると、作ってよかったな、と思います。
お客様からの温かいお言葉が、何より嬉しいです。
「みんなにいいねって言われました!」「今までスタイを嫌がっていつもつけてくれなかったのに、フルズさんのスタイは自分でつけてって持ってくるんです!」「使い心地最高です!」
など、お客様の言葉に思わずに顔がほころんでしまいます。
またイベント出店時に、「かわいすぎて迷っちゃう」とママさんが目を輝かせて楽しそうに選んでいるお姿に、ハンドメイドしていて良かったと幸せをを感じます。
レビューや口コミなど、商品に対する好意的なコメントがやりがいにつながっている作家さんが多数。
デザインや使い勝手など、自分のセンスが認められるとうれしくなりますもんね!
趣味としてのハンドメイドだと、自己満足の範囲内だったのが、きちんと周りに認められて評価されるようになる、ということですね。
とはいえ、作家デビューしたばかりのころは、レビューもなかなか集まらないかもしれません。
購入者がレビューを投稿したくなるような仕組み(クーポンやおまけなど)を作るのもおすすめです。
購入者からのレビュー・口コミが一番のやりがいになる!
最初はレビューが集まらないので、仕組みを考えてみよう
ハンドメイド作家としての目標
最後に、4名のハンドメイド作家さんに、今後の目標を聞いてみました。
木や鉄など、布もの以外のものも扱ってみたいと思っています。
おばあちゃんになるまで細々とでも続けていけたらいいなと思っているので、焦らずゆっくりと挑戦していけたらいいなと思っています。
たくさんの赤ちゃん、お子さま、ママさん、パパさんが笑顔になれる商品をずっと作っていきたいです。
もっともっと技術を高めたり、違う分野のハンドメイドにも触れて、自分の作品の幅をより広げて行きたいと思っています!
イベント出店で各地を回ってみたいです。今はイベントが難しい時期なので、落ち着いたら色んな土地で出店がしたいです!
新米ハンドメイド作家さんへメッセージ
悩むことがたくさんあるかもしれませんが、悩みは必ず次につながると思います!
突然何かが変わることは稀だと思うので、コツコツ頑張ることが大切だと思います。楽しむことが一番です!
私も作家としてはまだまだで、売れっ子作家さんとは程遠いですが、作品作りとお客さまとのやり取りを楽しみながら活動しています。
自分が好きなハンドメイドで、誰かの役に立てたらとても嬉しいですよね。
勇気を持ってぜひチャレンジしてみてください!
とにかく、楽しんでできるスタイルで続けることが大事かなと思います。
ハンドメイド販売で「売れる方法」「収入」のまとめ
売れる商品のポイント!
一例として「シンプル」「季節・流行」「リピート購入」「セミオーダー」。これに限らず、売り上げ分析をすることが重要!
売上アップのためのコツ
商品写真が重要!綺麗に撮影するのはもちろん、購入後の暮らし・使用感をイメージさせる写真を載せよう!
ハンドメイド作家の収入は?
副業で月に1万円~5万円未満(今回話を聞いた4名の場合)
売れないときのアドバイス!
安易な値下げはNG!適正価格で販売して、売れないなら他の点を見直してみよう。そもそもニーズがないと売れないので、商品づくりから見直しも必要。
ハンドメイド販売で注意すべきこと
生地の商用利用の可否は要チェック!既製品やキャラクターのパクリ(複製)は法に触れるので絶対NG!
前後編に分けて、ハンドメイド販売について特集しました。
始め方や売るための秘訣など、体験談を交えた話を伺えたので、とっても参考になりますね!
これからハンドメイド販売をやってみたい!と考えている人が、コラムを参考にしていただければ幸いです。
ハンドメイドが趣味だから、作った作品の販売をしてみたい!と思いませんか?「何を売ればいいの?」「本当に売れるかな?」 「どこで販売するのがいい?」など、いざ始めようと思ってもわからないことも多く、なかなか一歩を踏み出せない[…]
インタビューをしたハンドメイド作家さん
※順不同
nanosize.さん
自身の子供に合わせてベビースタイや子供服などからハンドメイド販売を始め、現在は生活雑貨(ブランケット・クッションカバーなど)、アクセサリー(ピアスなど)を販売中。
「ハンドメイド作品を上手に撮りたい」「おしゃれに撮りたいけどセンスがない…」「もはや何が正解かわからない!」などなど、ハンドメイド作品の写真撮影に悩むハンドメイド作家さんへ!前回のコラム「ハンドメイド作品の写真撮影のコツ([…]
関連キーワード