手縫いで作る、丸形の鍋敷きミトン(鍋つかみ)の作り方をご紹介!(もちろんミシンでも手作りできます!)
キルト芯を挟んで、手縫いでキルトを施します。
![キルトの丸形鍋敷きミトン(鍋つかみ)](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat33.jpg)
キルトにはすこしコツが必要ですが、作り方自体はとっても簡単なので、お裁縫初心者さんもぜひチャレンジしてみてくださいね。
★このアイテムで使用した生地
ほんのりレトロな小花(ホワイト)|nunocoto fabric
鍋敷きミトン(鍋つかみ)のサイズ・材料・型紙
![鍋敷きミトンの出来上がりサイズ](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat35.jpg)
できあがりサイズは、直径18cmです。
![鍋敷きミトンの材料](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat01.jpg)
- 表地:直径18cmの円×3枚
- 裏地:直径18cmの円×1枚
- キルト芯(厚地):直径18cmの円×1枚
- バイアステープ(10mm):約103cm
表地(1枚)はキルトをすると若干小さくなるので、5mm程度大きめにカットしておくことをオススメします。
丸形鍋敷きミトンの型紙はこちらからダウンロードできます。A4で印刷してご利用ください。
![鍋敷きミトンの型紙(画像)](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/katagami.jpg)
もちろんお好みのサイズでも作れるので、お皿などで丸形の型紙を作ってみてくださいね。
鍋敷きミトン(鍋つかみ)の作り方
生地を重ねて、しつけをする
![生地とキルト芯を重ねる](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat02.jpg)
裏地→キルト芯→表地の順番に生地を重ねて、マチ針で留めます。
裏地と表地は、表面(柄面)が外側に来るように重ねてください。
![しつけをかける](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat03.jpg)
![しつけをかける](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat04.jpg)
マチ針だけだとずれやすいので、しつけをかけます。
中心から外側へ、放射線状に並縫いをしましょう。しつけなので、大きな縫い目でOKです。
キルトの縫い始め(玉結びを隠す)
※ミシンで作る場合、この工程は飛ばしてください
![キルトの縫い始め](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat05.jpg)
生地の柄をなぞるように、手縫いでキルトをしていきます。
縫い始めは玉結びをして、裏から表に針を出します。
![キルトの縫い始め](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat06.jpg)
裏には結び目が飛び出している状態です。
![玉結びをキルトの中に隠す](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat07.jpg)
表から糸をグッと引っ張って、結び目を生地の中に隠します。
![玉結びをキルトの中に隠す](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat08.jpg)
結び目が、裏地の布目を通り越して、内側に隠れました。
玉結びが大きすぎると、布目を通れず、結び目を隠すことができないので注意してください。
![キルトの縫い始め](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat09.jpg)
表に結び目を出して、隠す方法もあります。
玉結びをしたら、表地の1枚だけをひと針縫います。
このままでは結び目が表に出てしまっているので、グッと引っ張って、結び目内側に引き込んで隠します。
![キルトの縫い始め](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat10.jpg)
どちらの方法でも構いませんが、縫い始めの玉結びは表に出さないように、生地とキルト芯の間に引き込んで隠すようにしましょう。
鍋敷き本体にキルトをする(キルティング)
生地の柄に沿って、手縫いでキルトをしていきます。
こまかく並縫いをしていくだけなので、縫い方自体はとっても簡単なのですが、すこしコツがあります。
![キルトのやり方](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat11.jpg)
針は生地に対して、直角になるように刺します。
![キルトのやり方](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat12.jpg)
2針ずつくらいまとめて、縫い目の細かい並縫いをします。(縫い目は1mm~2mmほど)
このとき、表地・キルト芯・裏地をしっかりと縫うのが大切!
裏地まで針が届いていないときちんと縫えないので、気を付けましょう。
指先に針の「チクッ」とした感触があれば、しっかりと縫えてる証拠です。
![キルト](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat13.jpg)
すべての柄をキルトで縁取りします。
![キルトの鍋敷き](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat14.jpg)
![キルトの裏側](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat36.jpg)
裏側までしっかりと縫えていますね!
縫い目はできるだけ細かいほうがきれいに仕上がるので、がんばりましょう!
ミシンだと繊細な柄はキルトできないので、直線や格子など、直線的な図案で行います。
ミトン部分(鍋つかみ部分)を作る
![ミトン部分をつくる](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat15.jpg)
表地を外表に半分に折ります。
![バイアステープでくるむ](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat16.jpg)
折り山のキワとバイアステープを揃えて、マチ針で留めます。
![半返し縫い](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat17.jpg)
半返し縫いのやり方をおさらいしたい方は、こちら↓のコラムをご覧ください。
誰もが小学校や中学校の家庭科で習う、「本返し縫い」と「半返し縫い」。どちらも手縫いの基本的な縫い方ですが、なみ縫いと比べると少し難易度が上がります。ここでは、本返し縫いと半返し縫いの縫い方を図(写真)を交えて詳しく解説!さ[…]
![バイアステープでくるむ](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat18.jpg)
折り山をテープでくるみます。
![まつり縫い](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat19.jpg)
裏側は、まつり縫いで縫い付けます。
まつり縫いのやり方は、こちらのコラム↓で詳しく解説しています。
手縫いで行う、まつり縫いの方法を写真付きで詳しく解説します。まつり縫いの縫い方は1種だけではなく、たくさんの方法がありますので、すべて覚えておくと何かと便利ですよ。まつり縫いとは?どんな時につかう縫い方?ま[…]
布端をくるんで使う、バイアステープ。お裁縫を始めたばかりの方にとっては、バイアステープが上手に縫えない!裏側の縫い目が落ちる!など、つまづきやすいポイントでもあります。このコラムではバイアステープ縫い方と、種類の選び方など[…]
![鍋敷きミトン](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat20.jpg)
同じものをもうひとつ作ります。
ミトン部分を、鍋敷き本体に縫い付ける
![鍋敷きミトン](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat21.jpg)
さきほどキルトした鍋敷き本体に、ミトン部分を重ねます。
ミトン部分は、まつり縫いをした方が裏になるので、重ねるときに注意してくださいね。
![鍋敷きの周囲を縫う](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat22.jpg)
マチ針で留めて、周囲を縫いしろ5mmで縫います。
ここは並縫いでOKです。縫い目も大き目で大丈夫です。
![かんぬき止め](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat26.jpg)
ミトン部分の上下は、手を入れたときに多少力が加わるので、2~3針程度重ねて縫い付けておきます。
吊り下げ紐を付ける
![バイアステープで紐をつくる](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat23.jpg)
12cmに切ったバイアステープを、並縫いで縫い合わせて、ひも状にします。
![紐を折る](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat24.jpg)
上の画像のようにバイアステープを折ります。
![鍋敷きに紐を縫い付ける](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat25.jpg)
鍋敷きミトンの上部に縫い付けます。
鍋敷きミトンの周囲を、バイアステープでくるむ
![バイアステープでくるむ](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat27.jpg)
鍋敷き本体の周囲を、バイアステープでくるみます。
テープの始めは5mmほど折り返して、終わりは2cmほど重ねましょう。半返し縫いで一周縫います。
バイアステープの縫い方・つなぎ方は、こちら↓↓のコラムで詳しく解説しています。
布端をくるんで使う、バイアステープ。お裁縫を始めたばかりの方にとっては、バイアステープが上手に縫えない!裏側の縫い目が落ちる!など、つまづきやすいポイントでもあります。このコラムではバイアステープ縫い方と、種類の選び方など[…]
![バイアステープ](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat28.jpg)
裏側はまつり縫いで縫います。
![丸形の鍋敷きミトン](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat29.jpg)
![丸形の鍋敷きミトン(キルティング)](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat30.jpg)
丸形のキルティング鍋敷きミトンの完成です!
ミトン(鍋つかみ)としても使える!キルティング鍋敷き
![鍋つかみ(ミトン)](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat31.jpg)
表面のスリット部分に、親指とその他の指を差し込んで、鍋つかみとしても使えます。
厚手のキルト芯を挟んでいるので、熱いお鍋もしっかりつかめますよ。
![丸形の鍋敷き](https://koshirau.com/wp-content/uploads/2022/04/potmat32.jpg)
今回はすべて手縫いで作りましたが、もちろんミシンでも簡単に作れます。
ミシンの場合は、柄に沿ったキルトはできませんので、市販のキルティング生地のような柄でやってみてくださいね。
鍋敷きミトンの手作りにオススメの生地
鍋敷きや鍋つかみ(ミトン)の手作りには、天然繊維の生地を使うのがオススメです。
ミトンは熱いお鍋をつかんだり、オーブンの中のものをつかんだりします。
ポリエステルなどの化繊だと、熱で繊維が溶けるとまではいかなくても、表面がテカテカになるなど劣化する可能性があります。
今回の鍋敷きミトンで使用した生地は、表地裏地ともnunocoto fabric。
表地はコットン100%のオックス地。「ほんのりレトロな小花」という、かわいい花柄デザインです。
裏地はコットンリネン(ビエラ)の白無地です。
今回は手縫いでキルトをしたので、薄地~中厚地くらいの生地を選びました。(厚地だと縫えないので…)
ミシンで作る場合は、もっと厚手の生地を選ぶと、より耐久性の高い鍋敷きを作ることができますよ。
nunocoto fabricは全部で2,000以上のデザインがあり、さらに柄ごとに6種類の生地素材を選ぶことができます。
ぜひお気に入りの生地を見つけてみてくださいね。
- 価格:1,100円 〜 1,980円(生地の種類によって異なる)
- 素材:オックス/ダブルガーゼ/ローン/ビエラ/ツイル/キャンバス
- 巾:約110cm(プリント巾は約108cm)