ロングアンドショートステッチ

【刺繍】ロングアンドショートステッチのやり方(刺し方)、上手に刺すコツ

刺繍の刺し方で、ちょっと迷ってしまいがちなのが「ロングアンドショートステッチ」。

長短のストレートステッチを繰り返して、広い面を埋めていく刺し方ですが、刺す場所に迷ったり表面がデコボコしてしたり、なかなかうまくいかないこともあります。

ここでは、ロングアンドショートステッチの基本的な刺し方や、きれいに刺すためのちょっとしたポイントをご紹介します。

ロングアンドショートステッチとは?どんな縫い方?

ロングアンドショートステッチ(ロング&ショートS)とは、長いステッチと短いステッチを繰り返し、面を埋める刺繍の方法です。

ロングアンドショートステッチのメリットは、広い面積を埋められることや、グラデーションを作れること、また動物の毛並みを表現できるのもポイントです。

ステッチの長さに決まりはありませんが、1cmを超えると糸が引っ掛かりやすいので、それ以下で刺してみましょう。

ロングアンドショートステッチのやり方(刺し方)

ロングアンドショートステッチの刺し始め
刺し始めは面の内側で数針なみ縫いをして、糸を止める。
ロングアンドショートステッチのやり方
適当な長さで、ステッチをする。
ロングアンドショートステッチのやり方
短いステッチをすぐ隣に刺す。
ロングアンドショートステッチのやり方
長短のステッチを繰り返す。
ロングアンドショートステッチのやり方
1段目が刺せました!写真のように、ギザギザになるようにステッチの長さをランダムに変えて刺しましょう。
ロングアンドショートステッチのやり方
1段目のステッチの、糸と糸の間に針を出す。(このとき、刺繍糸を割ってしまっても大丈夫!)

ロングアンドショートステッチのやり方
適当な長さでステッチをする。このとき、1段目と平行に刺すのがポイント!
ロングアンドショートステッチのやり方
1段目に重なるように、長短のステッチを繰り返す。
ロングアンドショートステッチのやり方
ロングアンドショートステッチで面を埋めたところ。
ロングアンドショートステッチの刺し終わり
最後の刺し終わりは、裏面の縫い目に針をくぐらせて糸始末をする。
ロングアンドショートステッチといっても、必ずしも長いステッチを短いステッチを交互に繰り返す必要はありません。長さも統一せずにランダムにしたほうが、自然に仕上がりますよ。

ロングアンドショートステッチのやり方をイラストで解説

ロングアンドショートステッチのイラスト

このイラストのように、糸と糸の間にどんどんステッチをしていけばOK!むしろ重なってもOK!

ステッチの長さはきっちり決める必要はなく、ランダムに。隙間なく面が埋まればいいので、あまり神経質にならずに刺しても意外とうまくいきますよ。

ロング&ショートステッチは糸を何本取りでやる?比較してみた

ロングアンドショートステッチの刺繍糸の本数

6本取りなど、刺繍糸の本数が多いほど、ざっくりとした印象でカジュアルに仕上がりますね。

1本や2本取りなど本数が少ないと繊細な印象に。段の境目があいまいになるので、グラデーションをするときは本数が少ないほうがよさそうです。

ロングアンドショートステッチの刺し方には、種類がある!

ロングアンドショートステッチのやり方の違い

ロングアンドショートステッチのやり方は、人によって異なります。刺繍本や講師の方によってもバラバラです。

ロングアンドショートステッチの種類

Aの刺し方は、このコラムでご紹介したものです。

ステッチの長さはバラバラで、長短を規則的に繰り返さず、ランダムに刺しています。また2段目以降は、前段の糸と糸の隙間に針を入れ、重なるように刺します。

一方Bは、前段と同じ針の穴に刺していく方法です。刺す個所に迷うことがないので、初心者さんでも簡単にロングアンドショートステッチを刺すことができます。

糸と糸の間に刺すロングアンドショートステッチ
【A】糸が重なるようにランダムに刺したもの
同じ針穴に刺すロングアンドショートステッチ
【B】規則正しく同じ針穴に刺したもの

Aの方法でランダムなロングアンドショートステッチをすると、表面の凸凹がなく、フラットな印象になります。

Bの方法で規則正しく同じ針穴に入れると、段と段の境目がすこし凸凹します。また針の穴が目立ちやすくなります。

フラットなロングアンドショートステッチ
【A】表面の凸凹がなくフラット。針穴は目立たない
凸凹のロングアンドショートステッチ
【B】表面に凹凸がでやすい

どちらの刺し方が正解、というものではないので、お好みで選んでくださいね。

ロングアンドショートステッチを上手に刺すコツ

刺す方向を下書きしておく

リンゴの刺繍

ロングアンドショートステッチをするときは、ステッチの方向を下書きしておくのもオススメです。

特に円形のモチーフや、動物の刺繍をするときは、刺す方向に迷いがち。

あらかじめガイドがあると、刺しやすくなりますよ。

図案の外枠をステッチしておく

リンゴの刺繍

ロングアンドショートステッチで面を埋めるとき、刺繍の輪郭があいまいになってしまうことがあります。

カーブを描いた図案の場合は面を埋める前に、ランニングステッチやアウトラインステッチなどで外枠を囲んでおくのがオススメ!

面を埋めるときは、囲んだステッチの外側から針を出しましょう。

リンゴの刺繍
リンゴの刺繍

グラデーションを上手に刺すポイント

ロングアンドショートステッチで、グラデーションを作りたいときは、刺す方向だけじゃなく色の切り替え部分にも目印をつけておくのがおすすめです。

ロングアンドショートステッチでグラデーションを刺す
ロングアンドショートステッチでグラデーションを刺す

ロングアンドショートステッチとサテンステッチの使い分け

面を埋めるステッチといえば、サテンステッチもありますよね。

ロングアンドショートステッチとサテンステッチの使い分けは、特に決まりはありませんが、次のように決めてみるといいと思います。

  • 1cmを超える面積を埋めるとき:ロング&ショート
  • 動物の毛並みを表現したいとき:ロング&ショート
  • お花などグラデーションにしたいとき:ロング&ショート
  • 家や車など、無機質な図案を刺すとき:サテンステッチ

サテンステッチは同じ長さのステッチを平行に並べる刺し方です。

ベタ塗りしたような見た目で、表面の凸凹はありません。つるんっとした表情を出したいときにはサテンステッチを使いましょう。

一方でサテンステッチは、あまり長い距離を刺すと、糸が引っかかって刺繍が崩れてしまう可能性があります。

一方ロングアンドショートステッチは、長短のステッチを繰り返して面を埋めるので、表面の引っ掛かりがサテンSよりも少ないのが特徴。

1cmを超える、大きな面積を埋めるときはロングアンドショートステッチがおすすめです。

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