刺繍の刺し方の中でも、初心者さんが簡単に楽しめるのが「バックステッチ」。
バックステッチができるようになれば、名前刺繍やシンプルなモチーフの刺繍ができるようになります。
やり方は「本返し縫い」と同じで、かんたん!
やり方とコツ、おしゃれなアレンジ方法をご紹介します。
バックステッチとは?どんな縫い方?
バックステッチとは、ミシンのようにつながった縫い目が特徴のステッチです。
面を埋めるのではなく、名前刺繍や装飾などの「線」の刺繍によく利用される刺し方のひとつです。
またサテンステッチをする前の縁取りに使われることもあります。
本返し縫いとの違い
本返し縫いとバックステッチは、まったく同じやりかたです。見た目の違いもありません。
しいて言うなら、使われるシーンが異なります。
2枚以上の生地を丈夫に縫い合わせるときには「本返し縫い」。表から見えることは、ほぼありません。
一方、ステッチ(縫い目)自体が主役になるのが「バックステッチ」です。
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アウトラインステッチとの違い
アウトラインステッチとバックステッチは、別の刺し方です。ステッチのやり方が異なります。
アウトラインステッチの方が曲線を滑らかに刺せるほか、見た目もやや太く仕上がります。
こちらのコラム↓↓で、アウトラインステッチのやり方を詳しく解説しています。
バックステッチのやり方(刺し方)
バックステッチの裏側は、糸が重なってごちゃっとしていますが、これで正解です。
バックステッチのやり方を動画でチェック!
バックステッチの刺し方を、動画で詳しく解説しています。
こちらもぜひご覧くださいね。
バックステッチは何本取り?糸の本数による違い
バックステッチを何本取りで刺すかによって、見た目の印象が異なります。
ここではよく使われる本数で比べてみました。
6本取りはしっかりとした太さで、カジュアルな印象になります。
3本取りは使いやすい太さですね。名前刺繍にもオススメです。
2本取りは細くて繊細な感じになります。細かい刺繍を刺すときにオススメです。
バックステッチをキレイに刺すコツ
バックステッチは、刺繍の中でもかんたんな刺し方です。
とはいえキレイに刺すポイントがあるので、ご紹介します!
幅(長さ・間隔)は一定にする
ステッチの幅(1針あたりの長さ)は、一定に保ちましょう。
ステッチ幅に長短があると、初心者っぽく見えてしまいます。
なお幅は、図案によって調整するのがオススメです。
ちいさな図案なら細かいステッチ幅で、大きな図案なら幅広のステッチがいいでしょう。
曲線(カーブ)のコツ
バックステッチで円や曲線(カーブ)を刺すときは、細かい幅の縫い目にするのがポイントです。
大きなステッチだとカーブがうまく描けず、カクカクになってしまいます。
角の刺し方
バックステッチだけでできる!お名前刺繍のやり方
バックステッチができるようになれば、お名前刺繍(文字刺繍)もできるようになります。
ひらがなやアルファベットは、曲線が多いので、ステッチは細かく刺すのがポイント!
漢字は書き順通りに刺すと裏側がぐちゃぐちゃになるので、書き順は無視して刺しましょう。
お名前刺繍のやり方とコツは、こちら↓↓のコラムで詳しく解説していますので、ぜひご覧くださいね。
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バックステッチの応用アレンジ方法
バックステッチをかわいくアレンジする方法をご紹介します。
イニシャル刺繍や、ちょっとした装飾にオススメですよー!
巻きつけバックステッチ
スレッデッドバックステッチ
バックステッチの応用アレンジ 解説動画
巻きつけバックステッチと、スレッデッドバックステッチのやり方を動画にしました!
より分かりやすいと思うので、ぜひチェックしてみて下さいね。
何かと使うことが多い「チェーンステッチ」。刺繍の基本的な刺し方のひとつです。丸い鎖が連なった形がかわいらしく、いろいろな用途で使えるので初心者さんにはぜひ覚えておいてほしいステッチです。ここではチェーンステッチの基本的な刺[…]
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