幼稚園や保育園の入園グッズ、レッスンバッグなどに、お子さんの名前を刺繍したい!という方へ、お名前刺繍のやり方を解説!
ミシンがなくても、手縫いでかんたんに名前刺繍ができます。
ガタガタになっちゃう、汚くなっちゃう…、という人向けに、図案の用意の仕方から上手に刺すコツまで、詳しく紹介していきます。
手縫いで作る、名前刺繍の刺し方の種類
刺繍のステッチにはいくつかのやり方があります。
それぞれ見た目が違ったり、同じ糸の本数で刺しても太さが違ったりします。
刺繍をするスペースや、お好みの見た目でどれにするか選んでくださいね。
次の段落から、それぞれのステッチの名前刺繍のやり方を解説していきます。
簡単!初心者向け「バックステッチ」の名前刺繍
まずは、もっとも簡単にできるバックステッチの名前刺繍を紹介します。
バックステッチは、細めのラインに仕上がります。
細かい部分も刺しやすいので、漢字など小さな文字を刺繍するときにオススメです。
バックステッチの名前刺繍のやり方(動画)
曲線がなめらか「アウトラインステッチ」の名前刺繍
次にご紹介するのは、アウトラインステッチを使ったお名前刺繍です。
アウトラインステッチは、バックステッチに比べると少し太めの線になります。
また、曲線をなめらかに刺すことができるので、ひらがなやローマ字の刺繍におすすめですよ。
アウトラインステッチは、こちらでも詳しくやり方を解説しています!すこし刺し方が異なりますが、とっても参考になるのでぜひご覧ください。
アウトラインステッチの名前刺繡のやり方(動画)
カジュアルでかわいい「チェーンステッチ」の名前刺繍
つぎにご紹介するのは、チェーンステッチのお名前刺繍のやり方です。
チェーンステッチは、太くて存在感のあるお名前刺繍ができます。見た目はまるっこくて、かわいい印象ですね。
小さな文字は刺しにくいので、大きめのお名前刺繍をしたいときにオススメです。
チェーンステッチのやり方は、こちらのコラムでも詳しく解説しています。チェーンステッチで漢字を刺すときのポイントも解説しています。
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チェーンステッチの名前刺繍のやり方(動画)
太くしたいなら「サテンステッチ」の名前刺繍
最後にご紹介するのは、サテンステッチで行うお名前刺繍です。
ひらがなや漢字をサテンステッチで刺繍するときは、大きなサイズの方が刺しやすいです。
初心者さんは、今回のようなアルファベット(ローマ字)や、カタカナがおすすめですよ。
なおサテンステッチをする前の縁取りは、行わなくても大丈夫です。
ただ、事前に縁取りをしておくと刺しやすくなるだけじゃなく、ぷっくりとした見た目になって、サテンステッチの良さが引き立ちますよ。
サテンステッチの名前刺繡のやり方(動画)
お名前刺繍を上手に行うポイント
タオルハンカチやレッスンバッグ、上履きなど、毎日使うアイテムだからこそ、きれいな名前刺繍をしてあげたいですよね。
名前刺繍はちょっとしたコツをおさえるだけで、ぐっと完成度が上がりますよ。
筆記体やアルファベットなど、曲線のコツ
曲線(カーブ)を刺繍するときは、細かい縫い目でステッチをしましょう。
大きなステッチだとカクカクした文字になってしまいます。
書き順は無視して刺そう!裏面の美しさも気にかけよう
文字を刺繍するとき、どうしても書き順通りに刺したくなりますよね。
でも刺繍の時は書き順は無視して、図形としてとらえるのがおすすめ!
書き順通りに刺すと裏面にたくさんの糸が渡り、汚くなってしまいます。とくに漢字を刺すときは注意してください。
もちろん、線が終わるたびに玉止めをしてもいいですが、面倒な方は刺す順番を工夫してみましょう。
たとえば「あおい」という名前を刺繍するときは、この画像のように、書き順を無視して刺してみましょう。
刺し終わりと刺し始めが、なるべく短い距離になるように順番を考えれば、裏面が汚くなりにくいです。
タオルハンカチなど刺繍の裏面も表に見えるアイテムなら、刺し順にも気を付けてみましょう。
そもそも、図案が大事!
刺繍のテクニック以前に、きれいな図案を用意するのも重要なポイントです。
字を書くのが苦手だったり、癖のある字だったりする方は、印字した図案を用意したほうがきれいな名前刺繍ができるでしょう。
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お名前刺繍のやり方(図案の用意)
お名前刺繍をする際は、もちろんチャコペンで布に直接フリーハンドで書いてOK!水やアイロンの熱で消えるチャコペンを使用するのがオススメです。
ただし自分の字に自信がない方や、おしゃれなフォントで刺繍をしたい方は、印字された図案を用意するのがオススメです。
ここではパソコンのWord(ワード)を使用した、図案の作成方法をご紹介します。
刺繍図案の作り方(Word)
ワードを立ち上げたら、メニューバーの「挿入」→テキストボックスをクリックします。
次に、メニューバーの「書式」→「サイズ」で、好きなサイズに調整します。
メニューバー「ホーム」に戻り、書式を指定します。フォント、サイズ、太さ、文字間などを調節しましょう。
フォントによって文字の高さが異なるので、テキストボックスに入りきらないこともあります。テキストボックスの高さを調節してくださいね。
刺繍図案の写し方
A4で印刷した図案の上に布を重ねて、チャコペンで文字をなぞります。線があいまいになると刺しにくいので、しっかりと写しましょう。
タオルやキルティングなど厚手の生地に刺繍する場合は、チャコペーパーを使用します。
布→チャコペーパー→図案の順に重ねて、上からなぞって転写します。
チャコペーパーは楽天やAmazonだと400円~500円程度で購入可能。100均で売っていることもあるようです。
【応用編】複数のステッチを組み合わせた、おしゃれな名前刺繍
基本のステッチさえ覚えてしまえば、デザイン性の高いおしゃれな名前刺繍も作ることができます。
たとえばこちらの筆記体(カリグラフィ)の刺繍は、アウトラインステッチとロングアンドショートステッチ、フレンチノットステッチを組み合わせました。
おしゃれなイニシャル刺繍におすすめですよー!
一方こちらは、ポップなアルファベット刺繍をしてみました。
チェーンステッチやフレンチノットステッチなどを組み合わせてデザインしています。
お名前刺繍をちょっとアレンジしたいな、という方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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